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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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オンライン受験

悩む

内部進学で高校に通っている和真かずま。自分もやってみたいことや行きたい学校を見つけてそこに行くために入学して間もない時から勉強を始めて楽しかったというよりも大変だった高校生活を送っていた。それもあってか点数もよく、順位もそれなりの位置にいてキープをしていた。


そのような生活を推薦入試ギリギリまで送る。

来春に出来る学部学科のため、過去問もなければ偏差値も分からない中で勉強するほど大変で苦痛なものはない。試験で似たような問題が出てくれればと祈るばかり。


初年度だからなのか遠方にいる人を考慮してなのかパソコンやスマホを使ったオンライン受験が可能で、和真かずまはその対象だった。選択制で飛行機に乗って現地で受けるかそれともネット環境さえあればどこでも受けられるオンラインか悩む。


出願ギリギリで交通費もかなりかかるからとオンライン受験で出願してオンラインで出来る他大学の過去問をやってみたりと色々な対策をしていた。何かあればチャットや電話で問い合わせて欲しいと願書の注意書きに記載されていた。


ここまで予習してまた予習、そして復習とやってきて、正直不安しかないがやるしかない。ダメなら他大学に行くだけと割り切って受験当日を迎える。当日、ログインをして待機していた。


問題文を読むと他大学の過去問に似たような問題から学校で習ったことがそのまま出てきた問題もあったりと緊張している割にはスラスラ解けている気がしていた。オンライン受験だから提出を押すためでは気が抜けない。


考えられるのは途中でネットが切れてしまって再度解き直しをしていたら全部答えられなかったとならないように答えを間違わないように、ネット環境に気をつけてと細心の注意を払っていた。


提出を終えてからはアプリでオンライン面接。正直これは対策をしたくても学校側から前例がないからムリと断られて家で家族に面接官役をしてもらってやるくらいしか出来なかった。


選択問題と同様に聞かれたことを答えることも意識しなくてはならないが、それ以上に途中でネット環境が悪くなって聞き取りにくいと言われては心象が悪いのではないかと懸念をしていた。


これで本日は終了という言葉を聞いてアプリから退出をした。これで後は結果を待つだけ、飛行機に乗って電車に乗りついででも現地で受けるべきだったかなと終わってから後悔をしていた。後は結果を待つだけでこの時間がやたら長く感じる。


実夢みゆも受験の時、終わってから待つまでの間がスゴく長く感じたのかなと思いながら結果を待つ。結果は先行してネットで発表されて合格ならば郵送で必要書類が送られてくる予定。



メールが届いていないのに和真かずまの自宅には郵便物が届いて中を開けると合格通知と必要書類が入っていた。なぜメールが届かなかったのか確認をしてみると選択問題やアプリで知らない間にモバイル通信に繋がっていてそれで通信制限になっていたから見れなかったと気づいた。


何あともあれ進路が確定したことにホッとして応援をしてくれていた実夢みゆに合格したことを伝える。これで自分も大学生になるのかと実感する。

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