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第11話◆気持ちよかった?じゃね〜◆

新渡戸がシーフドライス先生の『一休さん』に影響を受けて書いた作品です。よかったらこのおげれつ作品読んでやってください。

むかし、むか〜し一休と右衛門と言う男がおったとな…


「一休殿!ここの橋を渡と一休殿お勧めの遊郭『ロイヤルクラブ姫』があるのですね?」


「はい!あります!とうとう右衛門さんも遊郭デビューですね〜あっ指の爪は切ってきましたか?


「勿論でござる!」


右衛門は胸を張って答える。遊郭に行く前に爪を切る…まぁ基本的なことです。この時右衛門は童貞。この年で童貞だと性欲の塊になり今でもイチモツはいきり立っている…一方、一休さんは年下ではあるが巷では遊郭の達人と知られ吉原を知り尽くした男!性におけるテクニックで右にでる者はいない…

2人は橋を渡と今回の目的地ロイヤルクラブ姫が見えてきた。


「ここがロイヤルクラブ姫…」


「そうです。ここが中級店でありながらNS、即即を売りにする優良店!さぁ右衛門さん入りましょうか?」


ふたりはお店の中に入るボーイに入浴料1両をはらい待合室に案内される。その間一休はボーイと何やら打ち合わせをしている右衛門は今回初遊郭と言うことで泡姫選びも全て一休に任せているのだ。テーブルにはユンケル(のような物…)が置いてあるので飲んだ。


「右衛門さん私の顔で待ち時間短縮しときましたよ…あっ!お風呂には入ってきましたよね?」


「え?ここで入るんじゃないんですか?」


急に一休は険しい顔になる


「私が書いた注意事項よんでないのですか!この店は部屋には行ったら即プレイが始まります!その前にイチモツを綺麗にするのです!そういう気ずかいが姫との関係を縮めるのです!今からトイレで洗ってきなさい!」


右衛門しょぼんとしトイレでイチモツを洗う。この時間が虚しい…

右衛門は待合室に戻ると既に一休の姿はなかった。どうやら先に案内されたようだ。不安になってくる。そして…


「お客様ご案内です〜」


緊張が最高潮に達する。胸ポケットから一休からの指南書を取り出す。


・ひとつ…姫も初対面で緊張しているものである明るい会話がふたりの関係を縮める…


『明るい会話!明るい会話!』


右衛門は心の中で何度も呟いた。そして姫と御対面〜


かわいい〜現代で言うところのロリギャル系である。右衛門はもう一度指南書を読む。姫は不思議そうに見ている。姫の目の前で指南書を広げる右衛門…笑顔などなく顔がひきつっている。


「え〜と…明るい会話会話…え〜!今日はいい天気でござる〜え〜…明日は雨でござる〜」


「は?」


姫は目が点になっている。まるで罪状を読み上げているようである。


「え〜…今日はいい天気でござる〜」


「は〜?お兄さんマジウケるんですけど〜!会話メモってるみたいな?超ウケ!てか早く来い!………みたいな?」


右衛門は姫に手を持たれお部屋へと誘導される。心の中では『明るい会話できたでござるかな?』と一抹の不安を掲げながら…




プレイルームにてーーー

「あ、あう!」


お部屋に入ると姫はいきなり右衛門の服を脱がしにかかる。なる程これが噂の即即プレイか…っとここで右衛門は急に思い出したように一休からの指南書を開けた。


・ひとつ…即即が開始されたら

「待合室で小便したから汚いよ〜洗ってからでいいよ〜」…っと気ずかいを見せるべし!そおいう気ずかいが姫との関係を縮める!


「え〜…と…ま、待合室で小便したでござる〜…え〜…汚いでござるからでして…え〜…」


「は?てかメモぐらい覚えろ!みたいな?仕事だからみたいな?オラッ」

姫は右衛門のイチモツを触った。次の瞬間…


「あ!ギャッ!」




「………」


「………」


「……う」


「ウケるーー!!!もうイッたー超ウケるんですけど!早すぎ!みたいな!」


「………」


「マッジにー!てかイク前に何か言え!みたいな〜!」


「………」


「……あ…チョット言い過ぎたみたいな…とりあえずマットいこか?…みたいな…」


右衛門は泣いていた。こんな小娘にバカにされたと思い泣いていた。




マットにてーーーーーー


・ひとつ…マットは姫によってもっとも差がでるプレイです。完全受け身になり快楽にひたるべし!


右衛門は一休の指南書のに従い受け身に徹する。右衛門の体の上を縦横無尽に滑る姫。必死にこの快楽に耐える。


「はい!仰向けになれ!みたいな!」


姫の言うとおり仰向けになる。おお!この方が視覚からも刺激が加わり快楽が倍増するでござる!右衛門は必死に快楽に耐える。またすぐイったらこの姫にバカにされると思ったから。


ジュシャアーー!


まるで鞍馬である。姫は両手首を軸に物凄い勢いで回転技を繰り出している。快楽が倍増される。


『田舎のお婆ちゃんを思い出すんだ!』


右衛門は必死で違うことを考え目をつぶる。ところが…


「アヒョ!」


「………」


「………」


「……う」


「ウケるんですけどーーー!またイッたーみたいな!入れる前みたいな!てか本気だす必要ないーみたいな!」


「………」


「早くて粗チンみたいな?」


「………」


「てか童貞?みたいな!あっ!ちょと言い過ぎみたいな感じ?」


「もういい…」


「は?だから謝ってる!みたいな!てかベッド行かないみたいなー」


「もういい!」


「………」


「………」


「あっそ!じゃあひとりでスねとけみたいなー!ひとりでオナッとけみたいな!」


こうして右衛門の遊郭デビューが終わった。最悪の一日。二度とおなごには手を出さないと誓った。センズリの方がいいと誓った。


これほどまでの屈辱初めてだった!




お店をでると一休が既に待っていた。一休の顔は赤く染まり焦点が会っていないようだ。右衛門は一休を睨む。

『何がお勧め店だ!貴様のせいで気分は最悪でござる!』…っと思った。一休は右衛門にきずくと

「メッチャえがった〜!」とニヤニヤしながら言うのであった。


殴ったろか!…と思う右衛門であった。


めでたしめでたし…

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