陸拾漆 ~ スニーキング入浴 ~
『もうじき終わるね。ここまで早く事が進むなんて思ってなかった。あなたに任せて本当に良かったと思ってるわ。本当にありがとう。それと……ごめんね』
「へっくしょん!」
何度か発したくしゃみの音で、じんわりと目が覚める。
なにやら肌寒いかとも思ったけれど、そう思ったのは一瞬で、今は心地よい暖かさに包まれていた。このまま二度寝してしまおうとも思ったけど、非常に気分が悪いことに気づいて、意識は勝手に覚醒方向へ引っ張られる。
先ほどから軽い頭痛が続いていて、微妙な吐き気やめまいにも襲われている。さながら二日酔いのような状態だ。目の前の眩しさに薄目を開けると、突き刺さるような強い光で目がくらみ、頭痛が一層酷くなる。
どういう状況だと思っていたとき、ふいに光が消え、ぼんやりとした視界の先に薄暗がりが広がった。少しずつ目が慣れてくると、はるか上空に色とりどりの小さな光が、忙しなく明滅しているのが見えてくる。それはまるで星空のようにも見えた。しかし、星と自分との間に、透明なガラスのような物があることに気づき、同時に周囲を囲む壁も見える。そこで、ここがどこかの室内であるということがわかった。
喉はからからに渇いていて、おまけに気道がカサついていて、咳き込むほどに乾燥している。声を出そうとしたのだけれど、カサカサになった喉からは、かすれた風切り音しか出ない。張り付いた喉の奥が徐々に剥がれていく感覚に、息苦しさを覚えた。
そこで上体を起こそうとするも、正面のガラスに阻まれ頭をぶつけてしまう。仕方なく、再び身を横たえる。にっちもさっちもいかないとはこのことか。
「あいてて。なんだよもう……」
「ユカリさん! 晴一さん目が覚めたみたいですよ!」
掠れ声で呟くと、何やら周囲が騒がしことに気づき、同時に誰かの叫ぶ声が聞こえた。これはアイの声だろうか。ガラス越しのためくぐもって聞こえる。そもそもこれはなんなんだ。
気になって再度見回せば、ここは湾曲した風防ガラスのような物が付いた寝台のようで、自分はその中にパンツ一枚で寝かされていた。この形はどこかで見たなと思ったとき、頻りにアイが空中から引っ張り出そうとしていた、例の診療台の事が頭を過ぎる。寝台内を見回して軽く観察してみると、どうやら間違いないようだ。
何がどうなっているのやら。
「晴一大丈夫? 気分はどう?」
ガラス越しに声を掛けられて顔を向ければ、不安そうな表情をしたユカリとアイが、自分を覗き込んでいた。反対側にはサクラとヨリもいて、同じように不安な顔を見せている。
「なんかあれだな。アイはやっとこれ使えたみたいでよかったな」
目覚めたてのかさついた声で、間の抜けたことを言っている自分の様子に、ヨリとアイは安堵し、ユカリは呆れたように嘆息した。その隣で、サクラだけはけらけらと笑っている。
アイに蓋を開けてもらって寝台を降りると、ヨリがTシャツを着せてくれて、同時にユカリとアイからはひしとしがみ付かれる。サクラは先ほどと同様に笑いながら近くへ来ると、自分の背中をバンバン叩く。衝撃に咳き込んで、乾いた喉に痛みを覚えたので、身振りで水が欲しいことを伝える。すると、笑っているサクラが、どこからかミネラルウォーターを出してくれた。礼を返してそれを一気に半分ほどまで煽ると、生き返ったような気分になる。これでようやくまともに声が出るかな。
「なんかわからんけど、迷惑かけたみたいですまない。さっきサクラを見送っているときにさ、いきなり睡魔に襲われて。フワフワしてたところまでは覚えてるんだけど。あの後どうなったの? ここどこかの前室だよね。あれ、統括区画?」
