還暦ユキオの挑戦
土曜日の20時更新です…
「ウキィィヤッホッホー!」
「ぴしぇぇぇぇぇぇぇーいッ!」
はしりまわってます。
ぼくのいえではしりまわってるどうぶつさんたち。
「Gさーん、カ◯ピスお願ーい!」
せんとうをはしるしろウサギがさけびます。ぼくはGさんじゃなくてユキオなのに。
「シマちゃんはいつものヤツでいいと思うーッ」
ぼくのかぞく。シマリスのシマちゃんもはしりながらさけんでる。いつものヤ◯ルトでOK。
いっかいからダダダッてかいだんのぼってまたおりてぜんぶのへやクルクルはしってまたかいだん。ぼくのいえはいっけんやのにかいだてです。
おとうさんとおかあさんがのこしてくれました。
ぼくはおしごとをていねんでやめてからシマちゃんとずっといえにいます。
「私はプロテインのココア味をー!」
「ワシはジ◯ジャーエール頼むわじじいいいい」
ゴリライヌとキツネもはしってます。キツネはくちわるい。
とりあえずみんなにヤ◯ルトよういしました。
はしるのやめておとなしくテーブルにすわるどうぶつさんたち。ヤ◯ルトこくこくのんでます。
「あの、みんなはなんではしるの?」
「そりゃアレだよGさん。一軒家ってテンション上がるから。ね、ロッキー」
「だね! ウサくん。何か、こう〜熱いモノあるよね一軒家」
「ヤ◯ルトうまいわ〜じじい」
「シマちゃんは皆が走るから走ってると思う」
おともだちができてからシマちゃんはげんきです。まえはいっしょにアニメみたりしてました。いまはそとにあそびにいったりもします。
「次何しょっかロッキー」
「ここはシマちゃんのお家なんだから彼に決めてもらってはどうだろうウサくん」
「シマちゃんは皆のやるコト真似っこする師匠」
しろウサギのことししようってよびますシマちゃん。さいしょのおともだち。
「そか。じゃ、Gさんは何やりたい?」
「え、え、ぼぼく?」
どうぶつさんたちがジッとこっちをみてくる。
こまったな……やりたいことやりたいこと。ぼくはたすけがほしくてシマちゃんをみます。サッとめをそらすシマちゃん。
「えとえと……みんなでテレビアニメがみたいです」
「もうええっちゅーねん! アニメネタはウサだけで充分やっちゅーねん!」
キツネがちゅーねんちゅーねんうるさい。
「じゃあ三助は何かしたいコトあんの?」
「ワシかウサ。花札」
「却下。他ないの?」
「他て…………いたずら電話」
「それだ! イエデンあるGさん?」
どうぶつさんたちのめがキラキラ。わるいことすきなのかコイツら。おとうさんとおかあさんにしかられますもういないけど。
いっかいのでんわのまえにみんなでスタンバイ。
「ロッキー、番号言って」
「いくよウサくん。0、4、4……」
ゴリライヌがスマホででんわばんごうしらべて。しろウサギがかけてます。スマホでかければいいのに。
『プルルルプルルル……ぷっ…………はい。モシモシ』
「もしもし里見ィですか。警察です」
『……ウサか? どっからかけてんの。昼寝してたわ』
「ウサじゃないです警察です。えと、逮捕します。リンにつきまとった罪で。エラい人に替わります」
「もしもし警察の社長です。こんにちは、ずるむけ赤ティンコ先生。変態罪でいいかな?」
『ロッキーか? ヒマみたいだな小動物ども』
「もしもしシマちゃんです。判決死刑」
『シマちゃんて誰? 判決出んの早くね?』
「漫画。画が下手って噂やから諦めた方がええで」
『警察くくりは? つかお前泣かす』
とぼけたかおでじゅわきをわたしてくるキツネ。ぼくはどうしていいかわからなくてパニックです。
ことばがでてこない!
「……………………」
『ここに来て放置? もう切んぞウサ』
このままおわるってすこしホッとしたとき。
ダンダンパン! ダンダンパン!
どうぶつさんたちがあしをダンダン! てをパン! てやりはじめました。なにこれー。
ダンダンパン! ダンダンパン!
よくわかんないけど。
にげるのなしってかんじです……ぼくはなんだかやるきがでてきました。
「あ……えと、その。ユキオです」
「ユキオ? 声老けてね?」
「60さいです」
「あ、何かスイマセン…………で。ご要件は?」
しんこきゅうするぼく。
すぅぅぅはぁぁぁぁぁ。
「おまえの……」
「お、お前?」
「おまえの……」
「お前の?」
「おまえのかぁちゃんでーべーそッ」
ちょっとまがあってから。
「古ううううううううううううううううううッ!」
ガチャン。
でんわきりました。シーンとするどうぶつさんたち。
なにやらヒソヒソばなしがはじまります。
「……でべそって何?」「デベソ?」「ノンノン。でーべーそ」「でー?」「べー?」「そ?」
でーべーそッ! でーべーそッ! でーべーそッ!
わきあがるでべそコール。みんなでにくきゅうをつきあげながらさけんでます。
シマちゃんがガッツポーズしてとびはねてる。
ああ。ゆうきだしてよかったな。
あとでリダイアルしてごめんなさいします。
それではまた…




