主人公がヒロインにサプライズするのはテンプレだろ?
いやーおひさしぶりです。 元気ですよ・・・マジですいませんね・・ なんか執筆意欲湧かなくて気づけば・・1年経ってたんですよ。 おかしいなぁ・・ 冬眠でもしてたんですかね・?? まあどんなに遅くても完結ほぼ100%させるのでブクマ解除しないでね♡ お願いします(切実)
俺は現在、シルビィとアリスそしてその両親である、ロセフィーさんと王様と朝食を取っているのだが、アリスがあと数ヶ月すればいくといわれている学校に一緒にいかないかと誘われている。
「さっきもいったがすぐではないのだ。 数カ月後だからのぉ。 お主も平気じゃろう。」
「は、はぁ・・・」
確かに数カ月後なら時間をもある程度経っているから、大丈夫そうだが学園って嫌な予感しかしないんだよね・・・だが・・
「一緒にいってくれないの・・?」
とアリスから上目遣いからの涙目されれば童貞の俺が断れるはずもなく・・・
「わ、わかったよ・・・」
「やった!」
と尻尾を激しく降りながらロセフィーさんと抱き合って喜ぶアリスを見るとまあしょうがないかと思う俺だった。朝食後はアリスとシルビィとで街に遊びにいくことになった。 これってデートじゃね? と思うが口にはださないぜ。 違ったら怖いもん・・・ 朝の日課であるトレーニングを終わった後俺はアリスのところに向かった。
「というか王女だってバレないのかアリス?」
俺は今か今かと街に行くのを楽しそうにしているアリスに率直な質問する。普通に考えてバレると思うのだが。
「大丈夫よ。だってこの腕輪があれば、いつもの私には見えないもの。 まあ特別なスキルがあれば別だけどね・・・」
とアリスはおそらくマジックアイテムであろう腕輪見せてくるがいつものアリスにしか見えない俺はイマイチ効果がわからない。だがシルビィからみると・・
「本当です! いつもと全然違います!」
とのことらしく、いつもとは違う見た目らしいです、はい。 そんなこんなで街に両手に花状態でデート?に出発しました。
「いい街だな。」
俺は街をみた率直な感想をおもわずもらした。 人はみんな笑顔だしみんな活気があって非常にいい、親しみやすいというかな・・
「当たり前よ!自慢の街だもの!」
と隣で胸を張る王女様はなんだかとても誇らしげだが同時にアリス自身もこの街が好きなんだということが見て取れた。 シルビィもおれと同様に非常にこの街が気に入ったようだ。
「連れていきたところがあるのよ! ついてきて。」
とアリスに連れてこられた先には大きなレストランがあり、名前は・・
「ミヤンバー?」
「そうよ! すごくおいしいお店なのよ! ちょっとワイルドというか見た目はあれかもだけどすごくおいしいの!」
とアリスが絶賛するお店の中に入ってみるとなんというか酒場みたいな感じのお店だった。 ただ驚くのはいくつかのテーブルに魔物と思われるなにかが丸焼きにしておかれているのだ。 どうやら何人かでまるまる一体を食べているようだ。
「ここの丸焼きはすごくおいしいの! 特にオークの丸焼きや、スカイバードの丸焼きがおすすめよ!」
とアリスがいうのでスカイバードの丸焼きを注文した。 さすがにオークの丸焼きは、ちょっとね・・ 数分で注文した丸焼きは来たのでさっそくたべてみるのだが・・
「うめえな・・おい・・。」
「でしょ!」
とアリスが絶賛するのも納得だ。 おそらく新鮮なのだろう。 肉はジューシーだしなおかつこのソースが非常にうまい。 日本でもはやるんじゃないかというくらいにうまいのだ。 なんのソースかはやはり秘密らしいが非常に肉にあい、なおかつしくこくないのだ。 俺は一心不乱にこの肉うぃたべた。 一人で7割くらい食ってしまったが、アリスもシルビィもお腹いっぱいみたいなのでよかった。 そして大変このお店に満足したおれはホクホク顔でみせをでようとするのだが。
「おい、にいちゃん。 かわいい獣人つれてんじゃねえかよ。俺たちに貸してくれよ!」
と見事にテンプレを体現したかのようなモブが現れたのであった。俺が頭の中で三下のモブあらわれた!
レイはどうする? とかふざけていると。
「おい、聞いてんのかよ? びびってんのか?」
と笑みを浮かべながらこのモブはどうやら俺を煽りに来ているようだ。てかこいつ普通の人間だな。獣人の国にきてまでよくやるな・・ ちょっと恥ずかしいので
「わざわざこんなとこまで問題おこすなよ・・。 貸せるわけないし・・」
と普通に返す俺。いやだって一人王女様なんだが・・まあシルビィだけでも渡すわけないどさ。
「なんだと? Aクラス冒険者の俺に逆らうのか? 生意気だぞ!」
とこれまたテンプレのセリフを言いながら、テンプレの行動・・つまり殴りかかってきたので、
「若さゆえの・・いやモブゆえの過ちか・・・」
と少々かっこつけながら相手の攻撃をよけながら首を後ろから手刀でたたいた。もちろんモブは気絶したのでそのまま店の外に放り投げた。 店に迷惑だからね。そのまま俺たちはお店をあとにした。
「大丈夫だったよな? 二人とも?」
「ええ、もちろん。」
「はい!ご主人様のおかげです!」
まあなにもされる前に潰すからなにか起こることなんてないけどね。そういや次はどこかいきたいところでもあるんかな?
「他に行きたいところはあるのか? 」
「ええ!ついてきて!」
とアリスに連れて来てもらったのは魔道具店だった。結構品揃えが多くてびっくりした。獣人が魔道具をそんなに使うとは思わなかったからな。まあ買うものもないとおもうけど。なぜなら魔道具店に行く前にアリスが欲しそうに見ていた宝石店でのネックレスを超高速移動で、購入済みなのでサプライズの用意もばっちりなのだ。特にめぼしいものもないので魔道具店を後にした俺たち。
「レイの欲しいものがなかったのは残念だわ。 結構あのお店の品揃えには自信があったんだけど。」
とアリスは少しだけ悔しそうにというか寂しに言う。 少し罪悪感がわくが、俺基本何でもできるからなぁ・・。 まあそんなことより・・
「そんなことよりほらこれ。」
と言っておれは先ほどのネックレスを渡す。
「え!」
とすごく驚く反応を見せるアリス。 それもそのはずだ、俺とシルビィが屋台に少し気を取られている間に少しチラ見していた程度だったのだから気づかれいるとは思わなかったのだろう。
「でも、これ結構・・」
「値段はきにするな。 俺結構金持ちだから。 それに刻印魔法で特殊な刻印を施したからな。 全状態異常無効に即死無効だ」
「えええ!」
と驚くアリス、まあシルビィなんて口をあんぐりさせて固まってるし、結構やばいもんなんだろうけど。実はシルビィの分もあるんだがなぁ。。
「まあ受け取ってくれアリス。 今日のお礼だよ。」
「あ、ありがとう・・」
と俺からネックレスを受け取るとすぐにつけるアリス。つけ終わると照れているのか顔を赤くしながら
「に、似合うかしら?」
と言うもんだからこんなくせえセリフ俺が言ってもいいのかわからんが、本当に心の底からそう思うので俺は
「ああ、似合うぜ。」
顔を真っ赤にさせながらも嬉しそうに笑う彼女をみて、こんな恥ずかしいセリフも言ってみるもんだな、俺は思った。
シルビィ「私もいるんですけど・・・」