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ライトネル連盟とダークレット帝国の宇宙戦 ノイシュバット星域戦。
大破した機体と小破した戦闘機が着艦する。
小破した機体のコックピットから飛び出し、大破した機体のコックピットを開けるユキト・イチジョウ。
ユキト「ウィリアム!すまない・・・」
大破したコックピットには、爆発で飛んだ破片が刺さり大量の血を流しグッタリとして片手をユキトに上げているウィリアム・クロフォード。
ユキト「な、なんだウィリアム?」
ウィリアムからメモリースティックを受け取るユキト。
ウィリアム「・・・この隊をヨウコに・・・・・・ユキト」
そう言って力を無くした手が落ちる。
数日後
惑星エレノアールに向かう艦のブリッジでウィリアムの言葉を思い出すユキト
ユキト「ヨウコは傭兵隊を継いでくれるだろうか?」
ライトネル連盟軍第1学校 来客室前
コンコンと、ノックをする。軍の学生服姿の女性。ヨウコ・クロフォード。
ユキト「どうぞ」
ヨウコ「失礼します」
ヨウコが部屋に入ると父親の親友、ユキトがソファーに座っていた。
ヨウコ「お久しぶりです。ユキトおじさん」
ユキト「10年ぶりくらいか。ミオンに似て綺麗になったな」
ユキトは懐かしそうな目でヨウコを見る。
ユキト「座ってくれ」
ユキトは対面の席に座るようヨウコに促し。ヨウコはユキトの対面のソファーに座る。
ヨウコ「それで、どうしたんですか?」
ユキト「ああ、ヨウコ・・・すまない・・・ノイシュリット星域戦でウィリアムは、俺を庇って・・・死んだ」
ユキトは暗い表情で語る。
ヨウコ「遺体はあるの?」
ユキト「いや、損傷が酷くてな・・・宇宙葬をした。ミオンにはこれから伝えに行く。・・・大丈夫か?」
ヨウコ「・・・・・・うん、大丈夫。いつかそんな日が来ると思ってたから」
ユキト「そうか・・・。それで、ヨウコに総合傭兵隊ギャラクシーサムライを引き継いで欲しいんだ」
ヨウコ「え?私に?(やっぱり、ギャラクシーサムライって・・・ださい)」
ユキト「ああ、もうすぐ卒業だろう。できればウィリアムの後を継いで欲しい」
ヨウコ「・・・・・・少し考えてもいい?」
ユキト「ああ。継がない場合は、母艦や機体は俺が引き継ぐから心配しなくていい」
ヨウコ「分かった」
ユキト「これ、俺のNEINの連絡先。来週また来るから考えておいてくれ」
ユキトはNEINのIDを教えるとソファーから立ち上がり部屋を出て行く。
ヨウコ「父さん・・・」
ヨウコは幼い頃の記憶の父を思い出して手で口を抑えて泣く。
学生寮 ヨウコとシルヴィの部屋
ヨウコが部屋に入ると幼馴染のシルヴィ・バスカビルが二段ベッドの下段で携帯ゲームをしながら声を掛ける。
シルヴィ「お帰り~、呼び出し何だったの?」
ヨウコは上段に登りベッドに潜りこむ。
ヨウコ「ユキトおじさんが来て・・・父さん、亡くなったんだって・・・」
シルヴィ「え?!ウィリアムおじさまが!」
携帯ゲームを軽く放り投げて、梯子を登りヨウコの様子を見るシルヴィ。
シルヴィ「えっと・・・大丈夫?」
ヨウコ「うん・・・・・・」
3日後 シュミレーション室
戦闘機での戦闘シュミレーションでヨウコ機が撃墜される。
ニーナ「ヨーコ!。どうしましたか?ライバルが不調だと楽しく無いデース!」
カタコトな感じで喋るニーナ・トレーシー。
ヨウコ「うん、ちょっとね・・・・・・」
ニーナ「ワオ!これは何とかしないと、いけませんね!。ランチに行きましょう!シルヴィも来なサーイ!」
ニーナは、ヨウコとシルヴィの腕を掴んで引きずっていく。
ヨウコ「ちょっと!ニーナ!?自分で歩くから!」
