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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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仲間のために

時間の使い方

実夢みゆからあることを告げられて和真を目を丸くして驚き、何度も聞き直してしまった。それはアルバイトをするってことだった。


高校生だしアルバイトをする人はいても何ら不思議なことではないし、中学を卒業したタイミングで即日バイトも含めるとアルバイトを始めようと思う人がいても驚くべきことではない。アルバイトをする理由を聞いてみた。


「突然アルバイトをするって言ったからビックリしたよね。高校生になってアルバイトが出来る年齢になってバレエで遠征する時の費用、目標としてはアルバイト代でイタリアに行って柚那とまた会うこと。だから時間がある時にスマホで調べているの」


その話を聞いて思わず拍手をしてしまった。何のアルバイトをするのか聞いたがまだ未定らしい。


柚那ゆずなちゃんの友達だからと言うのを度外視して、今は大切な友達としてお節介と言われたらそうかも知れないが実夢みゆに伝えた。


「何のアルバイトをするか決まっていないって言っていたけどあまり夜遅くまで、危ないアルバイトはしない方がいいよ。そういう話を持ちかけられて来ても断った方がいいよ」


実夢みゆの事を心配して言ってくれてありがとう。労働基準法で高校生は22時までしか働けないことは知っているし、柚那ゆずなには及ばなくても少しでも女子力を高めようと飲食店で働こうかな。


飲食店って言っても沢山ある。高校生だから居酒屋では働かないにしてもファミレス、中華、回転寿司、ラーメン屋、カフェとぱっと思い浮かぶだけでも複数ある。知らないだけでまだあるかも。


また決まったら教えて。そうラインで送って自分も高校生になったら何かアルバイトをしなきゃなと数年後の未来を想像をしていた。


ただでさえ多忙の学校生活とバレエ教室。その上で何かしらのアルバイトをするとなると体力が持つのかなと実夢みゆの身体のことを心配をしていた。


決めるのはあくまでも実夢みゆでもし、どこかの飲食店でアルバイトをするとなったら行ってみたいしキッチンで作るのならばそれを食べてみたい気持ちでいた。


その後、高校でアルバイト申請をした実夢みゆ。理由はバレエでお金がかかるためにその衣装や移動費を稼ぐためと書類に書いたと後から聞いた。これを聞いて間違ってはいないねと話していた。


バレエ教室が休みの日を縫って学校近くから駅の近くまで広範囲に渡ってアルバイト先を応募をしていて飲食店からカラオケ店まで応募出来るところはもうないってくらい応募していた。


その中で面接を受けて合格をしたのが自分で取って会計をするセルフ食堂で働くことが決まったとライン電話で知らせを受けた。


まだこの段階ではホールなのかキッチンなのかまだ分からないし、仮にキッチンだとしても何を作るのかは当人の実夢みゆですら分からない。


おめでとう、時間を見つけて食べに行くねと電話を切ってそのままベッドで眠る。

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