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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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願いが通じた

ベリーグッド

実夢みゆがアルバイトを始めてから数週間が経っていてそろそろご飯屋に行って実夢みゆの作ったものを食べたいとお願いをすると新しいシフトが出たらねと何度お願いをして許しが出たことか。


平日、学校が終わって久しぶりに家でゆっくりした後に今日は外でご飯を食べてくると家族に告げていざ実夢みゆの働くお店に行くことにした。


忙しい時間に行くとお目当てのものがなくなってしまうと晩御飯の時間帯の前にお店に行くと空いていた。店内には何種類ものお惣菜や野菜炒め、チキン南蛮などのラインナップが並ぶ。


キッチンでから揚げを揚げつつ、チキン南蛮とトンカツを切っている姿が見えた。何を取ろうか悩む和真の姿を見つけた実夢みゆ、キッチン内から来てくれてありがとうの意味を込めてウィンクをする余裕があるくらい手馴れていた。


から揚げとチキン南蛮、サバの煮付けと鉄火丼を購入して空いている席に座る。記念にスマホで撮って柚那ゆずなちゃんに働いているお店で作っているものを買ってみたと久しぶりにラインを送る。


写真を撮り終わって食べようとすると電話がかかってくる。相手は柚那ゆずなちゃんからだった。


和真君かずまくん、久しぶり。全然連絡くれないから好きな人でも出来ちゃったかと思って心配してたよ。実夢みゆ何か時差のことを気にしてと思うくらいライン来るのに。電話かけたのは実夢みゆ本人にも言ったけど柚那ゆずながイタリアにいるからそのためにってスゴいね。無理しないように見守っていてね」


時刻は午後7時、イタリアはちょうどお昼頃になる。時差のことを気にしていたこともあったし、忙しくてラインしたら迷惑かなと伝えた。


イタリア語でもうすぐ授業だからと声をかけていた先生から言われたみたく、電話が切れてご飯を食べていた。


きっと工程や作り方があるのだろう。そうだとしてもアルバイトを始めて数ヶ月でここまで出来るのが普通なのだろうか。それとも実夢みゆが出際がよくて何でも出来るのかと思いつつ食べていた。友達が作ったものを食べに来たのが目的なのにそのこと自体が同時に新鮮に感じていた。


お店を出て家に帰る。柚那ゆずなちゃんと少し電話してからご飯を食べて帰ってきても時間はまだ午後9時を回ったところだ。寝るには早いし、何かをしようにも何も思い浮かばない。


とりあえず好きな電車を調べた。友達の実夢みゆとどこか行くことになった時、そして柚那ゆずなちゃんが日本に帰ってきてどこか行こうとなった時のために勝手にシミュレーションをしていた。


同時に最近女の子の中で何が流行っているのか調べるとかわいいものを映えというのだと学ぶ。九州のみならず、全国の映えについて調べてどこに何があってどういう電車に乗るのかと思うとワクワクしていた。

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