10)困難なスキル獲得
「・・では、シュンどの。
なにか質問はありませんか」
穏やかに、宰相コクトーがたずねる。
艶々とした白髪を後ろに撫でつけた、いかにも貴族然とした初老の男だ。
今のところ、彼が、もっとも頻繁にシュンに会いに来ていた。
今朝も、訓練についての詳細に、わざわざ、大臣自ら部屋を訪れた。シュンの様子を見たかったのだろう。
シュンはわずかに首をかしげた。
「今は、判らないことはありません」
逡巡したのち、応えた。
「では、なにかありましたら、そこにいるアロンゾに尋ねれば良い。
勇者の件、引き受けていただき、感謝する」
大臣は従者を連れて部屋を出て行った。
遺されたのは、青みがかった黒髪の青年と、シュン、それに、侍女がひとりだった。
アロンゾは歳は20代始めくらい。一見ポーカーフェイスだが、よく見ると、じゃっかん不機嫌そうな顔をしている。癖毛の髪が、ぼさぼさで野暮ったい。
侍女は置物のように立っている。茶色い長い髪をポニーテイルに縛り、丸い焦げ茶の目をした若い侍女だった。
アロンゾは侍女に向かって、「勇者とふたりきりにしてくれ」と命じた。
侍女は、シュンに小さく黙礼してから、部屋を出て行った。
シュンは、そんなアロンゾの様子を、平坦な目で見ていた。
「椅子に座っても良いですか?」
アロンゾはシュンに尋ねた。
シュンがうなずくと、アロンゾは真向かいに座った。
シュンのために用意された部屋は、二間あった。
二間続きの応接室と寝室。応接間の方にシュンとアロンゾは居た。
重厚なテーブルを挟んで布張りの椅子が6脚置かれていた。そのうちのひとつにシュンが座らされており、アロンゾはその真正面の椅子を選んで座った。
アロンゾは、切れ長の目で、シュンを見つめた。
こんなにあからさまに見つめられるのは、居心地が悪かった。
「ずいぶん、警戒してますね」
アロンゾが怪訝そうに言う。
「当たり前だろ」
シュンは不機嫌につぶやいた。
胸のうちで、無理矢理つれてきた奴らが言う言葉かよ、とグチをこぼした。
アロンゾがイラついている理由は、なんとなく判っていた
コクトー大臣との面会の前に、アロンゾは、シュンに説明していた。
念話通訳のために、視線を合わせる必要がある、協力してほしい、と。
大臣の前で緊張していたシュンは、しばしば、それを忘れて、視線をそらせたり、うつむいたりしてしまった。
ふいに、アロンゾが、シュンの顎を掴んで顔を上げさせた。
「いきなり、なにするんだよ」
シュンは、アロンゾの手を払いのけた。
「すみません、少しイライラして手が出ました。
目を見ないと、念話通訳がうまく出来ないのです」
「それは、判るけど。
俺も、心を読まれるのは慣れてないし、不愉快だから・・。
あんた、目つき悪いし」
「それは申し訳ありませんでした。
私も、やりたくてやってるんじゃないんです。
言葉が分からないと、意思疎通ができないからです。
こちらの言葉を学んでいただければ、私を介さないで済みます。
まずは、言語学習から入りましょうか」
「判った」
アロンゾの言っていることは正論なので、シュンは、素直にうなずいた。
「言葉を学ぶスキルはあります。
『多言語理解』と『暗記』、『念話通訳』のスキルを取得してから、言語学習に望めば、数日で日常会話に不自由しなくなるでしょう」
「ずいぶん、便利なんだな・・」
「エルフの言葉や、獣人の言葉も、これで一発ですよ」
それからは、なんとか、和やかに話ができた。
――疲れた・・。
先行きに一抹の不安を感じた。
◇◇◇◇◇
8日後。
――どうして、俺は、スキルが取得できないんだろう・・。
アロンゾは、『勇者は、招喚され、この世界に来てしばらくの間は、スキルが望むだけ手に入る』と、言っていた。
けれど、シュンは、スキルが取得できないでいた。
生き残るためには、強くならなければならない。スキルは必要だ。それなのに、スキルが、どうしても取得できない。
――もう、8日になるのに。どうしてだろう。
今日は、キアゲハは静かだった。
明け方の薄明かりの中で、シュンは、自分の胸元を見下ろす。
キアゲハは、ただ静かに、シュンの胸に貼り付いている。
父が起きているのは知っている。
眠る必要はない、と言っていたのだから。休憩は必要だけれど、眠りというより、ただじっとしていればいいと言う。
――父さん、どうしてだろう? 俺、よほど才能ないのかな。
『そんなことはない』
すぐに答えが返ってきた。
――やっぱり父さん起きてた。
じゃあ、どうして取得出来ないんだろう。コツがあるのかな。
『・・コツは・・アロンゾが言っていた通り』
――ただ熟睡すればいいんだろう?
