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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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久しぶりのデート

行きたいところがある

ずっと好きでまた会いたいと思っていた柚那ゆずなちゃんと再会出来たことはホントに喜ばしいこと。メイクをしていて瞬時に分からなかったがあのかわいい声で思い出した。


ラインも復活したしこれでまたやり取り出来る。

和真かずまとしては今度柚那ゆずなちゃんと出会えたのならばピクニックデートをしたいと考えていた。提案はするが決めるのは柚那ちゃんで返事を待つ。


「ピクニックデートって言われてみればしたことないからいいね。お弁当作って持っていくから空いている日を教えて。フル単で後は卒論出すだけだからさ」

定期テストの対策もしなきゃいけないから夏休みとかにして欲しいと自分から提案をする。


専門科目は難しいけれど教養科目くらいなら柚那ゆずな実夢みゆも教えてあげられると思うからいつでも頼ってね。バレエとアルバイトの日々だからさ。


レポートや最終講義内でテストを行う科目もあり、テスト期間内で勉強する必要があるのは数教科だけで自力でどうにか出来そうな感じだったが念には念をと柚那ゆずなちゃんと実夢みゆ、それぞれにラインで聞いたりしていた。


奇跡的なことに定期テスト期間中は全て持込み可でそれを参考にして解答欄を全て埋めた。全く分からなくて頓珍漢とんちんかんなことを書いても区分点でもらえたらと淡い期待も込めてのことだった。


そして夏休みを迎えたことをラインで伝えた。

「お盆に向日葵ひまわりキレイに咲いて有名な公園があるからそこに行きたい。場所はまた送るね」

そう言われて待っていると約1時間ほどの場所だと電車乗換案内で確認をする。


8月から約1ヶ月半の間休みだが、その期間で他に会える日がないか柚那ゆずなちゃんに聞いた。言っている公園でピクニックデートだけって言うのも寂しいから他にもどこか行きたいと提案をした。


すると和真君かずまくん、どこに出かけたい?

柚那ゆずなちゃんとお出かけしたい場所……。どこだろうとしばらく考えて動物園、水族館、工場見学、横浜よこはま中華街、可能なら柚那ちゃんの家と全てが叶うわけがないと分かりつつも思い浮かぶものをラインで送った。


じゃあ全て回ろうと日時を指定されてある駅に来て欲しいとお願いをされた。久しぶりのデートだから新しい洋服を買おうとアパレルショップでポロシャツとズボンを買って学生寮に戻る。


翌日に備え、買ってきたポロシャツとズボンをベッドの近くに置いて早めに寝た。翌朝、用意をして髪の毛にワックスを付けてカギを閉めて出る。


電車で集合場所の駅に向かう。予定時間よりも早く着いて音楽プレーヤーを聞いて時間を潰していた。突如、片方のイヤホンが外れてお待たせと耳元でささやいていた。


振り向くとリボンがついた黄緑のワンピースに麦わら帽子を被っている柚那ゆずなちゃんがいた。手を繋いで動物園から横浜よこはま中華街まで全て回って疲れ果てた和真かずまをそのまま家に呼ぶ。


誰も1日で周ろうとは決して思っていなかったし、そうなるとも思っていなかった。布団を敷いて柚那ゆずなちゃんと同じで寝ようにも寝付けない。


次のデートはお盆の頃に向日葵ひまわりを見に行く日なのか、それとも別のところに行けるのかまた予定を確認しなくてはならない。

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