表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
55/104

嬉しい記事

各地を巡る

何気なくいつものようにブログをチェックをしている和真かずま、そこに驚くべきことが書かれていた。それは日本公演が夏に40日間で20都市を巡ると書かれていて、詳細については順次更新するとのこと。喜びのあまり、スクールバスで隣にいる実夢みゆにラインをしてしまうほどだった。


隣で喋っているからラインの文字じゃなくて口で伝えればいいのにとちょっぴりぷりぷりした実夢みゆがいた。お互いにあの有名なバレエ団体が日本に来る。そして柚那ゆずなちゃんが帰ってくるねと盛り上がっていた。


どこの都市に来るのかは分からないが、チケットの倍率は争奪戦になるからすぐに入れるようにチケットサイトをお気に入り登録しておいた方がいいとアドバイスをもらう。


しばらくしてその日本公演での都市が発表されて北は北海道ほっかいどうから南は鹿児島県かごしまけんまでの地域が公表され、どこが倍率が高そうなのかと考えていた。


ライブというと大都市から売れていく。抽選などに外れた人が別の都市に再抽選をかけて当落が分かることが多いけど柚那ゆずなちゃんが所属をするバレエ団体の日本公演は少し違っていた。


柚那ゆずなちゃんが入団をする前にも日本公演があったみたいだがその際は通常では考えられないことが起きた。それは大都市で空席があって、それ以外の場所では完売するという現象だった。


その理由を考えてみたが結果が出なかった和真。実夢みゆに聞くとその理由の意味が理解出来なかった。


「普通、駅から近い大都市に行きたいと思う人が多いでしょ?それで多くの人は抽選をしても諦めて少し離れた郊外の都市でやる公演に応募する人が殺到してそこで外れた人が大都市に申込することが多いかな。全て抽選かけて外れた実夢に語る資格ないけどね」


過去にあった言いたくないことを聞き出してしまって申し訳ない気持ちの和真かずまだった。


チケット抽選の日がちょうど実夢みゆが働くアルバイト先のシフトが分かる日。人気な場所は秒でなくなるが、スグに申込出来ずにいる実夢はもどかしい気持ちでいる。


掲示板を見ていると実夢みゆと同じような人がいる中でどれか当たればいいな、どうせ当たらないと行われる公演全てに抽選をかけて全当選した。だが、結局お金が払えずに見に行けなくなるだけでなくてブラックリスト入りをしたと書いている人もいた。


和真かずまとしては九州で行われる公演は全て応募をかけたが、即日落選のメールが届いて実夢にもそのことを伝えた。せめて福岡県ふくおかけん鹿児島県かごしまけんに当たれば行きやすかったのにと愚痴を言っていた。


翌週、その次に近かったのが愛知公演でこっちに再抽選かけると当選メールが届いて2人分確保出来た。初めての愛知県あいちけん、どこに出かけようかも含めて楽しみで仕方なかった。


新幹線のある福岡県ふくおかけんにある小倉こくら名古屋なごやをパックにして、それ以外の分は普通に払うようにした。そしてこの愛知あいち公演が夏休みでホントによかったねと話す和真かずま実夢みゆ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