20話 婆さんキャラが強いのはテンプレだろ?
もうちょいでブックマーク300ですね〜 素晴らしい!
そして今回おばさんの正体が明らかに!?
おばさんはなんと・・・!
続きは広告のチラシではなくて 本文で!
名前 カリファ (人族)
レベル255
HP 10万
MP 10万
P 10万
S 5万
D 3万
MPow 3万
MD 3万
おいおい。 どういうことだよ・・ バケモンじゃねえか。 まあ俺が言うのもなんだけどさ・・・ スキルも結構いろいろある。
いくつかレベル8とかもあるなんでこんなばあさんが宿屋なんてやってんだ?
「あら 今鑑定したね、あんた? なんとなくわかるんだよ」
「ああ。 あんた何者だ?」
「ただの元冒険者だよ。 結婚してずいぶん前に引退したけどね」
「何がただの冒険者だ。 詳しく教えてくれよ」
確実に凄腕の冒険者のはずだ。 いろいろ何か聞けるかもしれない。
「そんなに知りたいのかい? まあいいけどね。 私は元地獄の薔薇のパーティーの一人だよ」
「ええええ!!」
よくわからんがシルビィがめっちゃ驚いている。 おそらくものすごい有名なパーティーなのであろう。
シルビィにこっそり聞いてみたら10年ほど前に忽然と消えた超有名なパーティーらしい。 いろんな種族の女性がいたらしくメンバーは7人 。 メンバー全てSSランク以上だったらしく最強のパーティーとも言われていたらしい。
「すげえばあさんだな」
それが俺の第一声だった。
「失礼なやつだね。 でも私のステータスを見てまるでビビってないようだね。 その若さで私より強いなんてね。 恐ろしい子だね。」
「いやお前の脳筋っぷりにびっくりだよ」
「何かいったかい?」
と言いながらばあさんがどこから出したかわからん 大太刀を俺の首に向けていた。 全く見えなかった。 しかも何かばあさんが光っている。
スキルをよく見たら、 変な名前のスキルを発見した
「永遠の乙女」
自分を極限まで鍛錬した女性が稀にゲットできるスキル。 乙女に対して失礼なことを言う異性に対してステータスが上昇する。
どんだけ上昇してんだよ。 俺が見えないんだぞ・・・ と、とりあえずなかったことにしよう。 お、俺も無益な争いは好まないからな!
「い、いや何も言ってないですよ?」
「そうかい? 悪かったね。最近、耳が遠くてね。 すまないねぇ」
「そ、そんな まだまだ若いじゃないですか・・・・(心だけは)。 イタい!」
急に大太刀のきれない方で殴ってきやがった。 なんて凶暴なんだ。
「何か失礼なこと思っただろう? 私は勘がいいんだ。 気をつけたほうがいいよ?」
「あ、ああ わかった」
クソォ どうなってんだ・・ 俺は最強じゃなかったのか?
ルナ〜〜〜!
まあでも夕食は本当に美味しかった。 見た目はアレだがポイント高いなあのばあさん。 そして今日もいっぱいシルビィモフモフして寝た。 シルビィの抱き心地は最高ですよ、マジで。
次の日の朝、俺たちはめんどくさいことになっていた。 トラブルが発生したんですよ。 トラブルシューティングお願いしたいです、はい。
「俺たちに喧嘩売ったんだ 逃がすわけねえだろ?」
はい、また性懲りも無くきたんです。 スデイザウ奴隷商の皆さんです!
もうどうしたらいいんでしょうか? 全滅させればいいんですかね?
「というかあんたら勝てる思ってるのか? あんたらガメツイより弱いじゃねえか」
鑑定済みなんだがみんなかなり弱い。 数はいるがこんなので勝てると思ってるのか?
「うるせえ! わかってんだよ。 てめえがたまたまガメツイに攻撃が当たって勝ったのはな! じゃなきゃあんな一撃であいつやられるなんてありえねえんだよ!」
うわぁ ダメな人じゃん。 格の違いがわからないタイプじゃん・・
めんどくさいけど、殺りますか・・ 俺に絡んでくるのはいいがシルビィが狙いみたいだからな。 確実に潰すか。
「お前らさ。 来世では悪人なるなよ・・・・」
その日一つの奴隷商が消滅した。 その時店にいて、解放された奴隷たちは口を揃えて、 「悪魔のような救世主様が助けてくれた」 というのであった。 死体の数は優に200を超えていたそうだ。
俺たちはギルドに来ていた。 奴隷商のことは証拠も見つかるわけないからしらばっくれることにした。 奴隷の子たちを解放する時はフードをかぶって顔を隠したからな。ちなみに認識阻害魔法ってのを使ったからどんな人物だったかはうまく言えないだろうな。
まあそれでも絶対とは言えないから早めにここを出ることにした。 次の街に早く行きたいってのもあるんだけど。
「もう行ってしまうんですか?」
リーザが寂しそうに聞いてくる。
「ああ、大きな都市に行ってみたいからな。 クエストも思ったよりいいものないしここ・・・」
「どこに行ってしまうんですか・・?」
涙目で聞いてくるリーザ。 そんなに仲良くなったっけ?
「たぶん ランカスターの王都に行くと思う。 一番近いしな。」
5個も王都があるわけだが。 全部回るかどうすっかな・・
「わかりました、 また会いましょう〜」
と言って事務室に入ってしまった・・・ これ最後だと思うからもうちょい話したかったけどまあいいか。
「なんだか嫌な予感がします、ご主人様。」
「嫌な予感?」
「はい、 あの受付嬢絶対になにかしますね・・・」
急にどうしたんだシルビィは・・・ まあいいか。 今日で最後だ。 ばあさんの宿にも今日で最後だな。適当にクエストを終わらせて、夕方くらいに帰った。
「婆さん明日俺たち他の街に行くよ。」
「あら早いんだね。お代を返さないとね。」
「いやいいよ。 いろいろよくしてもらったしね。」
「そうかい? じゃあこれを渡しておくよ。」
と言って腕輪みたいなものをくれた なんだこれ?と思って見つめていると 婆さんが説明してくれた。
「それは 元地獄の薔薇メンバー の証みたいなものさ。 まあ、あんたほど強ければ平気かもしれないけど、 それがあれば力になるはずだよ 元メンバーたちがね」
まあ、会えたらの話だけどね とつけくわえた婆さん。 まあツテってのは大事だからな。 ありがたくもらっておこう
「ああ、ありがとな。なんだかわるいな」
「構わないよ。 ただそこの嬢ちゃんだけは大切にするんだよ?」
「当たり前だ。 シルビィは絶対守る。心配するな」
と言って隣を見る。 シルビィはキラキラ目で
「ご主人様・・・」
とか言ってる。 これはゴーサインなのでは? まあ自信ないから行かないですけどね!
最後の夕食はいつもより豪華だった気がする。 めっちゃ食った。
そして毎晩のルーチンの通りシルビィをもふもふして寝た。 今日はなんかいつもよりシルビィがエロい声出すから、 ムラムラしそうになったから早めに寝た。
そして次の日の朝俺たちはクロサイスの街を出発した。
ここに来てようやく、町の名前が! 特に意味はないです、はい。




