表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/288

第四十六話・冒険者ギルド


冒険ギルドに向かってしばらくダッシュする事、幾数分後。


俺とルコールは、冒険者ギルドの前へと無事に辿り着いた。



「おおぉぉぉっ!デ、デケェェェェエエッ!?」



いや~遠くから見て、結構大きな建物だとは思ったはいたけれどもよ、

こんなにも大きいんだ!


「なぁ、ルコール。この大きな建物が冒険者ギルドで間違いないんだよな?」


「うん。ここで間違いないけどさ。何かあんた、テンション高くない?」


「そりゃ、テンションも高くなるってもんさ!だってギルドだぞ、冒険者ギルド!

昔、愛読していた様々の物語りに出てくる、冒険者ギルドが俺の目の前に

あるんだぞ!」


さっきまではあやふやな感じだったけど、実際、冒険者ギルドの存在を

この目に確認しちゃうとさ、


これは夢なんかじゃないとばかりに、おっさんになった事で消えかけていた

童心感情というものが沸々と沸き上がってきて、それが一気に高ぶってきやがる!


「うおぉぉぉっ!これでテンションが上がらない方が、どうかしてるって話

だぜぇぇぇえっ!」


「はは...そ、そうなんだ。それは良かったね...。そ、それじゃ時間もない事だし、

取り敢えず、ギルドの中に入ろうか......」


「了解ですっ♪」


ニガ笑いを浮かべながら思いっきりドン引きしているルコールを他所に、

俺は興奮が冷めやらぬまま、ギルドの内へと入って行く。



ざわざわ...ワイワイ...



冒険ギルド内に入った瞬間、あっちこっちから冒険者達の談笑や喧談が

俺の耳に聞こえ入ってきた。


「おお!中も結構広いんだな。それに色んな格好をした人がいるぞっ!」


あれは剣を背中に背負っているから、戦士か剣士か?


あのとんがり帽子に身体を覆う程のマント...多分、魔法を使ったりする

職業の子かな?


あれは変わった格好をしているな?職業は一体なんだろ?


おおぉお!あの女性ってば、良い谷間をしていらっしゃ――


「こほん!レンヤさん。一体どこを見ているのかな~?」


「―――はう!?」


俺の目線の先に勘づいたルコールが、少しムッとした顔で俺の前に立ち、

ジト目をしてジィィーとガン見をしてくる。


「何か、めっちゃエロい目をしていたみたいけど?」


「い、いや、違うぞ!?お、俺は色んな職業の人がいるなって思っだけだ!」


「ええ~本当に~?あの女の谷間を見ていた気がするんだけど、あたしの

気のせいだった?」


「そう!気のせい、気のせい!ささ、そんな事よりもルコールさんよ!

お、俺はこの後、どうすればいいのかな?その説明を頼むよ!」


「お、上手く誤魔化したね、レンヤさん。ま、いっか。んじゃ説明してあげる!

まず...あそこに見える登録所で、ギルド登録の為の記入をするの!」


ルコールが指を差した場所に、登録を記入する為の紙とペンが置いてあった。


「そしてそこで記入を済ませたら、あそこに見える数人の受付嬢の内、

誰にでもいいからその記入した紙を渡すの。後は受付嬢が色々と説明をして

くれるから、それにしたがってね♪」


次に指を差した場所には数名の受付嬢が、受付の為に待機しているのが見えた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