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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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進級

色々あったけど

実夢が内部進学をして、アルバイトを始めてバイトリーダーになって新メニュー考案して柚那ゆずなちゃんの愛知あいち公演を見に行ってと怒涛どとうの1年が過ぎてあっという間に年が変わって春休みになっていた。


和真かずまとしてはとりあえず赤点になることはなく、無事に進級できたことによかったと思っていた。だが、来春はそんな悠長なことを言っていられない。なぜなら再び地獄の内部テストが待っていてそれによっては卒業出来ても別の学校に受験をしなくてはならない。


その反面、忙しい中でも時間をやりくりしていたのが実夢だった。高校に進学をして最初のテストでトップの成績を残したのを筆頭に基本的には平均から上位にいる。その中でアルバイトをしていてバレエ教室にも通っている。


実夢みゆもまた柚那ゆずなちゃんと同じ短い時間の睡眠時間で大丈夫なショートスリーパーなのか。それにプラスアルファして要領がいいのだろう。そうでなければ話の説明がつかないと解釈していた。


実夢みゆはこの先の進路をどうするのだろう。高校を卒業をして柚那ゆずなちゃんのようにどこかのバレエ団体に所属をするのか、それとも専門学校や大学に進学をするのか。少し早いが気になっていた。


始業式の翌日、スクールバスで実夢みゆに尋ねると自分を分析をしていた。


「これからゆっくり考えていこうかなと思うよ。柚那ゆずなくらいのレベルに達しないとバレエ団体からオファーは来ないし、オーディションを受けてもって思うからさ。まずは大学や専門学校っていう感じかな。和真君かずまくんは?」


そう聞かれて全く何も考えていない。中学校の内部進学の時と同じような心境でいた。ダメなら他の学校に行くしかない。


これから勉強がもっと難しくなるのかと考えると気が重たくなるがそう言っていても時間は進んでいく。予習、予習、復習をしていくしかないし上その時間を今までよりも多く時間を割かなくては。自分は要領がよくないのだから。


どうして柚那ゆずなちゃんや実夢みゆはあんなに要領がよくて手先が器用なのだろうか。アルバイトでレシピ通りに作ることが出来ても新メニューを考えて作るのは想像力がないとダメだし、ある程度の味じゃないと販売には結びつかない。


そう考えても手先が器用というのと想像力にけていなければ難しいというのは客観的に見ても分かる。


そういえば柚那ゆずなちゃんの手料理を食べたことがないな、これならば近くの公園でピクニックデートでお弁当を作ってもらえばよかったと後悔をしていた。だから帰ってきた時に手料理を作ってもらおうと考えていた。


ベッドで寝転がりながらピクニックデートで何を作って来てもらおうかなと妄想シミュレーションをしていた。おにぎりと玉子焼き、からあげとかあったらいいなと続々と頭の中で膨らんでいた。

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