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若菜の海  作者: 白木
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変化

「ああそうか、ブリーダーと言っちゃいけないんだ。つまり繁殖用の鳩だね。凄いね。何かこの前ちらっと見た鳩と違って、どっしりしてて体格も立派だねえ」

 

 競翔鳩及び鳩舎を、こんなに見るのは初めてである須崎には、感じたままの形容であった。


「ふうん・・この選手鳩って言うの?どの位遠くの地域から帰って来るのかな」

「遠くは・・鹿児島・・うちのじいちゃんは、下関1300キロレースまでしか参加しない」

「へえっ!そんな遠くから戻って来るの!凄いね」


 その言葉は、若菜にとっては嬉しい言葉であったようだ。若菜は続けた。


「じいちゃん、最近は、新潟までしか競翔に参加させない」

「ふうん・・理由を聞いても構わないのかな?若菜ちゃん」


 若菜は、少し黙って考えたいたようであるが、


「私が反対した。鳩が帰って来るの待つの辛いから・戻って来れない鳩も一杯居るから」

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