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災難  作者: ゆぁ
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トラウマの日

ある日のこと

高校2年生の星宮遥斗は学校から帰る途中に忘れ物をした事を思い出し、一旦学校に引き返した。

無事忘れ物をとり、また帰ろうと廊下を歩いていると、女子更衣室の扉が半開きになっている事に気がついた。

あたりに人気は無く、普段なら全く気にも止めないことだが、今日はなぜか気にしてしまい、半開きの扉を閉めようと女子更衣室に近づき、ノックしてみた。

応答が無いので閉めようとした時、ふと、出来心で中を覗きたくなり、軽い気持ちで覗いてしまったその時、「カシャ!」 後ろからカメラで撮られた音がし、慌てて振り向くと、クラスメイトの莉奈と美結と香織の3人がニヤニヤしながら立っていた。


「あーあ! 覗き魔だ!これは先生に言わないと! 犯行の瞬間の写真もばっちし撮ったし」

「遥斗君ってこんな事する人だったんだー!」

莉奈達はここぞとばかりに捲し立ててくる


これはヤバイ事になったと思い

「待ってくれ! これは違うんだよ!」

と言ったが彼女達は聞く耳を持たず

「はいはい 言い訳はいいから、とりあえず先生達にさっき写真見せて、通報してもらうから!」

「これで遥斗君の人生終わりだね 残念だけど」

と言うと彼女達は携帯で電話しようとする


遥斗は自分のやった事をひどく後悔すると同時に、どうやっても言い逃れ出来ないこの状況に絶望してしまい、その場でフラフラと座り込んでしまった。


しかしその状態を見た莉奈は

「でも私達もそんなに鬼じゃないから、遥斗君にチャンスをあげるわ!」


「えっ!? ホントに!?」

突然の言葉に遥斗は顔を上げた


「うん! 今から私達の言う事を聞いてくれれば、今回のことは見逃してあげる!」


「え! ありがとう!! なんでもやるよ!」

遥斗は咄嗟にそう答えてしまった。


莉奈達は嬉しそうに「じゃあ今から、ウチらの部室に来て! そこで説明するから!」

莉奈達の部室ということはチア部の部室であり、遥斗は少しドキドキしながら莉奈達に着いて行った。


チア部の部室に着き、中に入ると莉奈達3人は突然部屋の入り口に鍵をかけ、美結と香織に両腕を掴まれてしまった。

「では、発表しまーす!! 遥斗君はこれから女の子になってもらいます!!」

遥斗は言われた事の意味がわからず、呆然としていると、莉奈が「遥斗君は女子更衣室に入りたいってことは女の子になりたいのかなって思ったの!だから私達がその願望叶えてあげるわ!」


「いやそんな訳ないだろ!俺は男だよ!」

いきなり変な事を言われ少し混乱したが、必死に否定した。


「はいはい でももう決めた事だから遅いのよ! じゃあ早速その似合わない男子の制服から脱いでいきましょう♡」

と言うと女3人がかりで服を脱がしてくる。


おいやめろ!俺は女子達の手を振りほどいて逃げようとした

「ほーら! ダメでしょ 動かない!」

そういいながら莉奈達は俺の服を脱がしてく「おいやめろ!!」俺は怒鳴った。

「あれ〜 私達にそんな事言っても良いんだっけ? 女子更衣室に入ってた事みんなに言っちゃうよ? 」莉奈は笑いながらに俺に言った。

「…うっ それは… 」

「はい!それじゃ〜あ〜 最初はこのピンクの可愛い下着からね!」と言うとあっという間に3人の女によって俺の服は全て脱がされてしまった。「意外にカワイイおちんちんじゃん!」「えー!ホントにちっちゃくてカワイイー!笑」

