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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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この手段があったか

旅路の友として

せっかく柚那ゆずなちゃんが日本に来るのに行けなかったとなるとこれほど悲しいことはない。当選したのは愛知県あいちけんで、前に観光で行った大阪府おおさかふ和歌山県わかやまけんよりも遠い。佐伯駅さいきえきから名古屋駅なごやえきまでを乗換案内で調べると、5時間を超える。これを何を意味するのか実夢みゆに聞かなくても何で行くか。


交通費を安く抑えたいと考えた和真かずま、ネットを駆使して探していると飛行機とホテルパックの文字を見つけて実夢みゆにラインで送るとかなり安くつくねとニコちゃんマーク付きで送られてきた。


飛行機が苦手なことを考慮してくれた実夢から特急電車で福岡の小倉駅こくらえきまで行ってそこから新幹線に乗ろうと逆に提案をしてくれてそのまま申込までお願いをした。


当日、お泊まりと翌日の荷物をカバンを持って始発の佐伯駅さいきえきから小倉駅こくらえきまで特急電車に乗り、新幹線で名古屋駅なごやえきに向かう。途中で駅弁を買って食べつつ車窓を眺めている和真かずま。その姿は少年そのままだった。


お昼が過ぎて名古屋駅なごやえきに降り立った。

小腹が空いたなと歩いていると構内に立ち食いのきしめんを見つけた。現地に行ったらご当地グルメを食べようと考えてはいたがいきなり出くわすのは思ってもいなかった。


混んでおり、しばらく並んでから店内に入って食べて出たがまだ午後1時。ホテルにチェックインをするのにもまだ時間があって中に入れない。愛知県あいちけんと言えば喫茶店と予備知識を入れてきた和真だったが、さっききしめんを食べたばかりで何かを食べようという気にはならなかった。


散策をしながらおやつでも食べれたらなと改札を出て駅周辺を歩いていた。暇つぶしにもなるしと辿り着いたのは伏見ふしみというところにある科学館でプラネタリウムを一緒に見ていた。


見終わってチェックイン出来る時間になった。荷物だけ置きにチェックインするのでもいいが、小腹が空いてきて喫茶店やカフェがないかと探して再び歩き出す。


駅に戻って10分ほど歩くと水色を基調としたお店を見つけると実夢みゆはスマホを取り出して何枚も撮っている。そしてお店の中に入ると何にするか悩むほどメニューが多かった。


その中でもかわいいクマボトルのジュースを見つけた。オレンジジュースやリンゴジュースとあって、他にはストロベリーソーダやマンゴーソーダがあって和真かずま実夢みゆ、それぞれ違うボトルが欲しくて後はオニオンリングとポテトを注文する。


出てくるまでその場で待ってエレベーターでジュース姿のクマボトルを撮って、飲み干して再び撮る。オニオンリングとポテトを食べ終えて壁がかわいすぎると立ち上がってかわいい壁面を見てテンションの上がる実夢みゆ


他の階はどんな感じなのかとエレベーターで降りて見るとまるでお菓子の家にあるような感じをイメージした壁面があってそこでもクマボトルと共にインカメラで撮影し、壁面を単独で撮る。


やっぱり女の子はかわいいものが好きなんだなと実感した、和真かずま。ホテルに向かってチェックインをして部屋に荷物を置いて近くの味噌カツを食べに行った。帰ってきたら疲れていたからなのか、和真かずまはパジャマに着替えることもなく寝てしまった。

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