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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

絶望な敗北に抗う者達

作者: 直マキヤ

 僕の名は山口浩輔。凡人と思って楽しい学校生活を過ごしている高校生だ。いつものように友達の鈴木賢人と授業の合間にしゃべって授業を受け何事もなく一日が過ぎようとしていた。


 先生がホームルームを終えて帰る時間になってクラスメートたちが帰って行くのが見えて、僕は友達の熊本翔と今日の部活の事を話合おうと電話をしようとした瞬間帰って行ったはずのクラスメートが戻ってくるのが見えた。そして、僕もいつの間に席に座っていて電話も電波が繋がっていなく掛けれてなかった。顔だけは動かすことができたので周りを見渡すと隣の席の不変(ふへん)(あおい)だけがいなかった。放送から声が聞こえてきた。


≪やあやあ、愚かな真実を見つけようとした者よ。代価を今から払ってもらおうそれ以外の者達には恩恵を送ろうじゃあこの世界とお別れしよう≫


 その言葉と同時に学校全体が光りだしてきて、なんとなく校門の方を見るとそこには不変蒼がいた。


(なんで?蒼だけが何で動けた。あいつは物凄く賢くて何でこの学校に来たかとても不思議に思う程分からない天才だが何で動ける?)


 そして僕はその時に、考え事をしていていたが、しっかりと聞こえていた。


≪は?何で?愚かな真実を見つけようとした者だけが逃れている!これじゃ意味の無い物ではないか。今から君達には向こうの世界でも行けれるだけの物を渡す。向こうの世界にいるある者達に会えば君たちは帰ってこれるだろう。私はこの世界の神。名はラグナロクだ≫


 僕は光に包まれて世界が真っ白に見えた時に目の前に透明な板状のものが見えた。


ー---------

 新たなスキルを獲得しました


・鑑定

・言語理解

・身体能力上昇

・全属性魔法適正

・エントラストホープ


ー---------


 どうゆう効果なんだろうと思い浮かべると詳細が出てきた。


ー---------

・鑑定

ある物に触れるか見るとその人のある程度の情報を読み取れる。

レベルが上がれば上がるほど鑑定の精度が上がり触れなくても世界が見えるようになる。


・言語理解

始めて聞く言葉だとしても勝手に翻訳して話しても翻訳してくれる。

古代からの言語の場合読み取ることはできない。


・身体能力上昇

またの名はアビリティアップ。

言葉通り肉体の能力向上。

レベルが上がると特定の部位だけでも可能になり上昇率も上がる。


・全属性魔法適正

ユニーク以外の魔法の適性を獲得できる。

火、水、土、木、風の基本属性が使える。

レベルが上がると上位の魔法が使えるようになる。


・エントラストホープ

希望を託す


ー---------


 は?最後の何なの希望を託すだけなんでこんなものがあるんだ?まあいいかそれよりも確認している間に終わったみたいだ。


 周りを見渡すと教室に変化は無かったが塀の外は森だった。学校ごと転移したのかグランドや体育館などの場所もあった。やっと動けるようになるとクラスはパニックになっていた。僕は一人で蒼だけがなんで出られたのかを考えようとした時に話しかけられた。


「大丈夫か。浩輔?」

「ん?賢人かちょっと考え事」

「考え事ってお前にしては珍しいな能天気の癖に考えをちゃん今の状況整理をしているなんて」

「え?何お前もう理解したの?」


 賢人はびっくりしていた。


「違うこと考えていたか…」

「ああ、蒼が学校から出て行ったのが見えたから」

「まじで!あの状態でも動けるってバケモンかよ。まあ、いいそれよりスキル貰っただろ」

「ああもらった。鑑定、言語理解、身体能力上昇、全属性魔法適正、エントラストホープを獲得した」

「最後以外まったく一緒だな。俺はブレイブソードだったよ」


 そして、話し合っていると放送が流れてた。


 退屈な放送が流れるかと思えば流れたのは内容は教師いや大人がいないことだった。


 そのことに、クラスメートはざわめいたが生徒会長が一旦落ち着かせて今後の方針を考えるために代表者を集めて話し合いをしようと話になった。


 そして、このクラス代表が行くことになり、僕は友達に会いに行ってくると扉を開けて出ようとした時にぶつかった。


「いった~。誰?」


 目の前にはいつも蒼と一緒に居るやつだった。


「ごめん。蒼いる?」

「いないよ」

「そうか」


 その言葉を聞いて何故かトーンが下がって聞こえた気がしたが気にせずに出ようとした瞬間にささやかれた。


「君見たんでしょ。本当は蒼はこの学校から出て行ったのを」


 僕はそのことに一瞬体を硬直させてしまったが平然をできるだけを装い言った。


「何の事かな。こんな状況になって戻ってこないやつなんかいないだろ、もしかしたら他の場所にいるかもしれないし他のクラスの状況も分からないのに変なことを言うなよ」

「ふーん。ま、いいよ君たちがどうなろうと関係ないし僕のことは別に言いふらしたってもいいよ。自分の意志で出ていきましたと言ってくれると嬉しいかな。じゃあね。希望を託すものはしっかりと考えるんだよ」


