第1章 女神の試練 1話 まあテンプレ通りの展開ありがとうございます
週2、3回を目安に投稿していこうと思ってますがどうなるかわかりません・・・
意識を取り戻すと明らかにさっきまでいた教室ではないところにいた。周りを見渡すと他のクラスメイトたちも意識を取り戻しているみたいだった。近くには黒子と美紀がいたので、とりあえず揺すって起こしてみた。
「ん〜ここどこ? 零くん〜?」
とめちゃくちゃ眠そうに美紀が起きてくる。
「まあ異世界じゃねえかな?とりま黒子起こさねえといけええだろ。」
「うん、そうだね。 黒子〜起きろ〜」
と言って美紀が黒子の頭にチョップする。
「痛!・・・ ってここどこよ? まるでお城のなかみたいだけど・・・ 夢でも見てるのかしら」
「あー夢だといいけどな・・・早く起きて帰ってゴロゴロしてえわ俺h・・いってええ・・・」
「何すんだよ黒子?!!」
なぜか知らんが急に黒子に頬をつねられる。なんだ夢かどうか俺で試したとかいうんじゃねえよな?
「あら、痛いの。 夢じゃないみたいね・・・ どうしましょう・・・」
ドンピシャだったらしい・・
「自分の頬使えよなんで俺の頬を、しかも思いっきりやりやがって・・・」
「あら、いいじゃない別に。そこに頬があったから手が出たのよ。男なんだから気にしたらダメよ?」
こいつはマジなんなんだ・・自己中すぎるだろ・・・ いつも男だからと理由つけやがって。と俺がキョロキョロ周
りを見ている黒子を睨んでいると
「そんなことよりあっちに綺麗な女性と衛兵?さんがいるよ」
「おい美紀そんなことよりって酷「本当だわ。あの人外人かしら?行ってみましょう美紀!」」
何?なんなの・・・ 普通に無視されたし。上からかぶせてきたしマジなんなんだよ・・
てか思いっきりあれ王女だろ。テンプレ過ぎるわ・。。 今日はテンプレのフルコースだろきっと・・
やっぱチートとかあるのかな・・・ 俺チートないとかだったらウケるんだが・・ このクラスにはいじめられっ子
いないし復讐とかはないだろうがどうせ一番強いのは池面だろ。 勇者とか似合いそうだ、あいつ。
と俺が数秒の間に色々考えていると
「ちょっと零!!早くきなさいよ!!」
「零くん〜早く早く〜」
と美女二人(攻略不可)が俺を呼んでいます。
「ああ今いくよ・・・」
俺はとりあえず話を聞くため王女であろうその人の方へ向かった。
「ここはどこなんですか!!?」
「生徒たちをどうするつもりですか?」
と大きな声で質問してるのはうちの先生の小春先生だ。あれだよ某シスターがいきなりやってきた不幸高校生が戦いに巻き込まれ、素手で敵を殴るあの作品にいるような感じの合法ロリ先生がうちの先生の説明にぴったしだ。
春ちゃん先生と呼ばれて結構人気は高いが、いまいち先生として見られてない気がするが、異世界きても生徒想いなのか、色々質問して生徒はどうなるんだ?とか聞いてるみたいだ。 ふむどうやらなぜかは知らんが言葉は通じるみたいだな。
「ここはサイゼアースという世界です、生徒たちには大変申し訳ないのですが我々に力を貸していただきたいのです」
なんだその名前・・・サイゼ◯アみたいな名前だな、おい。 ああ、半熟卵のミラノ風ドリア食べたいな・・とか俺が思ってると
「力を貸すって何にですか?」
と小春先生が言った。 いつの間にか隣には男たちの憧れの体育の先生愛子先生がいた。
ちなみに愛子先生は体育の先生でめちゃくちゃ胸大きく、お姉さんのような色香を漂わせている。噂ではそのメロンはグレイトなGカップらしい。 なお、男どもは死んでも愛子先生の体育の授業を休まない、何度も風邪を引いた生徒が無理やりきて、倒れる事件が多発している。
「我々は魔族と戦争しています。 その戦争に協力していただきたいのです。もちろん全力であなたたちのサポートいたしますし、あなたたちは異世界人なので皆さん素晴らしい力を持っているはずなんです。だからどうか我が国の民をお救いください。 魔族たちは強く我々だけでは対処できないのです。」
と涙ながらに語る王女様。その必死の姿勢に呆気をとられる小春先生。
しばしの沈黙の後一人の生徒が前に出て、沈黙を破った
「わかりました、僕はあなたの力になります! 僕の名前は池面裕太。 あなたの名前はなんていうのですか?」
と王女の前に池面の野郎が歩み寄る。あ〜あ、王女陥落か? あの顔でもう落とされたかな? 若干顔が赤くなった王女は口を開いた
「私はゼルハイム王国第一王女 アイシス ゼルハイムです。 裕太さまあなたのご決断ありがたく思います」
と言って王女が頭を下げる。衛兵たちは少し慌てている。
するとそこで、小春先生が
「ちょっと池面君!戦争なのよ? 危険なのよ? 死んでしまったらどうするの?」
「先生、僕は大丈夫です。アイシス様の、いやこの国の人たちが困っているんだから僕はそれを助けたい。そして僕たちにはその力があるんですよね?アイシス様?」
と池面が王女さまに聞く。
「はい、あなたたちはおそらくほぼ全ての方が素晴らしい力を持っているはずです。数百年前の勇者召喚の時も数人しか呼べなかったみたいですが皆さん一騎当千の力を持っていたそうです。そして様などいりません裕太さま。 アイシスとお呼びください。」
はい落ちました。王女さま落ちましたね、はいありがとうございます。ふっ。所詮世の中顔なのさ! 羨ましい・・・・くそったれええ と俺が池面を睨みつけていると
「わかったよアイシス。じゃあ僕にも様なんていらないよ。それとどうやって僕たちの力を確認できるんだい?」
「わかりましたでは裕太さんとお呼びしますね! それでプレートを使えばあなたたちのステータスが見れるのでそ
れを皆さん一人一人に渡しますね。使い方は簡単でプレートに意識を集中すれば浮かび上がります。」
それでみんなに一つずつプレートを渡される。俺がステータスを確認しようとしたら、
「すごい裕太さん!! レベル1でステータスが平均350ですよ!しかも職業は勇者で、高レベルのスキルもいっぱいです! これがどんだけすごいかというとレベル1の村人で平均2桁。レベル25の騎士でも100超えるステータスが2つほどしかないのに・・・ すごすぎます!!」
とやはり俺が思っていた通り池面は勇者だった。王女さまが自分のことのように喜んでいる・・・チョロいんだなありゃとか思いながら自分のステータスを見るが言葉が出ない・・ なぜなら
全ステータス 10だったからだ・・・