水で濡れた口元を拭いつつ、皆に状況の説明を求めた。
「そうですよぅ。晴一さんが倒れたって言うので、急遽ここまでお連れしたんですぅ!」
「ホントにもう。あんた倒れてばっかよね。何してくれてんのよ。心配する身にもなってほしいわ……」
アイはべそをかいて、ぐしぐしと自分のシャツに汁を擦り付けている。ユカリは相変わらず怒ったような口調だが、アホ毛を見る限り嬉しそうだった。前にもこんなことあったな。
「サクラに呼ばれて、皆でリビングへ行ったのですが、その時はもう晴一さんの意識がなくて。サクラのログを見たユカリはそれは大変な騒ぎでした。うふふ」
「もう、ヨリは余計なこと言わないの」
安堵の笑みを浮かべるヨリとは反対に、アホ毛を豚のしっぽのように一重巻きにしたユカリが不満を言う。アホ毛筋と入ってるのかな。
「他の皆さんには車両に残っていただいて、四人で運んだんですが……。本当に何事もなくて何よりですよぅ。……ふえぇん」
相変わらず自分のシャツに汁を擦り付けているアイが言い、シャツの染みは一層面積を広げている。
「また心配かけちゃったな。マジですまん。でもまさかこんなことになるなんて思ってなかったからさあ。ほんとユカリの言う通りここに来てから何回も倒れてるよな俺」
なんとか探検隊の気絶芸人か。それにしてもアイは何故ここまで泣く。
「ユカリ姉も自分で安全機構組み込んだくせにさ~、心配し過ぎじゃん? こうして晴兄も無事だったわけだし。あ、ちょっと頭良くなったりとかしてない?」
「おまえな。人をミュータントみたいに言うんもんじゃあないよ」
診断結果についてはまったく問題なかった。
倒れた原因は、脳にかかった過負荷のせいで極度の疲労状態となり、単に眠りこけてしまったとのこと。仮想現実とは言え、無茶が過ぎればこのような目に遭うのか。いい勉強になった。今後は調子に乗らず慎重にパラメータを設定しよう。
「ほれ、ふたりとも。俺はこの通りなんともないんだから、そろそろ開放してくれまいか。あ~もう、アイの所だけびしょびしょじゃん。つめてえなあ。なんでそんなに泣いてんの」
「えう、すびばせぇん。折角仲良くなれたのにもうお別れかと思うと悲しくてぇ、あうぅぅ」
「縁起でもねえな……」
顔を上げたアイとシャツの間に、キラキラとした粘液状の糸が逆アーチを作る。
彼女の言い分は極端だけど、心から自分の身を案じてくれていたのだ。こんなものを見てしまっては、アイの頭をわしゃわしゃと撫でまわすしかない。アイにも深く感謝したい。
「どこにいてもモテモテだよね、晴兄はさ~」
診療台に寄り掛かった格好で、サクラは笑っていた。これをモテていると言うのは、いささか問題があると思うが。
「飄々としてるけど、あんただって相当取り乱してたでしょ」
自分から離れて、サクラに向き直ったユカリがそう苦言を呈す。見ればサクラは、バツが悪そうに目線を外し、ふとももに両手を挟んでもじもじしていた。
あのとき、大慌てでユカリを呼びに行ったサクラは、ダイニングの手前で転倒して、文字通り転がり込んできたらしい。彼女自身にけがはなかったが、激突した反対側の壁が損傷したそうな。あとは、驚いたリエが、ランの膝に巨大パフェをひっくり返すという被害が出たとか何とか。
「ふたりにも悪い事したな」
そんな話をしているうちに、やっとアイも離れてくれた。びしょびしょのシャツを脱いで、顔を拭ってやる。すると、ヨリがまたどこからか新しいシャツを用意してくれた。
かわいすぎるヨリを抱き上げて、帰ろうと皆へ言うと、ユカリはまた文句を言いたげな顔をしていた。
◆ ◆ ◆ ◆
