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太陽のタロット 太陽神ケペル‼︎

えー、Gヘッドです。


いや〜、だんだんと中二病化してきてますねぇ〜。


まあ、本編をお楽しみくださいませ〜。

「ばっ、馬鹿!あんた逃げなさいよ!あんたが手に負えるような相手じゃない!」


マッチ売りの少女は俺にこの場を去れと言ってくる。しかし、女の子を置いて男である自分は逃げるのは性に合わない。


すると、俺はある事を思い出した。


……なんのタロットを出せばいいの?どのタロットを出せば勝てるの?


今にも、おやゆびこぞうが飛びかかりそうな時、俺はこう言った。


「ちょっと待って‼︎」


俺はおやゆびこぞうにそう告げる。


おやゆびこぞうは俺が何を言っているのかさっぱりわかってない。


「は?何を言っているんだ?何だ?怖気づいたのか?」


また、マッチちゃんは呆れている。


俺はそそくさと一旦逃げる。


が、しかし、おやゆびこぞうは追ってきた。


「お前、俺が逃すとでも?」


ヤバい‼︎怖い‼︎殺されるッ‼︎


そう思っていたら本からノルンの声が聞こえてきた。


「何をやっているんですか?シロ様」


「何をやってるもなにも、逃げてるんだよ‼︎」


「タロットを発動させないんですか?」


「何を発動すればいいのッ⁉︎」


「そうですねぇ、”太陽”とかどうですか?」


俺はノルンのアドバイスを聞くと即座に実行した。


太陽のタロット。19番目のタロット。


俺は太陽のページを開いた。そして大声でこう言った。


「お願いだから、出てきて!太陽のタロット!」


すると本が光りだした。そして、気がつくと、目の前にはギラギラと光る服装をした男の人が現れた。


「よ〜う、なんだ〜い?俺を呼んだか〜い?」


俺はこの男の人を見た時、ある事を理解した。


この人はめっちゃ絡みづらいタイプだ。


おやゆびこぞうはいきなり人が出てくるのを見ると驚いた。


「なっ!何だ?」


すると男の人はこう言った。


「俺の事か〜い?俺の名前はケペルだyo〜エジプトの太陽神のケペルだyo〜」


エジプトの太陽神?俺が知っている限りじゃ、エジプトの太陽神ってラーなんだけど。


でも、まぁ、なんかすごそう。太陽神だけあってすごそう。


「へぇ、太陽神ねぇ〜。でも、この世界にいる限り、神もお話も関係ねぇよ」


そう言うとおやゆびこぞうはケペルに殴りかかった。


「う〜ん。その右ストレート。もうちょっと早くした方がいいんじゃないの〜」


ケペルはニヤッと笑った。


すると次の瞬間、ケペルが消えた。いや、正確に言うと移動した。


「俺ほど速くないと当たんないyo〜」


俺の目には殴ろうとしたおやゆびこぞうがいつの間にか倒れている。


⁉︎何だ?何が起こった?


すると、本の中でノルンがこう言った。


「これが、19番目のタロット。太陽のタロットを司る神、太陽神のケペルです。彼は殴りかかられた瞬間に光の速さで高速で移動したのです」


「えっ?高速で?」


「ええ、彼のパンチの威力はさほど高くはありません。しかし、それも数を重ねれば、絶大な攻撃となりうる」


ノルンがそう言ってるとケペルが勝利を確信して右手を上げながらこう言った。


「yo……。かっ、勝ったyo〜……」


あれ?元気がないぞ?


「彼は高速で移動できますが、ある欠点があるのです。それはスタミナです。彼は光の速さで攻撃しています。つまり、何百発もの攻撃を数秒間に打ち込んだので、スタミナの消費が激しいのです」


えっ?それじゃあ、めっちゃ使い道限られるじゃん。


俺とノルンが話しているとケペルが俺にこう言った。


「お、俺、もう疲れたから本の中に戻るyo〜」


そう言うとケペルは本の中に戻ってしまった。


……え?もう終わり?早くない?


すると、おやゆびこぞうが起き上がった。


「おい、ガキ!よくもさっきはやってくれたな。どんな小細工使ったか知らねぇけど、てめぇいっぺん死ねよ」


おやゆびこぞうは俺に向かって親指を下に向けた。


これって絶対絶命の大ピンチ?



えー、今回はマッチちゃんではなく、おやゆびこぞうの人物紹介をしたいと思います。


おやゆびこぞう


グリム童話のお話。めっちゃ頭が冴えていて、グリム童話の中でも頭脳派。ただ、本体はちっちゃくて可愛い。


能力はメカニックを操るなど、頭脳を使う系統。

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