シルヴィ「あ~れ~」
学食
ニーナ「私の奢りデース!」
テーブルには大きめなハンバーガーが並んでいる。
ヨウコ「ありがとう」
シルヴィ「センキュー!、ニーナ」
シルヴィはさっそく両手でハンバーガーを持ちかぶり付いて食べる。
ニーナ「で。どうしたのデスカ。ヨーコ」
ヨウコ「ええ・・・父が亡くなって。傭兵隊を引き継ぐかどうかで悩んでるの」
シルヴィ「ゴクッ。まあ、安定のライトネル軍と不安定な傭兵なら・・・まあ軍だよね」
ニーナ「ホウホウ。答えは簡単デース!」
ヨウコ「え?」
ニーナ「悩むという事は、ヨーコはダディーの傭兵隊を継ぎたいのデス!」
ビシッ!と、ヨウコに人差し指を突き付けてドヤ顔のニーナ。
ヨウコ「・・・・・・うん。そうね!」
ヨウコは目を閉じ頷いた後。目を開け勢いよくハンバーガーを食べはじめる。
ニーナ「ワオ!良い食べっぷりでーす!負けませんよ!」
ニーナも勢いよく食べ始める。
シルヴィ「アハハッ!、二人とも下品~」
4日後 来客室
ユキトとヨウコは向かい合いにソファーに座っている。
ユキト「決まったか?」
ヨウコ「うん、やるよ。傭兵隊」
ユキト「そうか・・・ありがとう。ヨウコ」
安堵した表情で礼を言うユキト
ヨウコ「艦とかは見れるの?」
ユキト「修理と改修中だから見れるのは卒業式後だな」
ヨウコ「分かった。母さんにも話しておくね」
ユキト「ああ、ミオンに話したから大体は知ってるはずだ」
ユキトはソファーから立ち上がり扉に向かう。
校門
ユキトが艦に戻ろうと校門に向かうと。
シルヴィ「ユキトおじさま」
ユキト「ん?お会いした事がありましたか?」
シルヴィ「わた・・・コホッコホッ・・・失礼。わたくしシルヴィ・バスカビルですわ」
咳払いをして片足を少し後ろにやり、軽く腰を落としてドレスのスカートを持ち上げる感じの挨拶をするシルヴィ。
ユキト「えっ!バスカビルのお嬢様か!・・・・・・随分変わられましたね」
シルヴィ「ま、まあ。いろいろあって・・・連絡先教えてください!」
ユキト「ん?構わないが」
時は流れて卒業式後 校門前
ヨウコ「それじゃあ。二人も頑張ってね」
シルヴィ「うん・・・頑張る」
涙ぐみながら言うシルヴィ。
ニーナ「イエス!すぐにエースパイロットになっちゃいますよ!」
ヨウコは歩いて行く。
ニーナ「行きましたね?。シルヴィ!急ぎますよ!」
シルヴィ「オーケィ!ヘイ、タクシー!」
タクシーが颯爽と現れニーナとシルヴィはタクシーである場所に向かう。
数時間後 ヨウコの実家
ヨウコは私服に着替えて荷物を持ち。玄関には母のミオンと弟のディランがいる。
ミオン「ヨウコ頑張ってね。行ってらっしゃい」
ミオンはヨウコ抱きしめる。
ヨウコ「行ってきます。母さん」
ディラン「姉さん。頑張って」
ミオンから離れて、ヨウコはディランを抱きしめて。
ヨウコ「ディラン。母さんを守ってね」
ヨウコがディランから離れる。
ディラン「承知しました!」
ディランは見よう見まねな敬礼で答える。
ヨウコは綺麗な所作で敬礼する。
ディラン「姉さんかっこいい!」
ヨウコは振り向き玄関の扉から出て行く。
惑星エレノアール宇宙港16番ドック
ヨウコ「16番ドッグに居るはずだけど・・・」
ユキト「ヨウコ!!」
ユキトは中型艦の物資搬入口を背に手を上げている。
ヨウコ「ユキトおじさん!この船が父さんの?」
ユキト「ああ、黒」
?「ティターニアですよ!ユキトおじさま」
ユキトの言葉を遮り可愛らしい声が割り込む。
ヨウコ「えっ?シルヴィの声?」
コンテナの陰から女性が2人出てくる。
シルヴィ「やっほー!」
ニーナ「わたーしも!イマース!」
ヨウコ「2人とも何でここに?!」
