仲間
はい!Gヘッドでございまする!
今回は四人組の名前が明かされますね。
さて、誰なんでしょう!
俺は変な世界の居酒屋に来ていた。
「はっはっは‼︎そうか、それは災難だったな!」
「ええ、まあ、それは凄く……」
「まあ、酒を飲んで落ち着けって!」
「いや、俺はまだ未成年何で……」
「ああ、そう言えば人間界では二十才にならないとお酒が飲めないんだったような。だからジャック。君はあっちの世界では法律違反だよ」
「うるせぇなぁ。こっちの世界では法律なんかねぇだろ!」
「はっはっは!まあ、一人でも増えれば酒はうまくなるものよ!」
……いや、だから飲んでねぇって。
なんで、こんな事になったんだろう。
「君は人間かい?」
カイゼル髭の背の高い男の人が俺にそう問いかけた。
「はい」
俺がそう答えるとその男の人は驚いた。
「人間か……。やはり、君からは僕たち物語にはない何かが感じられだからね」
「何か?」
「ああ、何かさ。おっと、自己紹介を忘れていたね。私の名前はシャーロック。シャーロックホームズさ」
シャーロックは帽子を取って深々と挨拶をした。
「えっ?シャーロックホームズってあの探偵の?」
「いや、今は探偵の仕事はやっていないよ」
シャーロックはそう言うと少し顔を歪めた。
「おーい!しょうねぇーん!大丈夫か?」
ガタイのいい男の人が俺に声をかけた。
するとシャーロックはその男の人を紹介した。
「ああ、彼はヘラクレス。馬鹿力の半神だよ」
ヘラクレス?まじで?あのムッキムキマンのヘラクレス⁉︎
「やあ、少年。俺の名前はヘラクレスだ。よろしく」
ヘラクレスはそう言うと俺に手を差し出した。
俺はヘラクレスと握手をした。
めっちゃ痛かった。悪意があるだろ!お前っ!ってぐらい痛かった。もう握手をするのはやめよう。
すると他の二人もやってきた。そばかすの少年とさっきマッチを持っていた少女である。
「この二人の名前はジャック。そして、こっちの女の子と方がマッチだ」
「やめてよね!マッチって呼ぶの!私の名前は違うもん」
マッチと呼ばれた少女は怒った。
さっき、ジャックは木を出していて、少女はマッチを持っていた。多分少年の方が”ジャックと豆の木”で、少女は”マッチ売りの少女”だろう。
するとジャックが俺に握手をしてきた。
「よろ……しく……」
ジャックは声が小さかった。いや、多分人見知りなのだろう。
俺は優しい笑顔で答えてあげた。するとジャックはそっぽを向いてしまった。
何だよ!ちぇっ!
すると今度は少女がこう言った。
「よ、よろしく!」
「うん、よろしく。マッチちゃん!」
「だから、その呼び方やめてよ!みんなみんな!」
そう言いながら少女は怒ってしまった。
「まあ、少年よ。そう落ち込むな。彼女はあーゆう奴さ。それより君の名前は?」
「あ、俺の名前は白坂論次です」
「あっ!それ聞いたことあるぞ!それを聞く限り、君はジャパニーズだな‼︎」
「ええ、まあ、そうですけど……」
「しかし、呼びにくいな。そうだ!シロでどうだ?」
うわっ!いつもの俺の呼び名だ。みんなからシロって呼ばれているんだよね。
「まあ、ここで話しているのもなんだからそこの居酒屋に行かないか?」
「ああ、そうだね。それがいい。私も少し喉が渇いてね」
そんなこんなで今、俺は居酒屋にいる。
というわけで今回はシャーロックさんをやろうかなと思います。
シャーロックホームズ
コナン・ドイルの推理小説の主人公。圧倒的な推理力と観察眼、人気がある。紳士。愛剣家で、一番の愛剣は”ジョン・H・ワトソン”略してワトソンと呼んでいる。
能力は巧みな剣術と体術。さらに観察眼、推理力によって色々な罠なども仕掛ける。四人の中では司令塔みたいな役割で、唯一の頭脳派。