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憧れの幼馴染  作者: 佐々蔵翔人
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名称は

大分県おおいたけんにアウトレットがやって来て数年後、今度はアウトレットの近くにコンサートホールが出来るとローカルニュースにて発表された。いつ完成するかは不明だが、ホール名は大分おおいたの地ということもあって「かぼすとり天ホール大分おおいた」と名称が決定をした。


その話は和真かずまだけでなくて柚那ゆずなちゃんも知っていていつ完成するのか、その時はいったい何年生になっているんだろうねとスクールバスの中で話し合っていた。携帯やスマホを持っていればすぐにアプリやニュースで見ることが出来るのにな。


家に帰った和真かずまはリビングにあるテレビで見ていると2年後にホールが出来ることが決まり、指で数え始めた。ということは自分が3年生で柚那ゆずなちゃんが5年生になる時に完成する。そのことをいつにもなく頭の中で計算で導き出した。


少し離れたところには福岡県ふくおかけん博多はかたという大都市があるからとてつもなく大きなホールが出来ることはないだろうと小学生になって数ヶ月で考えていた。


小さい時から電車が詳しいからなのか特急や新幹線が止まる駅は基本的に大きな街、単線で1時間に数本の所はあまり大きい街ではないといかずとも何となしの見当がつく。


こういう時、電車に詳しくてよかったとつくづく感じる。電車で柚那ゆずなちゃんとお出かけする機会があれば便利屋として役立ちそうだなと妄想をしていた。


柚那ゆずなちゃんとの妄想をし、かわいい声を毎日のように聞いている間にあっという間に2年が経って

「かぼすとり天ホール大分おおいた」がオープンするまで残り数ヶ月を迎えていた。


ある日の朝刊で「かぼすとり天ホール大分おおいた」のオープニングイベントとして東京から有名なバレエ団体が来て、そのチケットは2枚入っていた。


お父さん、お母さんからは何の躊躇ためらいもなく柚那ゆずなちゃんと行ってきなと言ってくる。恥ずかしくて誘えないなと思いつつ、いつもどちらかの家を行き来するだけだからたまには違うところも行ってみたい気もすると心が揺らいでいた。


翌日、スクールバスで朝刊にバレエ団体のチケットあるから一緒に行こうと勇気を振り絞って誘うと思いもよらない反応に逆に驚いた。


柚那ゆずなもあまりバレエは詳しくないけど、このバレエ団体って日本だけでなくて世界を駆け巡るスゴいところだよ。そんなスゴい所を見に行くのに柚那ゆずなと一緒でいいの?」


バレエに関してはうと和真かずまだったが、そんなに楽しみにしているならと一緒に行こうと誘って帰りに家に寄って欲しいと伝えると笑顔でありがとうとキュッと抱きしめていた。


何だか逆に得をしたような気でならない和真かずまだった。学校が終わって家に寄ってもらってチケットを渡した。

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