表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
59/399

帰郷

 何故、突然本社に呼ばれたのかも分からないが、会議が始まる数分前に、部課長会議だと言う事だが、滅多に顔を見せた事のない君成社長と、黒田常務が入室して来た。それには、他の部課長も少し驚き顔。部課長と言っても全員揃っている訳でも無いし、会議自体のテーマも余り理解出来ず、この中では課長補佐的な職制の須崎は、末席に座った。


「じゃあ、始めてくれ、屋鍋君」


 黒田が言うと、


「背筋を伸ばして!お願いします!」

 

「お願いします!」


 これが、毎年多額のコンサル料を払っている、経営コンサルタントのやり方で、会議での定着した開始挨拶であった。

 仁科は、今期の営業成績のノルマの10%UP目標の報告を始めた。どうやら、その報告会議のようだ。


「では、鹿児島営業所から・・」

「待った!何で鹿児島からなんだ?屋鍋君」


 黒田が怒鳴ったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