塔のダンジョン
目が覚めると俺は薄暗い洞窟の中にいた。
[おはようございます。マスター。]
頭の中に急に誰かの声が響く。周りを見回すが、光る空中に浮く玉しか存在しない
[私は、マスターの前に存在するダンジョンコアの意思です。]
どうやらあの爺さんの言っていた通り、俺はダンジョンマスターになったようだ。
[早速ですがマスター、ステータスと念じてください。]
ステータスと念じると目の前に半透明のプレートが現れた。
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名前:
種族:ヨルムンガンド
職業:ダンジョンマスター
スキル
水神・神毒・蛇王・雷神・覇気・土神・サイズ変更・神鱗
・ダンジョンマスター
称号
蛇の王・ダンジョンマスター
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[スキルのダンジョンマスターに意識を向けて見てください。]
言われた通りにすると、目の前のプレートとは別のプレートが現れた。
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ダンジョン管理
召喚
転移
チャレンジ
ガチャ
DP:10000
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[そのプレートでダンジョンの管理、モンスターの召喚、ダンジョン内の転移が可能です。]
DPってなんだ?後このチャレンジも。
[DPはダンジョンポイントの略称でダンジョン管理
、召喚にダンジョンポイントを消費します。チャレンジはクリアすることで報酬を得ることができます。]
さっきから気になっていたんだが、今の俺ってどうなってんの?
[今のマスターは全長1000メートルの超巨大な蛇です。]
やっぱりかー。さっきからプレートに写ってる顔がどう見ても蛇だったからな〜。
俺ってこの世界ではどんな存在なの?
[災害です。]
あっはい。
[マスターまずはダンジョン管理でこの階層を広げた方がよいと思います。]
わかった。俺はダンジョン管理に意識を向ける。すると、ダンジョンタイプと言うのが出てきた。
[ダンジョンタイプは塔・地下・平原があり、塔・地下は階層を増やしていきますが、平原は広さを塔・地下の数倍以上に広げることができますが、階層をそれほど増やすことができません。]
なるほど。なら俺は塔型のダンジョンにしよう。