虹の間の転送装置を経由し、工作室の隅にある小さな転送エリアから出た途端、リエにタックルを喰らう。ヨリと共にびっくりしたが、早いところエリア外へ退去しないと、後続の三人が超空間内に詰まってしまう。急いでふたりを抱えて広い場所へ移動する。その時膝の力が抜けかけたが、ランが手を貸してくれたので、体重を預けた。まだ少しふらついているようだ。
続いて残りの三人も車両内に帰還し、狭い工作室内は人口密度が飛躍的に向上してしまう。ここは狭苦しいので、必然的にダイニングへ移動することになった。倒れてからどれくらい寝ていたのかと腕時計を見れば、あれから十二時間近くも経っていて、すっかり夕方だ。あらやだ。
「やべぇ。ずいぶん長い事寝ていたんだな。さっきまで朝だったのにもう夕方になってる」
左右の腿にヨリとリエを乗せた格好でテーブル席へ着き、背もたれに寄り掛かる。
「晴一くんがまた倒れたと聞いて、わたくし肝を冷やしましたわ」
共に隣へ座ったランが、そんなことを言いながら、疲れたようにこちらへ寄り掛かってきた。すると、丁度同じ側にいるリエに頭を撫でられ、それに答えるようにランは小さな姉をきゅっと抱く。これは尊い癒し。
「本当にもうよろしいのですか? 眩暈がしたり、頭が痛いとかはありませんか?」
反対側では、熱を測るようにして自分の後頭部と額上部に手を当て、ヨリが心配している。
「うん、もう大丈夫。だからそんな心配そうな顔しないでおくれ」
ユカリとアイの診断によるお墨付きも貰っているし。本当に心配はないのだが、こういう時のヨリはいつも以上に気を使ってくれる。自分の身を案じてくれる人がいるというのは、本当にありがたいことだ。
三姉妹といちゃいちゃしている所へ、珍しくユカリがホットミルクなどを持ってきてくれる。まるで風邪で寝込んだ子供のように、至れり尽くせりな状況に、少し困惑する。桃缶とか出てくるのかな。
「一応病み上がりなんだから、あんまり無茶なことするんじゃないわよ? ほら、ふたりとも。もう降りなさい」
ユカリに促されて、ヨリとリエが膝の上から降りようとするので、少しシートの奥側へずれて、ランとの間にリエを収め、ヨリには壁際に座ってもらう。
ユカリは自分の前にカップを置くと、テーブルを挟んで反対側のシートに腰を下ろした。お礼を述べて、彼女が用意してくれたホットミルクへ口を付けると、話を続ける。
「もうじき夕飯ができるって、アイが言ってたわ。今朝のカレーが残っているから、夕飯はカレーうどんにするそうよ。今日は一日カレーね」
これはカレーあるある。一食カレーにすると、その日や翌日は三食カレーになってしまうという事例。
私的には一日中カレーでも不満はない。なぜかカレーっていっぱい作っちゃうんだよね。でも、ここでは別に鍋へ作り置いてるわけじゃないんだから、一日カレーにする必然性も無いと思うんだけど。
「いいね、カレーうどん。でもシャツ白いんだよな……。あ、ユカリセット装備で食べればいいか」
うどんをすすったときの汁跳ねを、物理保護領域でガードしようという魂胆だったが。何て事に使おうとしてるのかと、ユカリからお叱りを受けたので、それはやめておいた。代わりにヨリが、紙エプロンがあることを教えてくれたので、カレー染みの発生問題は無事解決された。何でもすぐに出てくるのが凄い。
夕飯のカレーうどんを食べて、リビングでくつろいでいるとき。手合わせなどで気になった設定内容のことを思い出した。丁度暇だし、見直すためにヘルメットを展開する。機能説明の頁を送っていくと、超空間経由保管区画選択、防御機構、基礎強化、慣性及び姿勢制御、耐環境保護機能といった既知のもののほかに、欺瞞という項目が目に入る。
