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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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ギリギリまで

電車好きとして

乗換案内で電車の時間を調べる和真かずま。切符を買ってホームで待つでもその間にどこか寄るかを実夢みゆ柚那ゆずなちゃんに聞くとディスカウントストアに寄りたいという。名鉄電車めいてつでしゃの時間もあるから長くいれないよと先に名古屋駅なごやえきで切符を買う。


定刻通りやってきた電車に乗ってイスを回転をさせて喋りながら車窓を眺めている。すると取り外しの出来るチョコミントの付けツメと星のイヤリングを付けていた。かわいすぎてスマホで撮る。


見たことない景色に興奮をする和真かずま。この姿はいつ見ても変わらずかわいいなと眺めている柚那ゆずなちゃんと実夢みゆ。頭を撫でていつまでもこのままでいてねと同じ言葉を両耳から言われる。


急に何かを思い出したかのようにてのひらにグーをして話し出す実夢みゆ。何かを思い出したかのように急にしゃべり出した。


「かわいい姿で思い出した。今朝ね、実夢みゆが着替えようとしていたら和真君かずまくんが目を覚まして振り向いたら顔を赤くしてたからタイミングが悪いと思って目を閉じたの。あ、これは寝たフリをしているなって気づいて一緒にお風呂に入るか誘ったら友達と言えど思春期の男女が一緒に入るのはモラルとしてよくないって顔を真っ赤にして言っている姿がホントにかわいくて。イジワルしちゃった」

忘れていたことを蒸し返された気分だった。


和真君かずまくんって童顔ってだけでもかわいいのによく顔を真っ赤にして愛おしいし、もう弟みたいだよね。今度柚那ゆずなもやってみようかなと笑っていた。


もうそれを意図的にされると起きるタイミングで着替えようとしたらどういうリアクションをするのか。布団にまるまるのかどうするのか。


それをされたら目を開けることが出来ないから止めて欲しい、冗談でもそういうことを言うことを中学生男子に言うことじゃないと反論をするとイジワルでホントはどうなのと悪い顔で聞いてくる。ちょっとだけとジェスチャーで答えた。


暴露話をされた上に話を広げられ、とても恥ずかしい気持ちの和真かずま。そうこうしているうちに旅の目的地、犬山駅いぬやまえきに着いた。


城下町に向かっている途中、着物レンタルを見つけて中に入って浴衣を見て柚那ゆずなちゃんは黄緑色、実夢は淡いピンクを持って耳元で着替え姿を見たかったらどうぞと柚那ゆずなちゃんがささやく。ふざけてないで早く着替えてきたと伝えた。何度イジワルをするのか。


着替え終わるのを待って久しぶりに柚那ちゃんと実夢と手を握って歩く。数年ぶりに手の温もりを感じているとドキドキする。


まずは三光稲荷神社さんこういなりじんじゃに向かってハート絵馬を買って写真を撮ってそれぞれ願い事を書いて再び写真を撮る。お城に登って景色を眺めて城下町を眺めていた。


そして城下町を歩いて道行く女の子に映えグルメを聞く柚那ゆずなちゃんと実夢みゆ。何店舗か聞いてどの順番で巡るか話し合っていた。


まず、ミニワッフルに恋小町だんごと周り、次にハートの乗ったいちごみるくソフトや星降る抹茶ソフト買って写真を撮りあってから食べる。他にもハートの受皿に柴犬の描かれた団子もスマホで撮ってハート型のアイスやハート型のコロッケ。後は何かないかなと店員さんに聞いて抹茶チーズケーキにハートがあると聞いて向かった


注文してかわいいとテンションをあがって写真を撮っていた。そしてかわいいを網羅して満足したのか浴衣を返しに行って駅に向かう。


愛知県あいちけんのかわいいは犬山いぬやまにあり。その言葉を残してそれぞれの帰り道、名古屋なごやに戻って行った。

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