青夏
青春、それは学生の特権なのかもしれない。
放課後、教室、部活、友達、テスト返し
五時間目、昼休み、給食、購買パン、吹奏楽の楽器の音、グランド、恋愛、進路、夏休み、課題、掃除、文化祭、体育祭、席替え
それらは、確かにあの時間、あの場所でしか
味わえない物たちで、過ぎ去った自分だけに
刻み込まれてきた思い出だ。
悪い思い出も、いい思い出も
人によって違うかもしれない。
だが、僕は幸運なことに
友達も少なく、ほぼ病んできた僕が過ごしてきた青春時代も振り返れば、そういうことも含めて全部、愛おしいと思える。
でも、過ぎ去ったものは、戻らないから
いつまでも「あの頃はよかった」って
ため息ついていても仕方がない。
だったら
春が過ぎたら、夏が来るように
青春が過ぎたら、青夏を楽しめばいいやん。
毎年、楽しみにしている
あるmv動画を見ているとそう思う。
それぞれの夏を過ごせばいい。
青春の時よりも時間とも
友達とも遊びにくくなってるけど
少なくともそのmv動画の中では
大人の方が夏を楽しんでた。
それは、出来ることの幅が
確実に広がってる証拠で
後は、青い空と
美味しそうな森と
綺麗な海さえあれば
友達と一緒でも
一人でも楽しめるはず。
新しいことに挑戦だって出来る。
今までを更に深く追求することだって出来る。
あとは、
少ない時間をどう楽しむか
自分のさじ加減次第だ。
そう考えると
青春が過ぎても悪くない気がする。
読んで下さってありがとうございます!!
夏の終わりに言うのも変か。