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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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アドレナリン

楽しみすぎた

帰りの新幹線でよほど楽しかったのか愛知県あいちけんに行けてよかったね。また日本公演をやってくれないなと思っていた。あくまでも柚那ゆずなを観に行くのが目的だけど、終わったあとに全国にあるかわいいを探しにも行きたいし。


この話を実夢みゆから聞いてかわいいを探しに行くのがメインなのか、柚那ゆずなちゃんを観に行くのがメインなのかをその真相は決して分からない。そう思ったら急に頭を抱え込み、体調が悪いのか聞く。


和真君かずまくん、ありがとう。体調が悪くて頭を抱えている訳じゃなくて愛知県あいちけんに行ったのに何もお土産を買っていないことに気がついて……」


既に関門かんもんトンネルに近づいていており、時すでに遅しという状況だった。今から戻ってお土産を買いに行く。そう言わないか心配をしていた。


落胆をする実夢みゆだが、こればかりは仕方ない。そのために新幹線に乗る訳にもいかないとこの日はインターネットカフェに泊まろうと愛知のお土産について調べていた。


何コレ、めっちゃかわいいとテンションが上がって和真に話しかけてた実夢みゆ。それはかえるの形をしたまんじゅうのかえるまんじゅう、そしてひよこをかたどったお菓子を見つけて購入した自宅に設定をして届くのを楽しみにしていた。


観光に行ってその場でお土産を買わずにまさかネットで買うことになるとは実夢みゆも思っておらず、もう少し時間の使い方を考えようと決めた。


そしてかわいいねと話していると何か忘れているような気がしているな、だけと思い出せずにいる和真かずま。カバンを開けると柚那ゆずなちゃんに渡そうと思って買ったクマボトルが入っていた。また会う機会があるの時に渡そうと家で保管しようと決めた。


シャワーを浴びて大広間にあるイスに座って寝ていた。知らない間に実夢みゆも隣で寝ていたみたい。

翌朝目を覚ますとこの前のことがあったため、恐る恐る目を開いて実夢みゆの方を確認をしてホッとする。


和真君かずまくん、おはよう。寝言で柚那ゆずなちゃん大好き。ずっとイタリアに帰らないでずっと傍にいてって言ってたよ。ホントに柚那ゆずなのことが好きなんだね。何かを確かめるように目を覚ましてどうしたの?もしかしてここで着替えると思った?」


そう聞かれて頷くとシャワーを浴びに行こうと誘われるが、昨日言った通り待つと答えた。


朝ごはんにインターネットカフェで学生パスでピザとドリアを注文をしてシェアをし合って予定の特急電車に乗るべく、福岡県ふくおかけん小倉駅こくらえきのホームで待っていた。


この特急電車にはいつもお世話になっている訳だがまた実夢のバレエで遠征に行く時に使うかもしれない、そして柚那ゆずなちゃんが日本公演をどこかでやるかもしれない。


最寄りの佐伯駅さいきえきに戻ってきて次はどこに行くのだろうと実夢みゆと話し合って家に向かう和真かずまだった。ひと休みしてからアルバイトに向かうという実夢みゆ、ムリだけはしないように伝える。

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