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若菜の海  作者: 白木
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激震

「わしはな、郁子さん、是非言うとかないとならん事があって、今日あんたを呼んだんだ」


 少し間を置いて郁子は


「恵一さんが、北海道で子をつくった話ですね?」

「・それを?」


 雄一郎が少し驚いた。


「知っていました。あの頃、私も君成の事で精一杯で、何しろあの子は、恵一に似たのか、自分の思った事をすぐ行動に起し、何度も学校に呼び出されたり、もう少しで警察にも連れて行かれる事が、多々ありましたから」

「そう・・だな。その頃に恵一は、ずっと北海道に居た。何しろ、REC㈱のドル箱は北海道。佐伯さんとこともかなり大きな取引があったからな。その点では、君成には父親と言う存在が希薄だったのかも知れん」

「その事で何か・・?」


 郁子は雄一郎に向かった。

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