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17.5話 シルビィの気持ち

はい、シルビィはこんなキャラなんです!

SIDE シルビィ


 私はご主人様に、自分が銀狼族であることを打ち明けました。

私は怖かったんでしょう。 こんなに優しそうなご主人様でも、豹変してしまうと思ったから。 だから早めに聞いて少しでも心配なくそうと思いました。 裏切られるなら早いほうがいいですから・・・

しかし私が獣人とわかったご主人様は、いきなり耳やシッポをモフモフさせて欲しいと行ってきました。 

なんででしょうか? 

普通獣人同士、しかも仲のいい間柄でしかしないことなのになんで人間のご主人様がやりたいかわからないですけど、 必死に頼んできたので承諾しました。 命令することもできるのに 変わった方です。


私は驚愕しました・・ 今までで一番気持ち良くなってしまいました・・・ ご主人様のモフモフはまさに至高でした。獣人キラーなんでしょうかご主人様は? 

獣人はあのテクニックに抗うことはできないと思います・・・

私はもうご主人様のモフモフなしでは生きていけない気がします・・・


ご主人様にモフモフされた後、私は確認のためもう一度聞きました

しかしご主人様は私の目を見て、売るつもりはないとはっきり断言してくれました。

私はまだスキルレベルが高くないのでうまく使いこなせないのですが、銀狼族には特別なスキルがあります。 そのスキルによって相手がどんな気持ちか大体わかってしまうんです。 

レベルが上がれば他にも色々できるみたいですが・・ 

そのスキルのおかげで私はご主人様が嘘を言ってないのがなんとなくわかりました。 私は嬉しくてご主人様に抱きついてしまいました。 初めてでした。 親以外に信頼できる人を得たのは。 私は思いました。


自分は レイ様と 主従の儀をするために生まれたのだと・・


私はご主人様に主従の儀をするように頼みました。

いつでも解除できるって言ったら、すぐに承諾してくれました。 

する気ないですけどね。 いつでもできますけど私がしようと思わない限り絶対できませんし。 まあこれは秘密です。


ご主人様との儀式はとても心地よかったです。今度は儀式以外で同じことをしてみたいです・・  


主従の儀が終わるとご主人様は買い物に連れてってくれました。 ご主人様は洋服を買ってくれました。 普通の人ではいけないようなお店で可愛い洋服を買ってくれました。 私は 申し訳なくて 断ろうと思ったのですが、 似合ってるぞ と言われて 嬉しくなってしまいました。

買う前にもう一度確認したんですが、どうせすぐ稼げるようになると言われてしまいました。 まあ確かにご主人様の強さなら可能だと思います。

Sランク冒険者にだってすぐになれると私は思います。


洋服を買った後ギルドへ向かいました。 冒険者登録をご主人様に勧められましたが、断りました。 常にご主人様と一緒にいたいですから。


受付の人は犬系の獣人の方でした。 ご主人様が見惚れていました、少し妬いてしまいます。 でもその後特に何もなかったので良かったです。


登録が終わってクエストを受けに行こうとしたら、気持ちの悪い大男に絡まれました。 どうやら私が気に入ったようで ご主人様から無理やり買おうとしていました。 私は怖くてご主人様の後ろに隠れてしまいました。 絶対嫌だ と思いました。


ちらっとご主人様が私を見ました。 どうやら全くご主人様は恐れていないようです。 そして、ご主人様が普通に返答しているのに、大男は逆ギレしてご主人様に殴りかかってきました。 しかし気づいたら大男は転んでいました。 ご主人様がやったんでしょうか? 何も見えませんでした


結局決闘になってしまいました。大男もバカですね。 勝てるはずないと思います。 でも一応 心配です とご主人様に言いに行きました。

そしたら ご主人様は 

「ああ、心配するな確実に勝つからさ。 まあご主人様のかっこいいところでも見ててくれ」


と言いました。 笑顔で! とてもかっこよかったです。 抱きつきたい衝動抑えるあまり体が震えていました。すると急いでご主人様がリングの方に行ってしまいました。 何ででしょうか?


戦いは一方的でした。 可哀想ですけど、喧嘩を売ったのはあの男ですし、殺し合いのルールにしたのもあいつ自身です。 男はご主人様に首をはねられて死んでしまいました。


戦いが終わってご主人様に 心配した感を出して 抱きつきました。

ご主人様は戦いの後なのに汗を全くかいてませんでした。

とってもいい匂いでした、どさくさに紛れていっぱい嗅いでしまいました。


決闘が終わってギルドマスターさんにご主人様は呼ばれました! すごいです! いきなりCランクに上がるなんて! なんだか犬耳受付嬢も先ほどまでとご主人様の見る目が違ってきています・・・

狙われていますね・・ ご主人様が。


そしてクエストを受けに行くからと私にとっても高級な装備を買ってくださいました。 すごく高かったので断ったのですが、 可愛いから絶対着てもらう なんて言い方ずるいです。 そんな言い方されたら断れないです・・


クエストはハイゴブリンという魔物の討伐でした。 Cランクの魔物をものともしていませんでした。 一撃で何十体も倒す姿は、とってもかっこよかったです!


ギルドに戻ると、 80体のハイゴブリンと言われて受付嬢さんが呆然としていました。そしてまたギルドマスターがやってきました。時間がかかるらしいので、解体を任せてそのまま帰りました。


帰り道もさりげなくご主人様に抱きつきました。 顔が緩んでいました。

満更でもないみたいですね! 


宿に着くとご主人様は、どうやら食事代ですら出してくれるようでした・・ 

とりあえずご主人様と同じものを食べたかったので同じものにしました。

とても美味しかったです・・! 


食べ終わったらそのまま部屋に戻りました。 部屋に戻ると急に後ろから抱きしめてきて 耳元で


「モフモフしてもいいかい?」


と優しく囁くように言われました。 いっぱいモフモフされてしまいました。すごーく気持ちよかったです・・・!


でもそれ以上はしてくれませんでした。 アピール不足なんでしょうか?


もっとアピールしていきたいと思います!


ちょっと打算すぎか? まあそんだけ主人公に惚れてるだけですね・・ クソォ・・・! うらやまけしからん・・・

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