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若菜の海  作者: 白木
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季節

 止めども無い涙・・故沢木 純が再来した。優と言う姿になって。又若菜と言う今すぐに、香月系を託したい少女も現れた・・次代は繋がった・・香月はこの日、全ての香月系管理を若菜に委託した。幼い優が、どうこれから育つのか分からない。しかし、その香月系の意義を理解出来る者がこの世代に誕生した事が、無償に嬉しかったのであった。

 継承・・それは、次代へ託す巧の技であったり、芸能であったり、知識も含めて非常に難しい選択である。技能・知識を持つその者が初代であろうとも、泡沫のように特異な才能であろうとも、その時代に許容されず、消えて行くものが圧倒的に多い。又、才能もそうである。いかに優れた帰巣本能を持っていたとしても、誰がその鳩の評価をするのだろう、人間しか居ないのである。香月と言う初代がここに居たとする。その香月には、白川博士と言う自分の指標とする先代が居たのかも知れない。その先代は・・その中で、自己流・・世の中、全て継承とは自己流を継承、或いは進化し、昇華させて来たものであるし、伝統を磨くのは容易なものでは無い。


 香月の涙は、若菜、幼い優にも伝わった。この者達が、どう時代を切り開こうとしているのか・・

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