表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若菜の海  作者: 白木
49/399

変化

「何かな・・?」


 須崎は、菊野に言われた事を問い直す事は出来ない。ただ、営業会議の報告は副所長である身にとって、彼からあって然るべきだから聞いているのであった。


「あの・・札幌支社での会議のご報告を・」

「ああ・・じゃあ、応接室で・・」


 ちらっと、油井が須崎を見たが、甲斐に前日の受注品目の確認を求められたので、机に向かう。

 須崎は、応接室に入ると少し遠回しに木下に、こう言った。


「菊野さんの事は、ご存知ですよね、所長。この前俺が知らずに通っていた「菊野」ですが・・店の事じゃなく、女将さんの事」

「あ?小さい町だ。知ってる・・何か?」

「あ・・いえ・・」


 それ以上は少し入り込めないものを感じ、次に須崎は、


「会議はいかがでしたか?ノルマの件については・・」


 上目で木下は、須崎を見上げた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