スキルをリアルにイメージする、という部分で失敗してるのかな。
異世界人はイメージが得意だろう、ってアロンゾは言ってた。
なぜ、出来ないんだろう。
アロンゾの説明によると、招喚されてすぐの方が、スキルの取得がしやすいはず。
それなのに、今日で8日も経つのに、取得できたスキルはゼロだ。
武術の指導を担当する騎士セオドアも、すぐにもスキルを使った訓練に入りたそうにしていた。
毎日、剣術のフォームを見せてくれている。
すごくかっこいい。シュンは、いつも見惚れていた。
セオドアが剣を振るう姿が目に焼き付いている。
――それなのに、スキルが取れない。
これ以上、どうすればいいんだろう。
キアゲハは、やけに無口だ。
他のことなら、答えてくれるのに。
このスキル取得に関しては、とたんに口が重くなる。
これまで、シュンの身の危険に関しては、父は、ずいぶん、親身になってくれてた。必死になってくれた、と言って良い。
――スキル取得ができないのは、危機的状態だと思うんだけど。
なぜ、相談に乗ってくれようとしないんだ?
キアゲハが、一瞬、身をすくめたような気がした。
――父さん?
シュンは、違和感に気付いた。
――父さん、なにか、隠してる?
父は、嘘がつけない。性格的に、生真面目だから。
バカ正直と言って良い。純朴なのだ。
――なにか知ってるんだろ。
キアゲハは、頑なに押し黙っている。
――言えよ。どうして黙ってるんだよ。どうしてだよっ。
キアゲハが、居心地悪そうに、身じろぎをした。
――もしかして、俺、どうしようもない無能なのか? スキル取得の能力が、ぜんぜん無いって? 変だろ。
アロンゾは、「異世界人はスキルが取得できるのは当たり前」みたいに言っていたけど、俺は、例外なのか。
『違う。シュンのせいじゃない』
「じゃあ、どうしてだよっ」
思わず、声が出た。
『落ち着け。話すから』
――やっぱり、知ってたのかよっ。俺が悩んでたのに、なんで黙ってたんだよ。
『・・知っていた、というか、推測だ』
――なんでもいいから、言えよ! スキルが取得できないと、俺、下手したら、死ぬだろ。
『判ってる』
――じゃぁ、話せよ。
『異世界人が、スキルを取得できるのは、睡眠などで意識を失うたびに、「疑似的に生まれ変わる」ことができるからだ。
本来は、生まれたときにだけ得られるスキルを、異世界人は、「疑似的な生まれ変わり」の度に得られる』
――うん。
『異世界人にそういう現象が起きるのは、異世界人の魂が、元の世界へ引き寄せられるからだ。
引き寄せられなければ、「疑似的生まれ変わり」は起きない』
――・・うん。
『魂が、元の世界に引き寄せられるためには、条件が要る。
まず、異世界人本人の魂が、元の世界に戻りたい、と想っていること。
それから、もうひとつ。
元の世界の親しい者たちが、消えてしまった彼に対して、戻ってきて欲しいと、願い、祈ること』
――それ・・つまり、俺のこと。誰も・・誰も、なんとも想ってないって・・そういうこと・・。
『そうじゃない。状況が・・』
――状況ってなんだよ?
