雑談① 作中の表音コードについて
〈莉緒@休憩中〉
一作目の解説は随分長くなったわね。
〈五月雨@休憩中〉
記念すべきシリーズ一発目なので、語りたいことが沢山ありましたから。
以降は合間にちょっとした息抜きも兼ねて軽い設定話を挟んでいきましょう。
〈莉緒@休憩中〉
気分転換は大事よね。よし、早速やりましょう。
〈五月雨〉
それでは今回は、作中で頻繁に使われている『表音コード』について解説していきます。
〈莉緒〉
フォネティックコードとは、無線や電話などの交信時に、騒音や雑音、電波状態や発音の仕方などによる聞き間違いが起きないよう、アルファベットを正確に伝えるために用いる専門用語よ。
〈五月雨〉
専門用語といっても、戦争映画やゲームなどで「こちらアルファチーム、ポイントエコーに到着。これよりブラボーチームの援護を開始する」といった地味にカッコいい通信シーンを一度は目にしたり耳にしたことがあるかと思います。アレです。
〈莉緒〉
アマチュア無線やミリタリー知識を嗜む人達には馴染み深いかもしれないわね。
〈五月雨〉
この『機巧探偵クロガネの事件簿』シリーズでも、ゼロナンバーと呼ばれる特殊部隊員が〈フォネティックコード/コードネーム〉で互いに呼び合ったりしているシーンが多々あります。
とはいえ、読者様の中には「フォネティックコード? 何それ?」と首を傾げる方もいらっしゃるかと思います。
〈莉緒〉
以下にフォネティックコード一覧を記載しておくわ。一度知っておくと『機巧探偵』だけでなく、これまで見てきた、或いはこれから見る映画やドラマ、ゲームなどがより一層楽しめると思うから是非活用してみてね。
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A アルファ
B ブラボー
C チャーリー
D デルタ
E エコー
F フォックストロット
G ゴルフ
H ホテル
I インディア
J ジュリエット
K キロ
L リマ
M マイク
N ノベンバー
O オスカー
P パパ
Q ケベック
R ロミオ
S シエラ
T タンゴ
U ユニフォーム
V ヴィクター
W ウィスキー
X エックス・レイ
Y ヤンキー
Z ズール