表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

182/229

上室性頻拍による発作にはカテーテルアブレーション

土曜日の20時更新です…

 胸が、苦しい。


 お胸ドキドキする。最近たまにあるこーゆーの。


 だからね。リンに内緒で動物病院行ったの。僕働いてるから小動物専用の社会保険証持ってる!


「ウサちゃん動悸がするのねー。心電図取ってみよっかー」


 女のお医者先生が検査したけどわかんなかったから。携帯用の心電計ってヤツ貸してくれた。これで苦しい時に自分で測定してみって。


 リンにバレたら心配する。だから内緒! 心電計も隠してます。


「心臓って筋肉で出来ているんだウサくん。筋トレすれば問題解決さ」


 公園でロッキーに相談したらムッチャ筋トレ勧めてきた。


「簡単な自重トレからリハビリすればいいと思う。じゃこの鉄棒で懸垂百回」


 脳ミソまで筋肉の犬の目がガチで怖い。とりあえずトライ、三回しか出来ません。


「もっと自分を追い込まないと! 心臓がパンクするまでやるんだウサくん、出来ないと噛むよッ」


 スキ見て逃げた。


 久々に全力で走ってお胸ドキドキ! ヤバ、心電計で測んないと……でも息が整うと収まった。違う違う、コレ動悸ってヤツじゃないや。あっぶねー。


「ウサ! アンタまたアタイのお気にの箱、バラして捨てただろ」


 散歩中の黒猫ジュジュパイセンと遭遇。何か僕に絡んできた。


 グループホーム『おだんご』でパイセンが気に入ってるトマトの箱(猫ってアホみたいに箱に入るの好き)悪戯したのバレちゃった。


「呪い、かけてやっからなーッ!」


 ん?


「エロイムエッサイムエロイムエッサイム……お前の息の根、止めてやんよ!」


 …………少しだけお胸ドキドキする。


 これだけ? こんなの測るまでもないわー。


「ちょ、こらウサ! 歩いて逃げんなテメ……」


 川沿いをフラフラ歩いててパン田さん発見。


「やぁ、ウサくん。暑い暑い。これからランチにしようかと思って。今日はジビエ料理を楽しむ予定でね」


 寒いのに泥だらけになって冬眠中のザリガニ捕まえてるガリパンが。僕はお胸ドキドキについて一応相談してみた。


「それはすまない。でもキングオブキング、パンダを目の前にしてドキドキするなと言うのは愚の骨頂。だから敢えて言おう! もっとドキド……」


 もうお家に帰ろ。


 結局お医者先生に診てもらうしかないんだ。お胸ドキドキの時に心電計ピッピッ。そんで診断してもらって治療して終わり!


「ヤダああああああん♪ こんなトコでウシャしぇんぱいに会うなんて。何か運命感じるゥ〜」


 覆面ハムスターのとっとこが作業着にヘルメット被って立ってた。


「今しょこの現場で解体のバイトやってたんでしゅよ。しぇんぱいにこんなカッコ見られてハジュい〜! 何かドキドキしゅる〜!」


 僕、全然しない。


 もう治ったのかなお胸? うん、多分治った。


 とっとこにヘルメット触らせてもらってからダラダラお家へ帰る。


「お帰りウサ〜、フライドチキン買って来たけど。食べる?」


 食べる!


 茶色い食べ物。僕、大好物!


「サラダも食べないとあげないよ〜」


 ガッデゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥム……


 野菜、死ね! 地球上から消え去れこのベジ野郎!


 …………あ、


 お胸が。

それではまた…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