『特別な状況だったんだ』
「もういいよっ、俺のことはほっとけよっ」
『シュン、落ち着けよ。
最後まで聞いてから・・』
「聞きたくない。もう、俺から離れろよ」
『いや、だめだ、まだ、説明の途中・・』
「離れろって」
シュンは、手で胸元を払いのけた。
キアゲハは、シュンの手から逃れるように、ふわりと飛んだ。
シュンは、ベッドに飛び込み、布団を頭からかぶった。
――もう、こんな世界、うんざりだ。こんなところに閉じ込められてるのも・・。
出て行こう。・・金をなんとかして・・。俺みたいな子供が一文無しで生きていけるほど優しい世界じゃないだろうから。なにか、売れるものを持ち出して・・。
『シュン・・落ち着け』
「うるさいっ」
シュンは、キアゲハに思い切り枕を投げつけた。
「あ・・」
――やり過ぎた・・。
ベッドから身を起こし、見回すと、キアゲハの姿がない。
――父さん・・?
慌ててベッドから降りた。枕を持ち上げると、キアゲハはそこに居た。
平べったく、床に落ちている。
――色が、薄くなっている・・。
キアゲハは、まるで消えかけているように、おぼろげになっていた。
――ごめん、父さん・・。
シュンはキアゲハの傍らに膝をつき、床に手をついた。
『・・シュン、大丈夫だ・・』
声が小さい。かろうじて聞き取れるけれど、まるで風のささやきのようだ。
――消えないで・・。
涙がこぼれる。
キアゲハの上に涙のしずくが落ちると、キアゲハは、ほんのわずかに、色を取り戻したように見えた。
『話は、最後まで、聞くべきだよ・・』
――判った。聞くから、話して。
シュンが手を差し出すと、キアゲハは、手のひらの上にふわりと乗った。
『さっきの続きだ・・。
シュンの場合、過去に辛い目にあったから、元の世界に戻りたいという欲求が、非常に薄い。魂は、もう、戻りたいと想っていない。
これは、スキル取得のためには、最大のマイナスポイント』
――そうか・・。確かに、俺、戻りたいとは想わない・・。
『それから、シュンは、招喚される前の状態に、悪条件が揃っていた』
――悪条件?
『そうだ・・。
元の世界の、親しいひとたちというのは、幼いころからの友人や、家族だ。
シュンは、幼なじみの友人たちとは、ここに来る1年前に、引っ越しをして、別れているだろう』
――・・うん。
『1年も経つと、やはり、親しい想いは、薄くなる。
それに、引っ越した先で知り合った友人たちとは、あの事件のせいで、半年ほどで別れている。おまけに、それから半年も経っている。
シュンは、だから、友人たちからの想いを得にくくなっている』
――そうか。
『それから、家族のうち、父である僕は、こちらに来てしまっている。
それに、悪条件は、まだあるんだ』
――まだあるの? もう、心が折れそうだよ。
『判るけど、とりあえず、我慢して最後まで聞いてくれ。
シュンは、招喚されるときに、どういう状況だったか、覚えて居るかい?
森を歩いていただろう?』
――うん、そう。森の中を、ひとりで歩いていた。
『そうだ。引率の先生たちが声をかけたのに、どんどん、森の奥に入っていった』
――それが、どうしたの?
『シュンは、あの半年前に、凄惨な事件に巻き込まれている。
以来ずっと、まるで、廃人みたいに、落ち込んでいた。
そんなシュンが、引率の先生に逆らって、森の中に入った。
それきり、行方不明になった。
こういう状況で、シュンが、今ごろ、どう思われているか、判るかい?』
――あ・・、まさか、自殺?