(なんで、知っているの?もしかして鑑定でみれば分かるのか?人にまだやっていなかったからやってみるか)


 僕はそうして、そいつに鑑定をするがなにも現れなかった。そのことに何でと恐怖したが、後ろからいきなり話しかけられてびっくりした。


「おお、物凄くビビるじゃんどうしたの?行くんじゃなかったの」


 僕は出来る限り平然としながら言った。


「蒼の友達がいるだろ。そいつがここに来て聞いてきただけだよ」

「そうか、早く行けよ時間を待たせると会議終わってしまうだろ」


 そうして、翔の教室に行くと。とても静かだった。


「翔いるー」


 呼びかけるが誰も返してくれなかった。不思議に思い教室の中に入ると感覚が変わった。


 中に入ると草原が広がっていてとても心地よかった。ぼーっとしていると翔に話しかけられた。


「あれ、浩輔じゃんどうしたの?」

「お前に会いに来たんだよ、携帯を使おうとしても使えないから」

「もしかしてお前ホモだったのか!」

「違う違う、生存確認だよ」

「それもそうだな」

「それにしてもこれはなんだ?」

「恩恵貰っただろうその力を使ってみようって感じで使った結果こうなって教室のやつは幻影だ」

「へーすごいな。お前のクラスは休みとかいた?」

「別にいなかったけどどうした?」

「転移前の教室には全員いた?」

「全員いたよ。もしかしてかえって来なかったやつでもいたの?」

「いや他にいないか確認したかっただけ」


 僕は翔と話し合った。


 翔は腕時計をしておりそろそろ会議の一次経過の報告があるから戻った方がいいだろうと言われ自分の教室に戻って行った。


 教室に戻ると教室では賑やかで話し声が聞こえた。そして、クラス代表が戻ってきていて会議の報告をしてくれた。


・私達のは特殊な力を何かしら一つは保有していること

・何故か大人だけは居なくなっていたこと

・周りを調査したが森であること

・なぜか防災用の倉庫が拡張されていてなんでも食料あり無限にでてくること


 その4っつを話されたが、みんなはホットしていた。


「これからすることは、ただ一つ。これは希望性だからやりたいやつだけ手を挙げろよ。これから、探索隊を結成することにした。それに参加したい人はいる」


 僕は未知に関してワクワクして手を挙げたクラスの大体4分の1ぐらいは手を挙げていて賢人も手を挙げていた。クラス代表はメモをしてまた会議に戻るって言って教室から出て行った。


 僕たちはすることが無くなり賢人に相談した。


「今から職員室でもいかね」

「いきなりどうした。頭いかれたか」

「職員室と言えば快適な空間でありパソコンがあるそれだけ価値があり、なにより先生がいない」

「・・・いやそれは無いだろ」

「僕は行くけど行かないの?」

「しょうがないな、ついて行ってやるよ」


 そして、僕たちは出て行こうとするとクラスメイトにどこ行くの聞かれたので連れしょんって言って出て行った。


 僕たちは職員室の前までたどり着いたが生徒は誰もいなかった。そして、扉を開けると、先生の死体だらけだった。そのことに吐きそうになったが賢人は平然としていたが気持ちは悪そうだった。そして、扉を閉めた。


「そりゃあ、言わないわけだこんな事言ったら混乱が起きる、それにしても全員切り殺されている?」

「生徒会長よくこんなの耐えれたな」


 そして、もう一度扉を開けると何事もないかのように誰もいない職員室だった。

 そのことに僕も賢人も驚いた。そして、何処かに隠されてないか探したが誰もいなかった。


 そしていきなり扉が開いた。そこにいたのは、この学校一の美少女の九十九(つくも)秦音(はたね)だった。


「なんで学校一の美少女がここに?」

「それよりもなんで隠れてるの?」

「そんなもん考えてみろよ、学校一の美少女に話しかけることなんて恥ずかしすぎて無理だよ」


 賢人はとても呆れていたが秦音は職員室の扉を閉めた瞬間目の前に先生の死体が現れた。


 僕たち驚愕したが、その後にまた職員室の扉が開いた。そして閉まる音が聞こえると消えた。


「やっときた。ねえ何でこんなことしたの?アルカナ」

「別に君のことは縛った記憶はないけど」

「縛られるわけないじゃんあんな弱い奴に縛られるとかあるの?」

「いやそ言うことを聞いたわけじゃなくてね。何でもう持ってるの?」

「ん?これの事そんなのあの方の試練を突破したからに決まってるじゃん何も感じないの?まあ感じないなんてアルカナがそんなミスなんかしないでしょ」

「感じないじゃなくて君があの転移の最中に突破して隠匿しただけだろ」

「あら、ばれちゃった。そろそろかな」

「そろそろ?」


 いきなりガラスの音が割れた音が聞こえた。


 その一瞬の見えたのは長い金髪だけだった。


「ねえ。あなた達ワザと?ここに人がいるのにこんな会話するなんて馬鹿なの」


 その声はとても優しい声で心地よく眠くなっていく。賢人は耐えてはいたが同様だった。


「そんなの気づいてるに決まってるじゃん。これ全て聞かしときかったけど。まあいいよ。後も聞けるようにしといてあげる」


 どうゆこと?そして僕たちは眠ってしまった。


 目を覚ますといつの間にか教室にいて2回目の報告を聞いていた。そして、言われたことはしっかりと覚えていた。そトイレに行って戻ってきて賢人としゃべっていることはしっかりと覚えていた。