遥斗はずっと俯きながら、ずっと我慢していた。

「はい!それじゃー履かせるね♡」

すると美結がどこからか持ってきたのか、ピンクのパンティーを持って履かせてきた。 遥斗は抵抗しようとしたら後ろで香織がガッチリと抑えてきた。「はいおっけー♡」

「じゃあ次はブラね!美結と香織でそのまま着させてあげて!」 「はぁーい」

俺は立たされ、そのままブラまで着させられて立たされた。

「いいじゃんー! 似合ってるよ!」


すると莉奈はまたどこからか、赤のチェック柄のプリーツスカートを持ってきて、「次はお待ちかねのスカートでーす!!」と言ってスカートを履かせようとしてきた。

さすがに俺はもう限界だったので「もうなんなんだよ!やめてくれ!早く服を返せよ!」

遥斗は少し強めに怒鳴り莉奈達を黙らせた。

そして身に付けている女の下着を脱ごうとすると莉奈が「仕方ないなー」と言い急に後ろから遥斗の首すじに注射を打たれた。

「おいっ!…今何を?」と言いながら振り向き、莉奈に掴みかかろうとしたが意識がだんだん朦朧としてきてそのまま床に倒れこんでしまった。




しばらくして目を覚ますと遥斗は椅子に縛りつけられていた。しかもセーラー服を着させられてる。「…くっ 動けない…」遥斗は逃げだそうとしたがダメだった。

「あっ 起きた〜 おはよー遥斗クン♡」莉奈達が近づいてきた。

「おい!もういい加減にしろよ!」と凄みを効かせて言ったが莉奈は全く聞いていない「そんなに心配しなくても遥斗クンのセーラー服姿カワイイよ♡ でもーそんな可愛い格好してんのにそんな言葉使いはよくないなぁー 今日から遥斗クンは女の子になるんだから言葉使いも女言葉で話してね♡」

