In heaven all the interesting people are missing.
There is always some madness in love. But there is also always some reason in madness.
知りたいと思うことに終わりはない。相手を知りたいと思うことは、相手を愛していることに他ならない。
知りたくなければ、見なければいい。
何かしらの感情が想起される、心情含めて反応する時点で、無関心とは言い難い。
そう。いつもなんだかんだで気にかけている。まるで恋に落ちたように。
明日はストロベリームーン。恋の月。一緒に見上げれば結ばれる、ひとりで見れば運命に繋がるという美しい待月に誘われて、好奇心の赴くままに浮かれ気分で
青山霊園。
まだお亡くなりになっていないはずなんだが、実質的に「返事がないただのしかばねのようだ」がリアルに通じてしまう。
この国では他の世界に旅立たれると「一柱」すなわち「神」になるので「信仰の自由」という意味のバーには相応しいのかもしれない。
時間は1703。日はまだある。しかし、入りにくい。看板などもない。それなりに特徴的なクロス柄は「彼」のファン以外は中二病の意匠として、特に気にしないだろう。
予約はしていない。なんとなく気分が落ち着かず「彼」の強さや強運にあやかろうと来てしまった。お酒は飲めないから来たことがなかった。
地下へ続く階段を降り、る前に特大パネル。外からは見えなかったが「彼」の代表曲のヴィジュアル写真。危険なイケメンに黄色い声をあげる前に、悲鳴を抑えこむ。暴力を辞さない感覚のこの方とバイクの相性は素晴らしい。マッチングアプリでみたら100%保証。お巡りさんも逃げる。
階段の踊り場には「彼」のサイン。地球儀と一緒に置いてある。何故かどきどきしながら筆跡に見入ってしまう。耳をすませば
地下から、微かに音が聞こえる。