 それからは僕たちは学校の周りを探索をした。その結果ここが島だと知った。そこから僕たちは島から出ることに成功したが犠牲が多すぎた。その後、僕たちは戦争に巻き込まれた。


 僕は賢人を庇って死にそうになり最後にスキルを使った。エントラストホープをそして僕の人生は終わった。




「何で?何で?今これを教えるの?僕は敗北した。何故追体験をした?何故此処にいる」


 ここは全てが青く染まっていた。目の前の青の恰好で青い目や髪をした男が見つめていた。男が独り言を呟いた。


「何?あの会話を聞かせろって。いいのか?あれ結構計画の内容語ってなかったか?いいんだ」


 男が近づき頭を触れた。



 あの時の続きだった。あの時眠っていた物かと持っていたけど本当は違った。本当は眠ったように幻覚を見せられていたことだった。


(どうゆうことだ。それはおかしいだろあれは本当に眠っていたはずだ。睡眠系の魔法を使っていたはずだ。だからかあの時には何故かもう耐性ができていたのか!」


 どこからか聞こえてくる。


「いや、別に解説したくないしそれに幻覚じゃなかったら何だろうな。気絶していたが正しいのかもな」


 それを聞いて僕はたどり着いた。


(本当は死体を見ていた時点で僕たちは気絶させられていた。本当は倒れていたはずだけどお前たちが夢を見せているように操っていたのか)


「なんだ。分かったのか。そりゃあ、あの時の君らにそんなに精神なんか強くないでしょ。まあこれを聞かせるための誘導は成功したからいいけど。聞きましょうか」




「ほんと、めんどくさいことをする。デェアは誘導していたのに青にこいつ何故か入ってくるからその時に力ではなく情報を選択してもらおうと聞いてもらっていたのに」

「それは、ごめん。」

「謝らなくていいよ。姉弟子は別にこいつが別に力を手にしても意味が無いんでしょ」

「いや、結構手ごわいよ」

「じゃあなんでやったの」

「師匠を強くしないと意味ないし。それになんでアルカナは賛成したの?」

「いやそんなのしてないよ。最初に戦うのが僕とか嫌なんだけど別に師匠だったらいいけど。何故か僕からとか嫌なので」

「それは仕方ないね。でここから何を話すの?」

「ファッセン」

「それもそうだね。私たちの王に返ってこれる環境を作るためにと」

「師匠がなるにはこの世界を創りかえればいいか。どっちにしてもあの方が通った道だから改造しやすい」

「いつから計画を始めるの?」

「桃色が来るからそれから始めるよ。とりあえずアルカナ世界の敵になってね」

「そうじゃなかったら困るしいいよ。最終的に師匠と戦うことになるために下準備を作らないといけないし」

「私は、守護者と仲良くなってくる」

「ファッセンは別に好きにやってればいいよ。その肉体すら捨て者だし。師匠が来てからが本番ってことを忘れなければいいよ」

「で、おれはそれまでに何をすればいい」

「そんなの簡単だよ。君には生徒の前で盛大に死んで来いそして暗躍だよ」

「ひっどくないですか。別に死ぬのは何も感じないから演技するの大変なんだよ」

「がんばれ~」

「そんなの、一緒に来るのが悪い」

「じゃあ、それぞれの計画はそれでいいとして。集めた後はどうするのデェア、アルカナ」

「何のために塔を用意してもらったと思ってるんだ」

「この世界を終わらせるために少しづつ用が無い場所を終わらせていく」

「なら私は傍観だけでよさそうだね。力を使われない限り」


 そして、そこで途切れた。


「まあ。こんな感じだけど理解できた?」


(なんも分からないけど。お前らが世界の敵だとは分かった)


「それだけを理解してくれればいいよ。でもどうするの?今もデェアによってこの世界は終わりに近づいて行ってるよ」


 目の前の秦音だった者は笑っていた。


(僕が託された希望だと世界に広めて世界で抵抗をする)


「流石英雄。流石に色を使わずに抵抗しただけの存在。でもそれじゃあ無理だよこんな蕾に何もできない」


(何を言っている。力を合わせれば希望は見えてくる)


「別に何を言ってもいいけど、天音を殺さないと続いて行くだけだし。それに今回はサービスしてあげる迷惑をかけたし。っていても私これは本体じゃないから」


 そして僕は全てを知って転移した。


読んでくれてありがとうございます。


 唐突に終わりました。結果は変わることは無いだろう。もしあの中に過去に戻ることができる力を持とうが意味はない。あれらに普通の者達では勝つことが絶対にできない。


 受け継ぐことに意味がある。この物語は何処かに紡がれていくだろう。その世界の英雄またの名の勇者と言われた者なのだから。

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