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若菜の海  作者: 白木
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変化

 願っても無い事である。それは、これまで拒否され続けて来た佐伯との接点が出来た事になる。どう言う話が木下と行われたのかは分からぬが、意外な展開で、須崎はこの土地に飛ばされて来て、やっと自分の立つ位置と言うものの意義を確認したのである。

 人生は有る意味、不思議の連続・・中には何も無い。日々平穏な中で面白くも無い生活さ・・否、苦しいだけでちっとも楽しくなんか無いよ。何言ってる、変化?そんなもんありはしないよ。いやあ、楽しくて毎日幸せだよ・・そんな事を言える者が、果たして前者に比べてどれ程居るだろうか・・

 小さな競翔連合会とは言え、趣味の世界はこうなのかと思わされる熱気を、須崎は感じた。若菜も佐伯に連れられて来ていた。彼女が、鳩を好きなのは知っているが、実は血の繋がっていない祖父にいかに大事にされているとは言えど、その趣味につき合わさせる程若菜にとって、学校の友人であるとか、遊びに行きたいと思う事は無いのかな・・ふとそんな事を思いながらも、須崎には競翔と言うもの見るのが初めてで、その光景に少し心を奪われた。


「はは・・どうだ?」

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