24話 ヒロインの親が親バカなのはテンプレだろ?
すいません結構時間が空いてしまいました。 しかし自分は文章力が低いな〜 と思いまして・・・
他のラノベを初めてそっちで練習したのち、この小説を1話から改訂しようかなーと検討中なんですよね〜
「いやじゃ〜いやじゃぁ〜」
「・・・・・」
今この国の王であるレガード国王は小さい子供が駄々をこねる時にやるみたいに寝転がって地団駄踏んでいる。 国民これ見たらどう思うんだよ。
「あらあら〜 まさか獣化して負けるなんてね〜」
「認めんぞ〜 絶対みとめんのじゃ〜」
「あらあら〜あなたそろそろいい加減にしなさい・・・?」
ゾク・・・
ロセフィーさんの周りから謎の黒いオーラが出ている。すごい殺気だ。国王もビビって一瞬で立ち上がりピンと背筋を伸ばして立っている。
「す、すまんかったのぉ、し、しかし認めるわけには・・」
「あらあら〜 でもあなた負けたのよ〜? 獣人は強い物が全てなのよ〜?」
「そう、そうじゃが・・・」
「あ、あのー?」
とりあえず誤解を解こう。話はそれからだ
「何を勘違いしているのか知りませんが、アリスをどうこうする気はありませんよ? アリスを渡さんとか言ってましたけど心配しなくて大丈夫ですよ?」
「そ、そうか!」
さっきまですごい落ち込んでいたのに急に元気になる国王。 どんだけ親バカなんだ。 姫なんだから政略結婚とかあるんじゃないの? 獣人はそういうのないのか?
「ちょ、ちょっと!」
国王が元気になったと思ったら、ちょっと目がウルウルしているアリスが話しかけてくる、ロセフィーさんは何か考えているような表情をしている
「どうしたアリス?」
「レ、レイはわ、私のこと嫌いなの・・?」
出ました、上目遣い・・・。てかどんな質問なんだよ嫌いって・・
というか今日会ったばっかなんですが・・
「いや別に嫌いじゃないけど・・ なんで?」
「そ、そう・・別に気になっただけだから気にしないで! き、嫌われてたらどうしようかと思ったわ・・・」
最後の方は聞こえなかったが少し機嫌が良くなった気がする、しかし逆に国王は 呆然とした顔をしている。心なしかなんか真っ白く見えるのは気のせいだろうか? てか表情がころころ変わるな、おい
「あらあら〜 アリスちゃんは乙女ね〜 でもレイくんは攻略難しそうね〜 」
攻略? 俺を攻略ってどういうことだ・・・・? アリスが俺を攻略? いやそんなはずがない、そんなフラグが立ったはずもない、となると・・ あ! そうか どうやって俺に勝つかの戦略の話か! そりゃあそうだ なんたって俺は最強なはずだからな!
「ええ、もちろんそう簡単に攻略できませんよ、さっきの戦いも手を抜いてましたし。」
「あらあら・・・ 本当に攻略できるのかしらね・・?」
「が、頑張ります・・ お母様・・・」
なんかロセフィーさんは呆れた顔をしてるし、アリスは疲れたような顔をしている。 なんで?
「フフフ、ひやっとしたがアリスは大丈夫そうじゃの・・ 相手が鈍感バカみたいだしのぉ」
なんか国王がぶつぶつ言ってると思ったらさっきまで固まっていたが、今は嬉しそうだ。 俺が舐めぷして倒したのに笑ってるってなんでだ?
あとよくわからんがちょっと前からシルビィが俺からアリスを遠ざけるように抱きついている。 あとアリスをガン見している。そんなに仲良くなったのかな?
「まあとりあえずゆっくりしていきなさい〜 夕食でもいかがかしら〜」
「あ、はい。 ありがとうございます」
「うわ、すげえな・・・」
「あらあら〜 気に入ってくれたかしら? うちのコックはなかなかの腕なのよ〜」
でかい広間みたいなとこの、長いテーブルで食事をしてるんだが・・・突っ込みどころが多すぎる!
まず長すぎて端っこしか使ってないんだよね! わかるかな? なんか映画とかでよくあるあのめっちゃ長いテーブルだよ! ハリー○ッターとかでもあったよね!
そして食べ物の量・・ 半端ないんだが! しかもものすごく美味そう・・・ ばあさんの宿の飯もまあまあだったがここのはもっと美味そうだ。
あとなんかロセフィーさんとか薄着になってるし、護衛とかも少ないし大丈夫なんだろうか・・?
「どんどん食べてね〜 あらレイくんも食べなさい〜?」
ずっと心の中で突っ込んでいたせいで出遅れたみたいだ。 シルビィはどんどん食べている・・ うまいんだな・・・
「あ、はい・・ でもなんで着替えてるんですか?」
「だって常にあんな格好してたら疲れちゃうわよ? 身内だけでいる時はこんな感じなのよ〜。 それにレイ君と主人もいるから護衛がいてもいないのと同じだしね〜」
「そ、そうなんですか」
どんだけフリーダムなんだよ。まあ確かにはっきり言って国王よりも弱い奴が何万いようと敵じゃないしはっきり言って邪魔か。 実力主義の国だし、こんなものなのだろうか?
「まあ、もういいか。 いただきますっと」
「あら〜 なんなのそれ? いただきますって?」
ロセフィーさんがいただきますに食いついてきた。 そうかやっぱりそういう文化ないのか。
「いや、食材や作ってくれた人に感謝を込めて、食べる前にいただきます と食後にごちそうさまっていうんですよ」
「あらあら〜初めて聞くわね〜 でもなんかいいわね〜」
「なんか毎回言ってると思ったらそういうことだったんですねご主人様! 私もこれから言いますね!」
なんだか知らんがジャパニーズ作法は異世界でも人気なようだ。