シルヴィ「ヨウコと一緒に行く!」
ニーナ「ヨウコと一緒に行きまーす!」
驚き戸惑っているヨウコに2人同時に答える。
ユキト「ヨウコに内緒で傭兵隊に入るとシルヴィから相談されてな。いろいろ変えさせられたよ」
ヨウコ「変えさせられた?」
シルヴィ「ギャラクシーサムライなんて、ださいチーム名なんて嫌!。それで、私達の搭乗する機体がアサルトフェアリーって言うんだって。それでスターフェアリーにしたんだけど・・・そのままの方がよかった?」
シルヴィは、喋っている途中でヨウコが父親の付けた名前のままが良かったかな?と思い。不安そうに聞く。
ユキト「ださい・・・・・・」
気に入ってたチーム名がださいと言われ傷つくユキト。
ヨウコ「うん。私も思ってたからいいと思う!」
ユキト「くっ・・・ヨウコは分かってくれると思っていたのだが・・・」
ニーナ「分かりまーす。ニンジャ、サムライ、スシ、テンプラ。いいですヨネー!」
ニーナはユキトの肩に手を置き、目を閉じて頷きながらフォローを入れる。
ユキト「あ、ありがとう・・・トレーシーさん」
ニーナ「ノウ!前にも言いましたが、ニーナでいいデース!」
ユキトは女性が苦手である。
ユキト「う、うーむ。では、ニーナさんで」
ニーナ「フーム、これがシルヴィの言っていた。好感度が足りない、というやつデスネ」
ニーナは腕組みしながら考えている。
ユキト「とりあえず。汎用艦ティターニアの中を案内しよう」
ヨウコ「はい!」
汎用艦ティターニア 居住区
ユキト「部屋は好きな所を使ってくれ」
ヨウコ「部屋多いですね」
ユキト「元が客船だからな。荷物を置いてから隊服を着て出てきてくれ」
ヨウコ「承知しました」
シルヴィ「承知しました」
ニーナ「承知デース!」
3人は敬礼して答える。
ユキト「階級は無いから敬礼や敬語いらないさ」
ヨウコ「え、わ、分かった」
シルヴィ「了解~」
ニーナ「オーケィ!」
少し経ち
ユキト「うむ、3人ともよく似合ってるな」
ニーナ「ウーン!カッコよさとカワイイ感じがイイデスネ!」
ヨウコ「パイロットスーツにも着替えやすくていいね」
シルヴィ「ユキトおじさまのデザイン?」
ユキト「いや、格納庫に居る人が作った物だ。それでは、案内しよう」
汎用艦ティターニア ブリッジ前
ユキト「まずは、ブリッジだ」
ユキトを先頭にブリッジの扉を開き4人が入る。
アイ「ようこそティターニアへ。ヨウコ。シルヴィ。ニーナ」
自分達以外ブリッジには誰もいないのにブリッジ全体に声が響く。
ヨウコ「えっ?ブリッジから聞こえる?」
シルヴィ「もしかして・・・AIなの!?」
ユキト「驚いたか?ダーグレットのAIを載せたんだ」
ニーナ「AIってコンタクトできるのデスカ?」
アイ「はい。できますよ」
ダークレット帝国は、惑星エルデバランの政府がロボットとAIで経済を回復させようと推し進めた結果。機械に反旗を翻されて惑星エルデバランは、支配されてしまい各惑星に侵攻を開始したのである。そのためライトネル惑星連盟では高性能のAIやロボットは存在しないのである。
ユキト「艦の操舵やメンテナンス、その他諸々アイが制御してるんだ」
ヨウコ「父さん達が信じたんだから。私は信じる」
シルヴィ「わ、私も信じる!」
ニーナ「わたーしも信じマース」
アイ「皆さん、ありがとうございます」
ユキト「良かったなアイ。では、次に行こう」
アイ「はい、ユキト。いってらっしゃいませ」
汎用艦ティターニア 娯楽室&シミュレーション室
ユキト「娯楽とシュミレーションの部屋だ」
シルヴィ「はっ!凄い!筐体ゲームがあるよ!」
筐体に目を輝かせながら勢いよく駆け寄るシルヴィ。
ユキト「ハハッ、暇な時にでも使ってくれ」
