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あの子は何処に?

はい!Gヘッドでございまする!


今回はまあ、お話回という感じでしょうか。


まあ、本編をお楽しみくださいませ。

「あの……」


俺がモジモジしているとシャーロックが俺を心配した。


「どうしたんだい?シロ、トイレならそこにあるが」


「そうじゃなくて……」


そうではない。俺が言いたい事。それは酒である。


俺は未成年者。やっぱりこの世では酒を飲む事が許されても、俺はあっちの世界の住民である。


それにこんな思いもある。


お酒って美味しいの?


俺は小さい頃、父親のウイスキーボンボンを誤って食べた事がある。その時の味はもう最悪であった。まだ小さいから味がわからないと言われた。もちろんそれはそうなのかもしれないが、もし不味かったら。という思いもある。


「あの……やっぱりお酒はやめます……」


「おっ?怖いのか?」


「いや、怖いとかじゃなくて……」


俺がモジモジしているとマッチ……じゃなくて、少女が俺にこう言った。


「ああっ!もう、いちいちグジグジグジグジ!あんたも男なら飲みなさいよ!」


彼女はそういうと酒を俺の口に無理やり流し込んだ。


オエェェェェッ!無理だ。俺にはやっぱりまだお酒は無理だ!


そんな俺の姿を見たシャーロックとヘラクレスは大笑い。彼女は呆れたように俺の事を見ていた。ジャックは見てもくれなかった。そして俺は赤っ恥。


「ちょっと。何すんだよ!」


俺は彼女にそう言った。今思えば彼女をその時、許せばよかったのかもしれない。


彼女はその言葉を聞くと店の外に出て行ってしまった。


「あらら、怒っちゃったみたいだね」


「でも、あれはあいつのせいですよ」


「まあ、そうだけど、あの子意外とメンタル弱いからね。まあ、ちょっとすれば帰ってくるだろ」


「そうですね」


シャーロックとヘラクレスはそう言いながらお酒を飲み進めていった。


俺、悪い事したのかな。


いや、俺が悪いんじゃない。あいつが悪いんだ。


俺は相対する二つの思いを感じていた。


「あっ!そう言えば、君は今日、どこに泊まるんだい?」


あっ⁉︎そうだったぁぁぁぁ!泊まる場所の確保がまだだったぁぁぁぁ!でも、俺は今、この世界のお金を一銭も持っていない。


俺は目を潤ませながらシャーロックの方を見る。


「お願いします。俺に一晩分のお金を……」


俺がそう言うとシャーロックとヘラクレスはまたまた大笑いをした。


「あっはっはっ!そう言うと思ったよ。大丈夫!君の分も宿に予約しておいたよ。我々と一緒だけどいいかい?」


うぅぅぅぅ!シャーロックさぁぁぁぁん!ヘラクレスさぁぁぁぁん!


俺は二人に抱きついた!よかった。知らない世界でも優しい人に巡り会えて。


そのあと、少女を除いた俺たち四人は宿へと着いた。


シャーロックとヘラクレスは酒の飲み過ぎで完全に酔い潰れている。俺とジャックは二人を部屋に運んだ後、彼女の帰りを待っていた。しかし、彼女は帰ってこない。


現在の時間は10時37分。流石に帰って来てもいいぐらいなのに。どうかしたんだろうか。


俺がそう思っているとジャックが外へ出ようとした。


「おい。シロ!あいつを探しに行くぞ」


俺はジャックの声を聞いた時ふとこう思った。


イケボやないかい!めっちゃイケボやったで!かっこえぇぇぇぇ!


そんなよこしまな考えをいだきながらも俺も彼女を探すための準備をした。


持って行くものはタロットの本。懐中電灯。


俺とジャックは外に出た。俺は森の方を、ジャックは町の方を探す事となった。


普通なら俺は安全な町の方にするのだが、グリムやアンデルセンの童話たちが町の方にいるかもしれず、見つかったらそれこそ危ないという理由で俺は森を担当する事となったわけだ。


もちろん俺はこの小説の主人公である。何もないという事は絶対にない。

今回の人物紹介はヘラクレスさんです!


ヘラクレス


ギリシア神話に出てくるめちゃ強い英雄。その力は計り知れず。腕力だけで山をぶん投げたり、剣で刺そうとしても剣が折れたりなどなど。スー◯ーマンとかでも相手にならない。


能力は超人的なほどの身体能力。超人ではなく超神。腕相撲で彼に勝てるものはいないほど。

大剣をよく使うがその剣の斬れ味は最悪。鈍器のように扱う。いっそのことハンマーでもいいのでは?と言われているが頑なに拒む。

剣ではなく、ただの鉄の棒。

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