“欺瞞”という文字の放つ怪しい雰囲気に強い興味を惹かれたため、設定の見直しは一旦保留し、その詳細を確認する。
“機能名:位相移替偽装。本機能は、超空間リンク技術を応用した潜伏機能であり、存在確定比率を五割から最大八割程度まで移替させ、認知を阻害する機能である”
概要の説明文の冒頭には、そんな文言がある。また、動作例には丁寧な説明動画まで用意されていたので、内容を閲覧してみる。動画には、仲居ヨリが歩いたり走ったりしながら、出たり消えたりしている模様が映っていた。
動画内の仲居ヨリは、アクションを決める度に無表情でピースサインを出したりと、何やら様子がおかしい。気になって映像を拡大してみれば、彼女の瞳がやや赤いことに気づく。モデルとして映っていたのは、少し前のチカだった。普通の仲居ヨリであれば、こんなことは絶対にしないだろう。ここまで見れば説明は十分なので、合点がいったと動画を閉じる。
さて、新たな機能の発見があったことで芽生えるのは、それを行使してみたいという欲求だ。でも、ただこの場で隠れた所で何も面白くはない。そこで思いついたのは、この機能で潜伏移動をしてバスルームまで行き、ひとり入浴までこぎつけるというミッションだ。だが、たとえ潜伏をしていても、警戒をしなければならない相手がいる。それは、チカとムツミという仲居を超越せし存在だ。
彼女たちの警戒能力と索敵能力は、うちのメンバー中随一思って間違いない。故に、彼女たちの周辺を移動する場合は、最低でも視界を避けて行動する必要がある。仮に視界を完全に回避することができたとしても、その程度で彼女たちの監視の目を欺けるとは思えない。それでも確実に検知能力の一つは回避できるので、一考の余地はあるはずだ。まあ、こればかりはやってみなきゃわからない。とりあえず彼女たちの様子を窺うと、まだふたりはダイニングの方にいる。今のところ目視される可能性はない。
目の前にはリエとランがいて、仲良くおしゃべりをしている。このままここで潜伏機能を使っても、ふたりにはもろバレになるから、まずは場所を変える必要がある。そこで自分は、ふたりに操縦席へ行くと伝え、席を立つ。
ダイニングを抜けて工作室を過ぎ、操縦席まで来たところで後ろを振り返る。念入りに追跡者がいないことを確認してから席に着く。ここまで来たついでに、コンソールで車両の位置も確認しておこう。表示された画面には、半分ほどが塗りつぶされた路線図と共に五十二パーセントという数字があるため、あと半日もあれば到着するはずだ。
椅子に座ったまま背後を再度確認し、ユカリセットを装備して潜伏機能を有効化する。位相移替の度合いは最高の八割に設定して、いよいよ意を決してリビングへと移動を開始した。アイとヨチム組は、丁度キッチンに向かって立っているので、こちらは見えていない。テーブルシートにはサクラとユカリがいたが、こちらのふたりも気づいた様子はなく、話を続けていた。リビングについてからも追跡者はおらず、ランとリエも楽しそうにおしゃべりしていたので、どうやら誰にも気づかれずにバスルームに到着できたようだ。
「あっさり成功してしまったな。そしたらこの機会を逃すのも惜しいし……。このまま風呂に入っちゃえ。うひひ」
悪い顔をして風呂場へ入り、ユカリセットの収納と同時に衣服もしまい、意気揚々と長い洗い場を進んでシャワーを浴びる。一人静かに風呂を楽しめるチャンスは本当に少ないので、おじさんは嬉々として体を洗いはじめた。うっひょーえんじょいふりーだむ。
「晴一様。お脱ぎになられたお召し物は保管区画へ送らずに、脱衣籠へお出しください」