『僕は、シュンと一緒に、ここに来ているから、後のことは判らない。でも、まず、間違いなく、森の奥で自殺していると思われてるだろうよ』
――そうか・・。
『残された家族――母さんや美優や冬樹は、シュンに戻って欲しいと願うというより、「仕方が無い」という諦めの気持ちが強くなってるだろうね。
3人とも病院で傷だらけで血まみれのシュンの姿や廃人みたいなシュンを見ているから。
ふつう、人が、神隠しに遭ったら、残された家族は、「どこに行ったんだろう」と案じ、「帰ってきて欲しい」と願う。
それが、魂を呼ぶ、ということ。
けれど、シュンの場合、それが得にくい状況になっている』
――・・判った・・。
『シュンが愛されていなかったとか、無能だとか、そういうことじゃないんだ。
ただ単に、悪い条件が揃ってしまっただけだ』
――うん・・。その点は良かったけど。正直、絶望的な気分だったから。でも、「絶望的」って点では、変わらないんだな。どちらにしろ、俺は、スキル取得が出来ない・・。
『それなんだけど。
ずっと、考えていたんだ。
なんとか、なるかもしれない』
――ホント?
『ああ。
僕は、実体が無いだろう。おまけに、少し特殊な存在になっている。
僕は、黄泉の国・・というか、この世から外れた異界が、すぐ側にあるような状態なんだ』
――へぇ・・。
『異界に引き摺られていったら、そのまま、彷徨ってしまうような感覚が少しある』
――それ、マズイんじゃない?
『だから、気をつけてる。
それで、シュンを、そっちの方に、連れて行くこともできると思う』
――え・・黄泉の国に行くって、怖いんだけど・・。
『シュンは大丈夫。ここの世界に身体があるから。行くと言っても、ぎりぎり間近のところにするし。魂は、僕が連れて行くのを止めれば、即、身体に戻る』
――なるほど。
『ただ、僕は、異界に入ってからシュンと離れると、そのまま、黄泉の国に迷い出て、戻れなくなる』
――それもマズイんじゃ・・。
『そうだね。まだ、シュンが心配だし』
――いや、そういう意味だけじゃなしに。
『それに、これからもシュンにスキルを取得させなきゃいけないのに、1回で僕が消えてしまったら困る。
だから、僕は、シュンにしがみついてないとな』
――そうしたら、大丈夫なんだね?
『大丈夫』
――ぜったい?
『平気さ。
でも、仲違いしているときとかは、心が離れてしまうかもしれないから、止めておこう』
――判った。
キアゲハが、『やってみよう』と言うので、シュンは、言われるまま、またベッドに横になった。
キアゲハが、シュンの胸に舞い降りて、ぺたりと貼り付く。
『じゃ、行こうか』
やけに軽い口調で父はそう行った。
キアゲハが、シュンに貼り付いたまま、舞い上がる。
ふわりと。
――あれ?
