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第四十七話・いざ、登録を!


「あ、もし分からなかったら、手を招くんだよ~♪そしたら、ママが

イチから優しく教えてあげるからねぇ~♪」


「はいはい。その時はお願いしますね、ママ♪」


俺はルコールのギャグに対し、ニガ笑いをこぼしながら了解の敬礼

ポーズを取ると、ギルド登録の記入の為、登録所に向かう。


「あれ、登録所に誰もいないな?」


もしかして登録するのって....俺だけしかいないのか?


目の前の登録所をいくら見渡しても俺以外に他に誰もいなく、

ガランとしている。


「ふ~ん。冒険者加入って、そこまで頻繁なわけでもないんだな?」


俺はそんな事を考えながら、登録する為の紙の置いてあるテーブル前に

移動する。


そして、


「さて...この紙に書けばいいんだな?」


俺はテーブルに置いてある登録紙を、ソッと一枚手に取る。


「......まずは名前の記入か」


レンヤ・シロカワ......っと。


次は...おや?


年齢を書く欄がどこにも見当たらないぞ?


歳は書かなくてもいいのかな?


でもだとしたら、どうやって年齢を見分けているんだろ?


だって、もし成人していない子どもが冒険者登録をしようものなら、

ギルドも大問題だろうに?


まぁいい。


そこん所は後から受付嬢か、ルコールにでも聞いてみるか。


えっと、じゃあ次は......


俺は記載されている欄に従い、次々と記入していく。


よし、最後は...自分が何の職業なのか、得意な技や魔法はあるのか?


もしあるのなら、それは一体どんな技や魔法なのか等...それを記入する

欄だけだ。


でもこれは任意記入みたいだな?


あ!なるほど。


これは所謂アピールタイムってやつか!


俺達の世界でいう所の履歴書と一緒で、記入した事による事柄によって

優遇打を取れるってやつ。


なら、職業『勇者』って記入したら、俺ってばめちゃくちゃ優遇され

ちゃうんじゃないかっ!


イヤイヤイヤ!


そんなの駄目に決まっているだろうっ!


もしそんな事を書いてみろ!


直ぐ様あの城に情報が伝わってしまい、強制帰還&地下牢への

直行コースが発動しちゃうっていうのっ!


俺はそんな未来を想像してしまいゾッとなると、それを振り払う

かの様に首をブルブルと左右に強く振る。


そんな未来、御免被るから...職業は書かずに......


得意な技や魔法は特にありません...っと!


「うっし!大体こんなもんかな?」


俺は記入漏れがないかどうか、登録紙の隅々から隅々までを何度も

チェックして確認をしていく。


「漏れはないようだ。じゃ、後はこの紙を受付嬢に渡すだけだな!」


さて...誰に渡そうかな?


どうせ渡すなら、おっぱいの大きいナイスバディの受付嬢に渡したい!


そして至近距離にて、巨胸の谷間をタップリと堪能させてもらおっと♪


俺はニヤニヤした表情で、邪な考えを思い描きながら鼻息を荒くすると、

巨乳さんの受付嬢を見つけるべく、受付嬢達のいる方角に目線を向けた。


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