スキルに恵まれなかった万年平凡プレイヤーは、スキル「素振り」を使いダンジョンでランキングを上げていく。
藤堂淳司はダンジョンプレイヤーだった。十数年近くダンジョンプレイヤーをしていたが、平凡で仲間からも舐められていた。憧れのプレイヤーを追いかけてダンジョンに籠もっていたが、十万円のお金を使い、スキルを購入したが、使えないスキルを手に入れた。藤堂の運は最低で、ろくなスキルを手に入れて来なかった。珍しいスキルが一つあったが「素振り」というもの。即効性はなく、本人は剣を素振りをすればするほど剣の扱いが上手くなるとは知らなかったのだ。