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Hello 異世界

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

チャレンジ

・魔物を召喚しよう

・名前を決めよう

達成報酬

・DP10000

・ユニーク化の開放

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


なんかユニーク化とか言うのが開放されたらしいけど確認は後回しにしてまずは階層を増やそう。


『階層を追加します。10000DPを消費します』


少しの地響きの後に階層が追加されたようだ。次はフロアの編集だな。1階層はなるべく簡単にしたいから平原にしよう


[1階層を平原に設定します。1000DPを消費します]


コアさんの言葉とともにさっきまで洞窟だった1階層が広大な平原に変わっていた。


[チャレンジを達成しました。]

 

またチャレンジを達成したのか。そういえばコアさんや、うちのダンジョンはどこにできたんだ?


[マスターが外を認識することにより場所の特定が可能になります]


一回ダンジョンの外にでないとわからないってことか


「少し外の様子を確認してくるから、話でもしながら時間潰しといてくれ。」


魔物達にそう言ってから外に出ようとするが、イルルヤンカシュが俺に声をかけてきた。


「オルム様、例え少しといえども外には何が待っているかわかりません。貴方様の身に何かあってはいけません。ゆえに私もご一緒してよろしいでしょうか。」


まだ召喚してから少ししか経っていないのに、こちらのことを心配してくれるのが嬉しく一緒に来て欲しかったが、とある理由から一緒に行くのは不可能だった。


「俺を心配してくれるのは嬉しいし、一緒に来て欲しいがそれは無理だ。」


俺の言葉を聞いた瞬間この世の終わりのような顔をしたイルルヤンカシュ。


「何故でしょうか?」


どこか悲しみを含んだ声に罪悪感が湧くが俺は理由を説明した。


「俺はサイズ変更って言うスキルがあるから多分大丈夫だが、お前あの穴通れるか?」


外に続く穴はかなりの大きさであるが、明らかにイルルヤンカシュの方が穴よりでかいのである。理由を聞いたイルルヤンカシュがしょんぼりした雰囲気を出す。


見た目はゴツイが俺の言葉に一喜一憂する姿がどこか可愛く思えて少し笑ってしまう。


「そんなにしょんぼりするなよ。お詫びって言うのもおかしいが、戻ってきたら何か欲しい物をやるから機嫌を直してくれ。」

「それは誠ですか!」

「おう。マジだマジ。でもDPが高いもんはダメだぞ。」


何かをやると言ったら、しょんぼりしていたのが嘘のように直ってしまった。意外と単純な奴なのかもしれない。


「私がダメなら、せめてヒュドラとエキドナをお連れください。」


イルルヤンカシュがそう言うと呼ばれた2匹が前に出てきた。


「わかった。ならその2匹を連れて行くよ。」

「お前達、オルム様のことを頼むぞ。」

「言われなくても分かっています。」

「「「「「シャー」」」」」

(何がこようとも必ず守り通してみせる)


今の会話で気づいたか俺は蛇の言葉も理解できるようになっていたんだな。


「それじゃ行ってくるよ。」

「健闘を祈ります」

「おおげさだな」


俺はそう言うと外に繋がる穴へと向かった。


穴の手前でスキルのサイズ変更を意識すると穴の倍以上あった体が徐々に縮んでいき、穴を通れる大きさになった。


急にサイズが変わったことに驚いていた2匹だが俺がそのまま外に出ると慌ててついてきた。


外には現代社会では見られないような平原が広がっていた。


「ここが異世界か…」


改めて自分が異世界に来たことを再確認すると俺は感動に体を震わせた。


しかしそんな時間も長くは続かなかった。なぜならば…


「GAaaaa!」


塔の左手側に広がる森から赤いドラゴンが飛んできていた。


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