表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

幼熟同意

 もう、目の前の人を神様だと信じるしか無い。

 神様は、力づくで人に頼み事をするということが出来ない。そう父からも教えられていたし、神様の見た目から、暴力的な印象がなかったので、断ることにした。

 それは間違いだったのだろうか。

 神様は、にやりと笑って、切れ目の目が赤く光り、俺に覆いかぶさるように大きくなった。

「急を要する」

 どこからか、低い声が響く。

「お待ちください」

「ちっ」

 そういうと、神様は元の姿に戻って、お茶をすする。

「お前でも事足りる相談事だ。そうでなければ、相談をしない。というか、お前の親父は、私は嫌いなのだ。何かとあれば、不承不承といった態度で、従順さがない。気も利かないしな、私の好みを理解しようとしないし。それに比べ、先ほどのケーキはうまかった。私は洋菓子の方が好きなのだ。そレを見込んで、相談しようというのだ。お前は、そんな私の気持ちを十分に考えて、良い答えを聞かせてはくれないというのか。話を聞くだけだ、何をそんなに警戒することがある」

 まだ心臓の鼓動が、怖いほどに鳴っていたが、よく断れたと思う。反射的に断ったに近いが、それでもこの永遠に生きて、想像できないほどの力を持つのであろう神様の頼み事なんて、普通に考えて、受けるものではない。

「それに私は縁結びの神だ。恩は売っておいたほうがいいぞ」

「間に合ってます」

「それは嘘だろう」

 バカにしたように神様は鼻で笑った。

 非常に癪に障ったが、話を反らすことにした。

「その、変身って何にでもなれるんですか?」

「ん? あぁこれか。別に変身ではない。その全てが私の姿だ。力の出し方の違いにすぎない」

 説明の意味が解らず、首を傾げていると、神様の髪の毛が短くなった。

「つまりはこういうことだ」

「いや、どういうこと?」

 今度は、神様が縮んで、それに合わせて服も小さくなる。顔も幼く、手足も小さく可愛らしく変化した。

「こういうことだ!」

「なるほど、最高ですね」

「ん、そうか。何がだ?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