気が付くと、宙に浮いていた。
視線を下に向けると、ベッドに横たわるシュンの身体がある。
――俺、寝てる・・。
魂が、身体から抜け出た、ということか。
『これで、スキル、取得できるか?』
――う・・ん。取得できる感じがしない・・。
『だよね。意識あるし・・。じゃぁ、もうちょいだな。スキルのことは、心に留めておいて』
――判った・・。
シュンは、アロンゾとセオドアに教えられた魔法と剣術を思い浮かべた。なるべく、リアルに。
ふいに、辺りの空気が揺れ、視界が歪んだ。
キアゲハは、さらにしっかりと、シュンに潜り込むように貼り付いてきた。
すでに、異界に入り込んでいるようだ。
辺りに靄が立ち籠めている。
靄に襲いかかられるように包まれ、ふと、意識が遠退いた。
それは、一瞬だった。
次の瞬間には、元の自分・・、ベッドに寝ている自分の身体に戻っていた。
――戻れた・・。
目を開けて、上体を起こす。
――スキルは取得できたんだろうか。
光魔法や、剣術レベル1とか。取得できてたら良いんだけど。
指に魔力を込めてみる・・。アロンゾに繰り返し言われた通りのやり方で。イメージトレーニングだけは、繰り返し、やっていたのだ。
――灯れ。
・・と、指先に、ぽわりと光が灯った。
「出来た・・スキル獲得・・」
『良かった』
父さんの声。
慌てて胸元を見ると、キアゲハは、いつものように、胸に貼り付いていた。
◇◇◇◇◇
あれから、もう一眠りしておいた。
すっきりと目覚めたのち、再度、確認したところ、取得したスキルが10個になっていることに気付いて驚いた。
――あのさ、これホントかな? 父さん。
『今、確かめた通りだ。
ちなみに、僕も一緒に、スキル取得できてるから』
――え~マジ?
『シュンに、くっついてたから・・』
――そういう理由? 父さん、魔法、発動できるの?
『出来ると思う。でも、室内では危ないから止めとく。
見張りも気になるし』
――その見張りって本当に? どこで、どうやって、誰が見張ってるんだよ? この部屋を?
『気配が、その時々で変わるから、使い魔を寄こしてるんだと思う。
この部屋の声だけ聞いている時や、窓から覗いている時とか。あるいは、廊下から、部屋をうかがうだけ、とか。
その時によって、感じが違う。
誰が寄こしているかは、皆目、判らない』
――不気味だな。
『仕方ない。ずっと気をつけていたから、大丈夫だろ』
――父さんのことは? キアゲハの姿を見られてるんだろ?
『視線を感じるときは、シュンの胸でじっとしているようにしてた。問題ないと思う。
シュンの胸の、キアゲハの痣は見られてるだろうけど。でも、まぁ、そういう痣だと思われているだけだろ』
――それならいいけど。
でも、びっくりしたな。いきなり、10個もスキル獲得できてるなんて。
『スキル獲得への渇望が暴走したのかな』
――でも、これ、マズイな。
アロンゾたちには、ふたつくらい、獲得できたことにしておくよ。
『そう?』
――当たり前だろ。スキルの取得は、1日にひとつふたつが、せいぜいって言われてたんだぜ。それが、10個って・・。取得できた理由を聞かれたら困る。
『そうだな・・』とキアゲハは、少し考え、『さすがに、不自然かもな』と言う。
――だろ。
『でも、アロンゾは、「鑑定」のスキルを持ってるから、隠すのは難しいよ。
毎日、シュンをのぞき込んで、「スキル獲得は、まだですね」と確認してるじゃないか』
――そうだった・・。
『シュンが隠せるようなスキルを持っていれば誤魔化せるだろうけど』
――そうか、「隠蔽」スキルがあればいいのか。
『じゃぁ、スキル獲得しておこう』
――え? 今から?
『今日、アロンゾに会う前に獲得しておかないといけないだろう』
――そりゃそうだけど。でも、連続で、父さん、大丈夫なのか?
『大丈夫。案外、難なくできたから。シュンにしがみついておけば、戻って来られると確認できたし』
――戻って来られない可能性もあったのかよ。
『大丈夫だとは思っていたけどね。招喚のときは、実際、しがみついて、ここまで来られたんだし。でも、万が一ってことがあるだろう』
――ちゃんと、そういう可能性も、言ってほしいよな・・。
『ま、とりあえず、「隠蔽」スキル、獲得しようか。
シュンは、さっき、「自分の能力を隠したい」と、かなり切実に思っていたし、具体的にイメージできてたから、きっとすんなり手に入るよ』
数分後。
前回よりも戸惑うことなく、サクっと、「隠蔽」スキルを、取得することができた。




