生き急ぐ小さき者達
土曜日の20時更新です…
ペット福祉サービスのパン屋さん『ほっぺた』
六階建てビルの屋上で仕事終わりに僕とモモンガのヨースケ。いつものダベりタイム、スタート。
「あーッ、もう一月半ば過ぎたじゃんウサ」
「まだ僕ら何にもしてないのにね。ヨースケ」
「だな! 小動物の時間は短けーんだから、ボーとしてっとあっちゅーまにあの世行きだわ」
「モモンガ寿命短い……」
「はァ? ちゃんと健康管理してたらうさぎと変わんない位長生きしますゥ〜!」
「うさぎだってそんな長生きじゃないもん」
「だからサ! 振り返りやろウサ。ボーっと生きない為に振り返りやるべ」
「面倒……」
「えっとォ、え〜……最近何かあった?」
「ざっくりし過ぎだよ」
「じゃあ腹立ったコト」
「…………物価高」
「お、おぅ。腹立つよな?」
「野菜高いから死刑!」
「いつも野菜◯ねって言ってますけど」
「つまんないアニメ死刑!」
「いいね、異世界モンで設定だけこねくり回してるヤツとか」
「サザ◯さんとアンパン◯ン死刑!」
「怖ァァァァァァァァァッ…………今年のウサ怖ッ!」
「中居◯広死刑!」
「うん、怖いけどまだマシ」
「小動物に職質してくるポリ公死刑!」
「今ちょっといいですか、とかなー。ダメって言ってもついてくるヤツ」
「エロい目でリンのコト見てくるヤツ死刑!」
「ま、まぁリンはカワイイから……」
「つまんないテレビドラマ死刑!」
「また怖いトコに戻った」
「着せ替え人形の何とか……死刑!」
「ウサはアニメの方のファンだかんな」
「ベイビ◯わるきゅーれ……最高」
「さ、最高なんだ」
「映画も最高」
「そら良かったなー」
「日本一◯最低男、死刑! 観てないけど!」
「観てないのにィィィィィィッ? おま、SM◯Pに当たり強くね?」
『ぷっしゅううううううううう…………』
「耳、耳から煙出てんゾ! 大丈夫かウサ?」
「うん。今クールダウン中」
「お題が悪ィんだな……よし、今度は嬉しかったコトで」
「昨日の晩ご飯コロッケ出た!」
「おー」
「ロッキーと駆けっこして千勝目!」
「おおー」
「カラスに石投げたら当たった!」
「お、おおー」
「中居◯広がまた捕まった!」
「やっぱそこ行くねー。中居くんはまだ捕まったコトねーから。吾郎ちゃんとつよぽんだからソレ」
「みんな捕まってんのかと思った」
「怖いからお題変えよ。じゃあ、どーでもいいコトで」
「箱根駅伝で婚約発表した学生さん」
「何ソレ? マジどーでもいいわ」
「この人間は実在しまぷゥ」
「笑ってんじゃん。他は?」
「イシバってヤツ」
「石破総理かー」
「物価高いのコイツのせいだってリンが言ってた」
「ソレ腹立つコトじゃねーの?」
「ううん。もう、どーでもいい。どーでもいい。どーでもいい。イシバブッカタカ。イシバブッカタカ」
「ぷはは何ソレ〜!」
「イシバブッカタカ! イシバブッカタカ! イシバブッカタカ! イシバブッカタカ! イシバブッカタカ! イシバブッカタカ!」
僕らは声高々に踊ったり跳ねたりした。
ホントはどーでもよくない。
だってコンビニのコロッケ、ちっちゃくなったから。
それではまた…




