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若菜の海  作者: 白木
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激震

 そして、後から尻尾を振っても、もはや遅いと言うのも理解している。だが・・屋鍋は、実はそうは見られては居なかったのであるが・・


 須崎の余りにも急激な出世は、北海道に飛ばされた屋鍋と、稚内営業所に彼によって異動を命じられた進藤との間で、既に反須崎派閥が急速に出来つつあった。反発があるのは当然。須崎が、真に自分の実力でのし上がったとは誰も思っていないからだ。幸運にも佐伯海産が、根室営業所と以前のような取引を再開したからであり、須崎のカツにより営業所員が発奮していると言う事があっても、そんな事は全く大した手腕でも実績では無い。屋鍋はむしろこう言う機に敏であり、策士である。須崎の実力など未知数であるが、所詮は黒田子飼いの部下としか見ていない訳だから、屋鍋に同調する動きは進行して行く。

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