前へ目次 次へ PR 18/38 第18話 自然消滅だけは編 「ほんとに?」 思わず、子どもみたいな一言を重ねてしまう。 『ほんと。 ていうか、絶対別れないからさ(笑)』 画面の中の「(笑)」が、 そのときだけは、 冗談じゃなくて、約束の印みたいに見えた。 「そっか。 じゃあ、信じていいんだね」 そう打ち込んだあと、結局その一文は消して、 わたしは代わりに、 『分かった。ありがと』 とだけ送った。 あなたの「絶対別れないから」という言葉に、 わたしは、 社長への手紙を書いたことを、 その場では口に出せなかった。