ヨウコ「戦闘シュミレーションも出来るんですね」
ユキト「ああ」
ニーナ「ワオ!やってみたいデス!」
ヨウコ「はいはい、艦の案内が終わってからね・・・・・・シルヴィも」
シルヴィ「うっ!・・・・・・はい・・・」
筐体から渋々離れるシルヴィ。
ユキト「よし、次に行こう」
汎用艦ティターニア トレーニング室
ニーナ「プールがアリマース!!」
ユキト「客船だったからな。そのまま使うことにしたんだ」
シルヴィ「バーカウンターまである!」
ヨウコ「宇宙だと大変なことになりそうだけど・・・」
ユキト「この艦には重力装置があるから問題ない」
ヨウコ「(重力装置って結構高いんじゃなかったかな?)」
ニーナ「オーノウ!、水着持ってマセーン・・・」
ユキト「購買部に置いてあるかもしれない」
ニーナ「見に行きまショウ!」
汎用艦ティターニア 購買部
アイ「いらっしゃいませ」
移動する看板にスクリーンとアームが付いた機械からアイの声が聞こえる。
ヨウコ「アイさんが店員さんなんですね」
アイ「私の事はアイでお願いします。戦闘中以外なら24時間買い物ができますよ」
ニーナ「オーケィ!アイ。水着売ってマスカ?」
アイ「はい、有りますよ」
ニーナ「ヨーコ!、シルヴィ!行きまショウ!」
アイ「こちらです」
汎用艦ティターニア 購買部 女性用ランジェリー&スイムウェア売り場
ユキト「俺は別の所を見てるからゆっくり選ぶといい。終わったらアイに俺のいる場所を聞いてくれ」
ユキトはそそくさと別の売り場に行ってしまう。
アイ「あんなに慌てて、どうしたのでしょう?」
シルヴィ「まあ、男性は居づらいからね」
ヨウコ「いろいろな物があるのね」
アイ「面倒だからと船の中の物も一緒に買ったと聞いています」
ニーナ「これにシマース!」
水着を持って試着室に行ってしまうニーナ
シルヴィ「私達も選んで着てみようか」
ヨウコ「そうね」
少し経ち
ヨウコが競泳水着で試着室から出ると。
ヨウコ「・・・ニーナ・・・その・・・紐だけみたいなのだと・・・体を動かすのには向いてないような・・・」
V字型の水着?に同性であるヨウコでも目のやり場に困る。
アイ「とても似合ってますよ」
ヨウコ「そ、そうだけど・・・」
隣の試着室からシルヴィが出てくる。
シルヴィ「おお!ニーナ大胆だね!」
ニーナ「シルヴィも負けて無いデース!」
シルヴィはマイクロビキニだった。
ヨウコ「(あれ?おかしいのは私なの?)」
シルヴィ「ヨウコは・・・似合ってるけど普通な感じだね」
ニーナ「ヨーコは恥ずかしがり屋デース」
ヨウコ「・・・私は2人みたいに自信ないもの・・・着替えてユキトおじさんの所に行きましょう」
ヨウコは試着室に戻る。
ニーナ「シルヴィ・・・これは・・・無理やり着せるしかアリマセンネ!」
シルヴィ「ラジャー!」
ニーナとシルヴィは布面積が少ない水着を数点持ってヨウコが入った試着室に突入する。
ヨウコ「きゃ!何して・・・え?待って!そんな痴女みたいなの着せる気なの!駄目!やめて!いゃあぁぁぁ!!」
数分後 汎用艦ティターニア 購買部 駄菓子コーナー
ユキト「ん?来たか」
シルヴィ「お待たせしました。ユキトおじさま」
ユキト「ところで・・・ヨウコはどうしたんだ?」
ヨウコは魂が抜けたような虚ろな顔をしてニーナにおぶられている。
ヨウコ「もうお嫁に行けない・・・・・・」
ニーナ「ヨーコ。今はあのクライが普通デスヨ」
ヨウコ「嘘だ・・・本当なんですか?ユキトおじさん」
ユキト「40のおっさんに聞かないでくれ」
シルヴィ「ヨウコは流行に疎いからねぇ」
ニーナ「ところでユキトはオカシが好きなのデスカ?」
ユキト「好きだ」