「はっ?」

「もし男みたいな話し方したら今の姿の写真ばら撒くからね」


遥斗はもう従うしかなかった。


「わかった?」

「なんでこんな目に……」

「クラスのみんなにこんな姿見られたくないでしょ?ほら返事は?」

遥斗は小さく答えた

「わかったよ…」

「女の子はわかったわって答えるの!!じゃあ今からアナタの名前は遥斗じゃなくて遥香にしましょう♡ わかった?遥香ちゃん♡」

「……わかったゎ…」

遥斗は泣きそうになりながら答える


「じゃあ次はお化粧しよっか! 美結お願いね」

「はーぃ」

美結は遥斗をドレッサーの前座らせた。そのまま顔にどんどん化粧をしていく。

「女の子なんだからお化粧のやり方もしっかり覚えるのよ♡」

美結は嬉しそうにピンクの口紅を塗り、化粧が完成した

「はい出来た♡ お前女として生まれてきた方が良かったんじゃないの〜」

「へぇー 似合うと思ったけど、想像以上に可愛いじゃん! じゃあ最後は髪の毛ね♡ 」

と言うと今度は遥斗の後ろに莉奈が現れた。

「じゃあ始めるね♡ 」

莉奈はまず遥斗の髪の毛を丁寧にブラッシングしていく

「遥香の髪って男にしては細くて綺麗〜 でもまだ短いからエクステでロングヘアーにしてあげるわ」

莉奈はどんどん遥香の髪の毛にエクステをつけていく


「はいオッケー! 女の子みたいな髪型になっちゃったね! どお?遥香? 長い髪だよ〜!笑」莉奈は遥斗の長くなった髪の毛を優しく手櫛している

遥斗は恥ずかしくて俯いてる

「じゃあ髪型どーする? やっぱり女の子らしくツインテールにしよっか?」

「頼む!やめてくれ!」

遥斗は我慢できなくなり必死に暴れたがビクともしない

遥斗にとって髪をただ長くされることよりも、典型的な女の髪型であるツインテールにされるのは屈辱であり、耐え難いものであった


「ほーら暴れない! そんなにツインテールが嫌なの? でもだぁーめ!ほらじっとしなさい」


莉奈は片側の髪を手にとり耳の後ろで髪を結んでいく

結び目が引っ張られて女子特有の痛みが走る


遥斗は屈辱に震えながら下を向いていた

「お願い… やめてくれ…」

遥斗は急に涙を流しながら莉奈に懇願しだした

「はぁ?何言ってんの?遥ちゃんはもう女の子なの!オ・ン・ナ!! 女子! わかった? いい娘だから髪の毛も可愛いくしようね♡」

と言いながらもう片方の髪の毛も同じように耳の後ろで結ぶと可愛いツインテールになってしまった。


最後に前髪をピンで留めてブラシで整えてる時に遥斗はついに屈辱で泣いてしまった


「えーどうしたの? そんなにツインテールにしたくなかったの? でも遥香は女の子になるんだからダメよ! じゃあ自分でこっちはやりなさい!」

と言うと遥斗の片側のヘアゴムを解いてしまった!

そしてヘアゴムと櫛を遥斗にわたして「ほら 自分でツインテールにするのよ!」と言ってきた


そんな事したら男としての最後のプライドが打ち砕かれてしまう…

「そっ…そんな事できるか!」

あまりの屈辱で遥斗は泣き震えながら言った。


すると莉奈はなぜかニヤニヤしながら、遥斗の片方の髪束を持ちながら「本当は男なのにこーんなに長い髪の毛になって、しかも自分で自分の髪を結ぶなんて屈辱よね!笑 」

と言い、遥斗の耳元に近づき

「でもこれからは毎朝自分で髪を梳かしてリボンで結んで、ピンで形を整えて、お化粧までしなくちゃいけないのよ♡笑」

「そんなことはしない…!!もうやめてくれよ…」



「いいから早くやれ 警察には行きたくないだろ?」



遥斗は急に莉菜が冷たい言葉で命令してきたことで完全に心を折られてしまい、

涙を浮かべながら自分でツインテールを作りだした


当然今まで生きてきて、自分の髪をツインテールにしたことなど無いので、莉奈の見よう見まねで、ツインテールにしてみたが、左右の髪の量も違うし、うまく括ることすらできなかった。



「全然だめね! しょうがないからアタシがやったげるよ」

と言うと莉奈はまた遥斗の髪をブラッシングして左右に髪の毛を綺麗に分け、ゴムで縛っていく

縛られると頭に軽い痛みがあり、自分の髪が可愛いツインテールにされているという事を意識せざるを得ない。


「はいかんせー♡ ほらできたよ  かわいぃー」

莉奈は髪を撫でながら遥斗の前に鏡を持ってきたがあまりの恥ずかしさで見ることができなかった


そこに美結と香織もやってきた

「お前ホント女じゃん!!  女の子で生まれてきた方が良かったんじゃないの?笑」


「ホントー! ほら 自分で結ばれた髪の毛触ってごらんww」

「ウケる〜! 可愛くなっちゃったねww」


遥斗はついに泣いてしまった 顔を動かすたびに自分の髪が左右に揺れ、フルフルと毛先を震わした

そんな姿を見た莉奈は遥斗に近づき、「わかったわ、ゴメンね遥香 自分でツインテール出来なかったから泣いてるんだよね? じゃあ上手くできるようこれから色んなヘアアレンジ練習しようね!」


と勝手なことを言いながら、急に遥斗の髪のゴムを解き、遥斗の手にピンクの櫛を握らせた。


「なっ 何?」 莉奈は笑みを浮かべて「ほら ボーとしてないで髪を梳かしなさいよ! ヘアアレンジの基本はブラッシングよ!」


そう言いながら莉奈は遥斗の髪に何やらトリートメントミストのようなものをつけ

「髪は女の命なの 丁寧にしっかり上から下へと愛情を込めながらブラッシングするのよ。」


莉奈は遥斗の櫛を持ってる手を上から握り、ブラッシングの仕草を教え込む


遥斗は屈辱で泣きながら髪に櫛を通しているとトリートメントのせいで髪がどんどんサラサラになり、女の子のような匂いが鼻についてくる。



その様子を見ていた美結が「だんだん髪の手触りもよくなって嬉しいでしょ? 髪が背中や肩にあたるとサラサラして気持ちいいわよ」と言いながら遥斗の髪を手でサラサラ~となびかせた


