表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
60/399

帰郷

「え・・はい。南の方からの発表は通例ですので・・」

 

 黒田の顔が厳しくなった。君成社長は黙ったままである。珍しい顔が居るなと須崎を凝視している程度で、実際会議の進行など儀礼的で重要でも無いと感じている様子で、心ここに無いようだった。


「何勘違いしているんだ?君は。今日の会議は、5月の営業目標で10パーセントのノルマ達成を目標にした、その成績を発表する会議だろう?上位から発表するのが当たり前じゃ無いか」

「あ・・はい。申し訳御座いません」


 屋鍋の顔は蒼白となった。君成社長の頬が少しぴくっとなる。会議自体の目的を今悟ったような顔であった。彼が得意としているのは、毎晩のように出歩く夜の接待の場。それがTOP外交であり、社長の仕事なのだと、自分の快楽と自己顕示欲が全てと思っている彼にとっては、言い寄って来るゴマスリ社員しか耳を傾けることなど無いのだ。これがREC㈱の現状なのであった。


「では・・TOP売上率は、100パーセントUPの根室営業所です」


 おおっ・・部課長が須崎の顔を見る。どうして、急に?そんな驚きであった。黒田が満足そうに頷いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