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陰陽堂狂都支店  作者: ジオサイト
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依頼文とはじまりの予感


  依 頼 文


 先日、妹が庭先にて倒れ、高熱を発っしました。

 霊か、はたまた鬼か。

 妹は夜な夜な、女の姿を見るのです。

 女は自分を脅し、自分を襲おうとするのだと。

 首無事件の似顔絵を、折込紙で拝見いたしました。

 近隣の地区に配られたものです。

 その顔が妹を襲う女の特徴に酷似しておるのです。

 思い返すと妹が倒れたその翌日、

 事件は起きている次第。

 もし鬼の仕業であるのなら、

 妹の身が心配でなりません。

 是非に、腕利きの陰陽師をば

派遣下さりますよう願います。


     木辻、七条大路 明陽街 通称「西洋館」

             小野家当主 小野秀晴おのしゅうせい 

                   陰陽堂様



◇◇◇◇


 栄華を極めた、平成の世。

 新世代は其の世に憧れ、平成の復興を画策かくさくす。

 其れは瞬く間に時の流れに侵入し、京の一角を陣取る。

 右京うきょう七条大路ななじょうたいろ、其の周辺に兆す第三次文明開化。

 時の輝沙羅希きさらぎ天皇も、それを容認。

 人は其の地を、『明陽街めいようがい』と称す。


 ◇◇◇◇



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