「わたくし共の御勤めに支障も出ますゆえ、何卒御高配賜りたく存じます」
「ギャッ!」
恐怖漫画のひとコマよろしく、おじさんは泡塗れ状態で悲鳴を上げる。目の前の鏡に映った自分の顔は、恐怖に慄いていた。
完全に油断していたおかげで、今まで以上に驚いてしまい、心臓は口から飛び出さんと言わんばかりにバックバクである。そこで鏡越しに背後を見やると、髪を上げたバスタオル姿のチカとムツミがちょこんと座り、無表情でこちらを見ているではないか。
「なんでぇ!」
「なぜと問われましても?」
「わたくし共抜きで入浴をなされては困りますが?」
「じゃなくて! いつから気づいてたの? ふたりともこっちへ意識向けてる様子なかったよね?」
「「意識は向けておらずとも、心配りはしておりますれば」」
「晴一様及び、皆様の座標は常に追跡しております」
「常に快適な住環境をご提供するためにも、気配りを絶やすわけには参りませんので」
やっぱりこのふたりにはかなわない。
視界がどうとかいう話ではなく、究極のプロ意識で、まさしく皆の生活を見守っているのだ。おじさんはもう完全にお手上げ。
「ではお背中をお流しいたしましょう」
「では私はチカの背中をば」
「ああ、ありがとう。ホント有難い……」
薄く笑みを浮かべた鏡越しのふたりは、慣れた手つきで自分の背中を洗ってくれている。
その間ただ待つのもなんなので、同時に頭を洗ってしまうことにした。いまだに落ち着かない心拍を優しく癒すような、丁寧なタオル運びで仕事を終えたチカは、湯船の湯を手桶で掬い、背中の泡を流して作業の完了を伝えてくる。ふたりに礼を言って、入口に一番近いところまで浴槽内を移動し、浴槽へ寄り掛かって深く息をつく。さて、こうなるとそろそろだろう。
そう思っていると、乱暴に扉を開けたユカリが乗り込んできて、ガミガミとクレームを入れられる。後は流れ作業のように、皆が風呂場へなだれ込み、一番最後に全裸のアイが鼻歌交じりで現れた。そこでチカの名を呼ぶと、バスタオルが飛来する。ナイスです。
「昨日もそうだったけど、風呂と聞いてすぐ全裸になるんじゃないよ。なんで外で脱いじゃうんだよ。ていうかタオルを巻けって、裸は許さんぞって言ったでしょうが」
昨夜、二度目の風呂となる夜の入浴時に、アイは部屋でいきなり全裸になって、浴場へ向かおうとしたのだ。聞けば彼女には羞恥心など皆無で、衣類を記号程度にしか考えていないらしい。
「え~。でもですよ? 異性は晴一さんしか――」
「おっと、そこまでだアイ。その話は俺の中で完結している」
強い既視感を感じたので、アイの言い分が済む前に割り込み、その先は言わせない。
「えぇ~……」
「え~じゃないよ。とにかく、脱衣場以外で脱ぐのは禁止! これは社の常識な! それから浴場内では、胸までバスタオルの着用を厳とすること。いいな?」
「はぁ~い。晴一さんが強く言われるなら仕方ないですもんねぇ~」
「いや昨夜もそう言ったつもりなんだがな……」
アイはしゅんとした顔で、ムツミ経由で渡されたバスタオルを体に巻き付ける。うら若き乙女がこんな有様では目も当てられん。
「あたしも別に裸でいいと思うんだけどね~。まー晴兄の命令じゃしゃ~ないよね~」
「お前も文明人でありたいなら、服を大事にしやがれ」
「あははー」
またもサクラはけらけらと笑い、パンツ話のときのようにあっけらかんとしている。あははじゃねえんですよ。
このところはほぼ毎日こんなやりとりをして、入浴時間は騒々しいものになってしまう。ひとりで静かに入れないのなら、せめて落ち着いて入れるように配慮が欲しい。おじさんは悲しいよ。