すると男の頃は感じたことのない感覚が首筋あたりをおそいゾクゾクした

「ほら自分でもサラサラ〜ってやってごらん!ちゃんとサラサラ〜って言いながらやるのよ!」


遥斗はもう屈辱で吐きそうになっていた。

しかしやらないと一生犯罪者になってしまう…

そう思い、右手を首の後ろにもっていき、自分の変わり果てた長い髪を指先でスーっとなびかせた。

「ほら!ちゃんとサラサラ〜って言いなよ!」

遥斗は震えた声で「さ…さらさら…」と言わされてしまった。


莉奈達はキャハハと笑ってる

美結も笑いを堪えながら、「ねww 気持ちいいでしょ?ww」と嬉しそうに言った。



莉奈達は一通り笑ったあと

じゃーあー遙香はまだ心が女の子じゃないから練習しよっか!

「あたしって言ってごらん」

莉奈は笑っているが、言わないとまた何をされるかわからない

「女言葉で話せるようになることが、女の子の第一歩だからね♡ はい!」

遥斗はもう完全に心を折られ、逆うことをやめた


「あた…し」


「ア・タ・シ はい!」


「ア…タ…シ…」

莉奈達は嬉しそうに遥斗の後ろから頭を撫でている

「あたしは女の子になれてよかったです。これからは女の子として、可愛くなります。はい!」

屈辱でまた涙が出る。

「あたしは…お…女の子になれて…よかったです これからは…女の子として…か…かわいくなり…ます…」

言ってしまった…


莉奈は遥斗の髪の毛を撫でながら

「じゃあ今日から遙香はあたし達の仲間ね!とりあえず遥香が女の子になった記念にみんなで写真撮りましょー」


と言うと、みんなが僕の周りで女の子同士で写真を撮るように顔を近づけてピースをしてる。


莉奈はカメラを構えてながら「ほら!遥香!笑って! ちゃんと顔の横でピースするのよ!」

僕はまだ目に涙を浮かべながら言われた通りにピースする。


カシャ!


「はい おっけー♡ みんな可愛く撮れたよ!」


「じゃあ最後に誓約書作ったからこれ読んでサインして」

莉奈は春樹に誓約書と呼ばれた紙を渡した。


〝誓約書

私、星宮遥斗は今後、七海莉奈、夏川美結、笹森香織の命ずる事項に対し、全て服従することを誓います。

また下記の3ヶ条を実践することを誓います。

1 今後、許可無く髪の毛を切ってはならない。

2 今後、許可なく学校を休んではならない。

3 今後、上記三名の前では女言葉で話さなけれ

ばならない

以上、守れなかった場合は三名に対し三千万円を支払うことを約束します。





一通り目を通して遥斗は絶望した。

こんな理不尽な誓約書なんてサインできる訳ない!

そう思ったが、これさえ守れば警察に行くことは無い、また早くこの状況から抜けたいと言う思いから、サインをしてしまった。


するとあっという間に誓約書を持ってかれ、

「はい!これで遥香は正式に私達の仲間になったということで、今日はお開きにしましょう。 遥香もセーラー服脱いでいいよ! エクステも外してあげるね!」


莉奈は急に今までの事がなかったかのように遥斗を元の姿に戻してく。

遥斗はやっと解放されると思って安堵の表情を浮かべていた。


そして全てココに来た時と同じ格好に戻った時、莉奈「じゃあ遥香、これからもよろしくね♡ でも明日から誓約書を守らなかったら分かってるよね? あと今日着たセーラー服はあげるから大切に保管しといてね!」

と不敵な笑みを浮かべ呆気なく帰って行った。


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