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激震
聞いてはいけない事を須崎は、聞いてしまったようだった。若菜の心の闇とは、やはり実母で無い母親との接点が・・だとすれば、佐伯の孫娘に対する接し方も分かるような気がした。
そんな中で、偶然であるが、学校から下校途中である若菜が、やはり一人で戻って来る様子に、須崎は声を掛けた
「やあ、若菜ちゃん」
振り向く彼女。
「少し、おじさんと話をしない?歩きながらでも構わないけど、そこにベンチもあるし」
こくっと若菜は頷き、すぐ近くの公園のベンチに。何時ものように口数も少なく、表情も顔に余り出さない娘であるが、須崎とは何となく馬が合うのか、警戒心は無かった。
「お父さん達は、来月にはこちらに戻って来るそうだね。良かったね」
それは、若菜にとっても両親の帰還は嬉しいニュースだ。こくんと頷いた。
「どう?今年鳩達は、順調だった?君の大事にしている鳩・・」
途端に若菜の眼が輝いた。




