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第百三話・討伐クエストの説明


「すいませ~ん、レンヤ様ぁ~。お、お待たせしましたぁぁ~~!

ふう...クエストの受理登録が無事に終わりましたので、レンヤ様の

ギルドカードをお返しいたしますねぇ♪」


ミュミュは息を乱しながらレンヤに駆け寄った後、深呼吸をして

乱れた息を整えると、レンヤのギルドカードをレンヤに手渡した。


「ありがと、ミュミュ。所でさ、ミュミュ。そキミににちょっと

聞きたい事があるんだけど、いいかな?」


「はい、勿論いいですよ。それで私はお聞きになられたい事というのは

一体どんな事なのでしょうか?」


「うん、今受けた討伐クエストの事なんだけどさ、クエスト達成って

どうやってギルド...つまりキミに知らせるんだい?採取とかは何となく

分かるんだけさ?」


テンプレでいうなら、魔物の部位とかを提出...かな?


「討伐のお知らせに関してですね。はい、分かりました。ではその説明を

今から致しますね。コホン...ではまず、ギルドカードの裏面を見てもらって

いいですか?」


「ギルドカードの裏面?」


俺はミュミュに言われた通り、ギルドカードを裏返す。


「そこに『クエスト』という欄があると思うんですが、そこに討伐した

魔物の討伐カウントが入ります。そして討伐数が充たされましたら、

その文字の色が『赤』から『青』に変わりますので、そこで討伐クエストは

無事終了となります!」


ミュミュはレンヤにギルドカード記載を確認させながら、ギルドカードに

搭載されている機能の詳しい説明をしていく。


「へぇ~そうなんだ?それは中々便利な機能だね!でもどうやって討伐の

確認をしているんだろう?」


「えっとですね。そのギルドカードには簡易ではありますが、魔物図鑑が

入っているんですよ。あ、魔物図鑑として見る機能はないんですけどね。

それでその簡易型魔物図鑑にて、討伐する魔物をリンクする事で達成数が

わかるという仕組みなんですよ!」


「因みにその簡易型魔物図鑑はですね、魔物の登録機能がありまして、

今まで冒険者が出会ったり、退治した魔物のデータを元に作られて

いるんですよ、レンヤさん!」


「だからね、もし未確認の魔物を登録する事ができたら、なんと!

ギルドから相当額の報酬が貰えちゃうんだよ♪」


ミュミュの説明に続けて、サオリナとランカが割って入り、ギルドカードに

備わっている魔物図鑑の捕捉の説明をする。


「未確認の登録で報酬か...なぁ、ルコール。お前を登録したらさ、ひょっとして

報酬が貰えるんじゃないか?」


俺はミュミュ達に聞こえないくらいのか細い声で、ルコールにそう耳打ちする。


「ああ...残念だけど、あたしにそういった類いのギフト技は一切通じないから

それは無駄かな♪」


「マジでかっ!あ、そういえば、前にこいつに教えてもらったステータスに

そんなレアギフトがあったな?」


えっと、確か...『オールキャンセル』とかいう名前で...


効果は『全ての耐性を無効化させる』だったけ?


くうう、なんて羨ましいレアギフト!


俺なんてさ、耐性がオール『D』なんだぞ...結構レベルも上がったって

いうのにさ。


確かにのんびりとは言ったけど、どれかひとつくらいは上がってくれても

良いんだぞ......ぶつぶつ。


俺は未だにちっとも上がってくれない耐性たちに対し、少しだけ不満の愚痴を

こぼすのだった。


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