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第八十四話・やはり理不尽だな


そしてもう片方の女性(こいつ)......


こいつも如何にも凛とした知的で立派な魔法使いって風貌なのによ、何でこんなにもガラが悪いんだよ!


それに加えて口も悪いし!


「ハァ...ホント、面倒な連中に絡まれてしまったなぁ......」


俺が深く嘆息を吐いて、こいつらにからまれた事に心の底から嘆いていると、


「おい、おっさん! 俺の話をちゃんと聞いているのかぁあっ! エリートのこの俺が話しかけているんだぞ! おっさん風情が無視してんじゃねぇぇえっ!」


俺に無視されたランスが顔中に青筋を立てて、吠えるかの様な大声で怒鳴ってきた。


「ん?何故、俺がお前の話を聞かなければいけないんだ?」


俺はわざとらしく肩を竦め、ランスを挑発する。


「あぁぁあんっ! Aランクの俺様が話してかけているっていうのに、なんだその態度はぁぁぁあっ! ゴミにも劣るクソジジイの分際で、この俺様によくもそんな態度を取りやがったな、おいっ!!」


「ハァ...本当に何様なのでしょうか。自分の力を過信してわたくし達にちょっかいをかけてくる連中も大概我慢なりませんけど、あなたみたいに何の取り柄もなく、顔も不細工なおじさんから自惚れた態度を取られるのも癪に障りますわっ!」


「ホントホント! ランスやアンナリッタの言う通りだぜっ! それによぉ~あんたみたいなおっちゃんがプレシアちゃんみたいな娘とイチャイチャしている姿は、かなり見苦しくそして鬱陶しいんだよ! おっちゃんはさ、端っこで目立たずに日向ぼっこでもしていなよっ!」


ランスとその仲間の女性二人がレンヤを囲み、自分勝手で理不尽過ぎる言葉を捲し立て、次々とレンヤの事を罵倒してくる。


「う、うぐ!? な、なぁ...プレシアさん。こいつら、めっちゃくちゃ騒ぎまくっていると思うんですけど...出禁の注意はしないのか?」


俺はこいつらの態度を見て、数分前のルコールと言い争っていた状況に酷似していると気づき、プレシアに小さな声で先程忠告された出禁の条件がこいつらには当てハマってるんじゃと、問いただすが、


「あはは...そうですねぇ。出禁にしたいのは山々なんですが、でもこの人達って腐ってもこの町の貢献者、Aランクパーティなんですよねぇ......」


プレシアがランス達への不満と愚痴を洩らすと、その表情は冷めていき、そして両の目からは輝きがフッと消えていく。


うわ!? プレシアさんったら、何て感情のない表情を!?


この姿を見るに、きっと今までもこいつら絡みで色々と気苦労が絶えなかったんだろうな。


「全くどこの世界も、力を持たない者には世知辛いよね......ハア」


俺がそう呟くと、プレシアが「あはは......だよねぇ」と乾いたニガ笑いをこぼし、頬をポリポリと掻くのだった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 内容はとても分かりやすく物語がこれからどうなるかの期待が昂ります [気になる点] とても言い難いのですが「」の会話での改行や句読点での改行が目立ち、何度か内容が入ってきませんでした。 内容…
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