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若菜の海  作者: 白木
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激震

 REC㈱内に、重大ニュースが駆け巡った。その日行われた役員会議で、君成社長の退任動議が出され、10対2票の大差で、可決されたと言う事である。その役員会には、根室営業所前所長だった木下が着任し、その彼が着任後すぐに動議を提出したのである。


「君は!木下!お前――っ!」


 君成はわめいた。唯一子飼いの本部長の貞金だけが、無効だと言ったが、顧問弁護士が、その場でREC㈱会長、雄一郎の遺言と言うべき、大胆な人事変更をも告げたのである。大半の株を有し、今も病院に居るが絶対的な権力を持つ会長の言葉には、


「読み上げます」


 それには、黒田常務を新体制下で社長に。

 瀬田専務は勇退・・今回君成社長の解任動議に、真っ先に手を上げたのが瀬田だった。

 専務に、黒田常務の子飼いの取締役人事部長の柳井が、特進。

 常務に木下が・・

 

 続々と人事が発表されて行く。営業本部長の貞金は、その手腕を評価されていたので、同じく常務に留まる・・機を見て敏な、彼はすぐ寝返ったのである。

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